たとえ地球が明日滅びるとも、君は今日リンゴの木を植える
たまたま読んでいた「文芸春秋」(八月号)の石原慎太郎氏の寄稿文中に、非常に心を打たれる言葉がありました。
「たとえ地球が明日滅びるとも、君は今日リンゴの木を植える」
ポーランドの詩人・ゲオルグの言葉だそうです。
イギリスの物理学者・ホーキング博士によれば、我々の宇宙に地球と同程度の文明を持つ星が二百万ほどあるといいます。
しかし、我々は彼らと遭遇しません。それは何故か。
実は、地球ほどの文明を持つようになると、自然の循環が狂い、加速度的に不安定になる。そして滅亡してしまうから。だそうです。
なるほど。確かに全地球規模で見ると、我々の文明も、もはや衰退期に入っているように感じることが多いですね。文明の発展が、人類、ひいては地球上の動植物の最終的な幸福に相反する方向に向い始めている。これは、文明の衰退以外の何ものでもないと言えるでしょう。
核戦争は常に現実のものとなる可能性がある。
南太平洋の島国は海に水没しようとしている。
「エコ」がだいぶ生活に浸透しつつあるものの、ホーキング博士の言葉が正しければ、もはや何をやっても手遅れなのかもしれません。
しかし、だからと言ってニヒリズムに陥ることなく、「今日」できることを真剣に考え、取り組む。これが前述のゲオルグの言葉の趣旨ですね。
全地球レベルの話だと、なかなか現実味がわきませんが、身近な例で言えば、京都や鎌倉を歩いていると、「もはや日本の伝統美は失われた」と嘆かざるを得ないほど、景観破壊、環境破壊が進んでしまっています。
だからと言って諦めることなく、今、我々が取り組まなければならないことは何か、真剣に考えなければなりません。
世界遺産に登録することが、本当に人々の幸福に繋がるのか、なども含めて。
| 固定リンク | コメント (6) | トラックバック (0)







