2009/11/09

鎌倉巡空

現在、鎌倉芸術祭の一環として、鎌倉のお寺を展示会場に使い、「鎌倉巡空」なる展示会をやっておりますが、これについて一言申し上げたい。

昨日、龍隠庵(円覚寺塔頭)と浄智寺に展示中の作品を見てきましたが、首を傾げずにはいられませんでした。

龍隠庵の作品(写真左)は、確かに水を満たしたガラスの器が日の光に映え綺麗ですが、この作品を敢えて鎌倉でやる理由は何なのでしょう?
もっと鎌倉のランドスケープに溶け込むようなコンセプトの作品もあったのでは?と思いましたがいかがでしょうか。

浄智寺の作品(写真右)に関しては、コンセプトも空虚で、作品の完成度も論外。現代芸術は薄っぺらいものなどという偏見は持ちませんが、この作品は薄っぺらい。
学校の文化祭ならともかく、芸術として世に問うならもう少しましな作品をお願いしたいところです。

最後に。鎌倉には遠方からも多くの方が足を運びます。鎌倉市民はともかく、わざわざ時間とお金を使って来た方々ががっかりするような企画はやめていただきたい。また、つまらない企画を無責任に宣伝するホームページの運営者にも反省していただきたい(作品をろくに見もせずに宣伝しているのでしょう)。

鎌倉の今後の観光立市としての発展のために敢えて苦言を書かせていただきました。

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2009/10/25

嗚呼、井上君!

以前、某テレビ番組でご一緒させていただいた、人力車の井上君、昨日会ったら、「今度、浅草に転勤になるんすよ~」とのこと。

鎌倉から、いいキャラが一人いなくなる。。。残念!

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2009/10/24

鎌倉の美

ここ1、2年撮影した写真を、前回まで「鎌倉の四季」と題して、春の章、夏の章、秋の章、冬の章を掲載してきましたが、最後は、「鎌倉の美」。
鎌倉を歩いていて、これは美しいなと思い、撮影した写真です。お楽しみください。

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左上から、
・キス(鶴岡八幡宮)
・宇宙の風の中で(鎌倉大仏)
・夕暮れ散歩(由比ヶ浜)
・花嫁(鶴岡八幡宮)
・雨後の竹林(報国寺)
・雨後の円窓(明月院)
・猫ちゃん登場(瑞泉寺)
・夕暮れのシルエット(大町)
・静の舞(鶴岡八幡宮)
・江の島ライトアップ(江の島ヨットハーバー)
・銀燦堂(長谷寺・鎌倉芸術祭)
・鎌倉の夜(ミルクホール)

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2009/10/12

鎌倉の四季 冬の章

冬は、観光シーズンではありませんが、私は、古都歩きには一番よい季節ではないかと思っています。
冬というのは、次の「生」の季節への序曲。新しいものを生み出すために、じっーと我慢する時期ですね。この何もない、「静」は「清」や「聖」であり、事物が本来持つ美しさを際立たせてくれるような気がします。

澄み切った大気の中にそびえ建つ古寺の伽藍。緑少ない中に静かに、しかしながら凛と花を咲かせる寒牡丹など。

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左上から、
・夜明け、不思議色の空(七里ヶ浜)
・出航(由比ヶ浜)
・出航(由比ヶ浜)
・ひとり(材木座海岸)
・冬空の下(長勝寺)
・優しい陽射しと水仙(瑞泉寺)
・寒牡丹(鶴岡八幡宮)
・寒牡丹(鶴岡八幡宮)
・早朝、由比ヶ浜を望む(甘縄神明神社)
・昼と夜の間-マジックアワー(稲村ヶ崎)
・冬の散歩(七里ヶ浜)
・雪の降る前に(浄智寺)

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2009/10/11

秋バラと、鎌倉薪能と。

昨日(10/10)は、長谷の「0467 Hase kamicho」で、鎌倉で獲れた新鮮な野菜をたっぷり使ったランチを頂いた後、そろそろ秋バラが咲き始める頃かと思い、鎌倉文学館に足を運んで見ました。

鎌倉文学館の庭園の一角にあるバラ庭園は、国内外のバラ170種200株が、春と秋の年2回花を咲かせ、我々の目を楽しませてくれます。

庭園に行ってみると、全体的にはまだ咲き始めたばかりという感じですが、もうすっかり咲き揃っている株もあります。
往年の大女優の名を冠した深紅の花(イングリッド バークマン)や、おそらく鎌倉の星月夜をイメージした黄色のバラ(鎌倉)など、形も色も本当に様々。
秋のバラは春と異なり、一斉に咲き揃うということはありませんが、その分永い期間楽しむことができ、香りも優れているそうです(文学館のバラは11月中旬まで楽しむことができます)。

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夜は、今年で51回目を迎える「鎌倉薪能」を観に、会場の鎌倉宮に出掛けました。
今年の演目は義経の亡霊がシテ(主人公)の「八島」と、格調の高い「三輪」。

一曲目が始まってまず感じたのが、とにかく寒い!!
それもそのはず。もう10月も中旬なのですから。昔は、鎌倉の薪能、9月に行われていたのが、台風や雨が多いので10月にしたのだという話もきいたことがありますが、いやー、本当に寒い。
それで、私は休憩時間に温かいペットボトルのお茶を買って来て、それをシャツの下にネジ込んで、「即席湯たんぽ」にして寒さを凌ぎましたが、隣に座っていたおばあちゃんは寒さを我慢しきれなくなり途中で帰っちゃいました。

寒さのせいでしょう。舞台が進んでいる最中に、トイレに行く人が大勢立ったり座ったりで、突貫工事で作った会場の床にドタンバタン足音がひびくし、暗がりで段差につまずく人が後をたたず。。。

薪能って、こんなにも幽玄でないものだったっけ?という感じで、正直シラケました。
。。
2曲目が終らないうちに、バスの順番を気にしてか我先に席を立つ観客。。。拍手をしてから席を立つのが演者への礼儀というものでしょ。

鎌倉の薪能はただの観光イベント。伝統芸能を味わいたいという方には不向きです(泣)。
私は去年も観ましたけど、もう少しよかったと思いましたが。。。来年は絶対行くことはないでしょう。

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2009/10/04

鎌倉の四季 秋の章

もうすぐ秋の行楽シーズン。
今年の紅葉の色付きや如何に。。。今から楽しみですね。

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左上から、
・萩(海蔵寺)
・ススキ(衣張山)
・コスモス(一向堂公園)
・紅葉(源氏山)
・紅葉ライトアップ(長谷寺)
・紅葉ライトアップ(長谷寺)
・紅葉ライトアップ(長谷寺)
・紅葉ライトアップ(長谷寺)
・紅葉ライトアップ(長谷寺)
・紅葉(円覚寺)
・紅葉(鎌倉大仏)
・紅葉(明月院)
・紅葉(東慶寺)
・江ノ電(長谷 御霊神社前)
・色付いた大銀杏(鶴岡八幡宮)

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2009/10/01

鎌倉の四季 夏の章

前回の「春の章」に続き、「夏の章」です。

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左上から、
・紫陽花(成就院)
・紫陽花(長谷寺)
・山紫陽花(浄妙寺)
・紫陽花(岩殿寺・逗子市)
・ノウゼンカズラ(妙本寺)
・蓮(本覚寺)
・朝靄の中の大仏(高徳院)
・夏空と江ノ電(日坂・鎌倉高校前)
・夏空(鶴岡八幡宮)

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2009/09/29

NHK学園講座 「鎌倉浪漫ウォーク」 秋講座 開講のお知らせ

NHK学園講座 「鎌倉浪漫ウォーク」の講師を担当して一年が経ちました。
月に一度、鎌倉を散策しながら、歴史のお話をしたり、ハイキングを楽しんだり、皆でお食事をしたり。。。

素敵な受講生の皆さんやスタッフ、鎌倉のお寺やお店の方々に支えられ、とても楽しく充実した講座となり、この一年、私自身、講座の運営を通じて、いろいろ学びました。

さて、10月9日より新学期がはじまります。
まだ、多少空席があります。
どなたでも参加できますので、受講希望の方は下記NHK学園新宿スクールまでお問い合わせください。

◆NHK学園 新宿スクール
http://www.n-gaku.jp/life/open/open_shinjuku.htm

担当:岩谷

<スケジュール(予定) 全6回>
10月 「塩の道を越え、称名寺へ」
11月 「古き良き鎌倉の香りを訪ねて -文学と芸術-」
12月 「紅葉の覚園寺と釈迦堂切通しを歩く」
1月  「五頭龍と弁才天女の伝説を歩く」
2月  「梅薫る北鎌倉と六国見山森林公園を歩く」
3月  「鎌倉周辺の名所散策 逗子・葉山」


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2009/09/23

鎌倉の四季 春の章

ここ一、二年で撮りためた写真を、改めて皆様に見ていただこうと思いまして、「春の章」、「夏の章」、「秋の章」、「冬の章」、「その他」の5回に分けて掲載したいと思います。

まずは、「春の章」から、お楽しみください。

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左上から、
・梅(荏柄天神)
・梅(英勝寺)
・梅(荏柄天神)
・魯迅の白木蓮(円覚寺)
・桜(鶴岡八幡宮)
・桜(光明寺)
・桃(安国論寺)
・桃(安国論寺)
・チューリップ(小町通の喫茶店)

題は、ぜひ皆さん考えてください。

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2009/09/20

秋のパスタ、西御門サローネ

昨日は、久しぶりに大町のレストラン「ZEBRA・ゼブラ」に行きました。

このお店は、素材にこだわった美味しい料理をとても安くいただける、大好きなお店の一つ。夏の間はランチをお休みしていましたが、今週からランチを再開とのことなので、足を運んでみました。

ランチメニューはパスタセットのみですが、パスタとデザートがそれぞれ3種類用意されており、好きなものを選ぶことができます。
昨日のパスタメニューは、

① キノコ五種と厚切りベーコンの塩スパゲティ
② 「鳥一」さんの鶏と根菜カポナータのスパゲティ
③ ツナとズッキーニのトマトクリームスパゲティ

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私は塩パスタが好きなのと、キノコが秋らしいと思い、①を選びました(上の写真左)。
鎌倉野菜がふんだんに使われたサラダの次に出てきたパスタを食べてみると。。。
「美味しい!!」。秋の風味が口いっぱいに広がるような、とても美味しいパスタに仕上がってました。
イチジクを使ったデザート(右)も素材の味を活かし、変な甘さがなくて、とても良かったです。

さて、食後は運動不足解消のため散歩。安国論寺から釈迦堂切通しを抜け、杉本寺へ。更に、西御門まで歩き、「西御門サローネ」に立ち寄ってみました。

「西御門サローネ」は、鎌倉文士・里見弴(さとみとん)の旧邸。外観は一見してフランク・ロイド・ライトの様式を取り入れた非常にモダンなもの。更に本館の洋館の左手には茅葺の茶室があり、本館と廊下を介して繋がっています。

この建物、一般公開は月曜日のみですが、その他の曜日は貸スペースとして利用されており、昨日は木工芸と藍染めの展示会が行われていたので、中を見させてもらいました。
モダンな洋館と風雅な茶室。あたかも国際結婚のように風合いの異なる建物がくっついて並んでいる様子は、お世辞にも絶妙とは言えませんが、それは狭い鎌倉の谷戸の邸宅ならでは。
本当はもっとゆっくりしたい気持ちもありましたが、沖合いを通過中の嵐の影響か、いつ降りだすかもわからない妖しい雲行きと睨めっこしながら家路につきました。

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2009/09/16

テレビ東京 火曜エンタテイメント

シルバーウィーク中に放送するテレビ東京の番組で、私が撮影した鎌倉の萩の写真をお使いになるそうです。

テレビ東京 火曜エンタテイメント
「明日行きたい!人気の日帰りスポット&回転寿司」
9月22日(火)よる7:00放送

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2009/09/13

萩と曼珠沙華

ここのところ、写真撮影が疎かになっていたなと反省。。。
丁度、秋の草花が綺麗な季節でもあることだしと、今日は一日、鎌倉の秋の風景を撮影して歩きました。

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左:海蔵寺の萩
昨日の雨のおかげでとてもしっとり。

中:宝戒寺の白萩
本堂前の萩は見頃に。参道はこれから。一週間後くらいが楽しみです。

右:宝戒寺の白い曼珠沙華
今年は早咲き。もうしおれ始めている株も多いですが、これから咲く株もありました。ここ一週間くらいが見頃でしょうか。

浄光明寺は、以前は萩が綺麗なお寺でしたが、行ってみてがっかり。お庭の手入れがぜんぜん行き届いておらず、枯れかけた萩が痛々しい。。。

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2009/09/12

9月講座 鎌倉 萩寺めぐり

昨日は、NHK学園講座「鎌倉浪漫ウォーク」、9月の回を実施しました。

8月は、夏休みでお休みだったので、受講生の皆様とお会いするのは2ヶ月ぶり。

10:30集合後、まず向ったのが海蔵寺。海蔵寺は、山門の両脇に咲く萩がとても美しいのですが、先週末(5日)に訪れたときは、まだほんの咲き始めでした。なので、どれくらい咲いているか心配しながら行ってみると。。。

「わーっ」。思わず声を上げたくなるくらい、まさに「流れ落ちる紫色の優美な瀧」という感じで、無数の紫色の小さな花が、幽玄な空間を演出していました。

海蔵寺では和尚さんに事前にお願いしまして、今回も普段非公開の庭園を特別に拝観させていただき、お庭を見ながら、海蔵寺開山・玄翁禅師の「殺生石」の物語をお話しました。
また、和尚さんのご好意で、お寺に伝わる江戸時代の境内の絵図や、「新編鎌倉史」も見せていただき、大変勉強になりました。

その後、浄光明寺に立ち寄り、楊貴妃観音のお話などをした後、お昼は鶴岡八幡宮門前の「鎌倉 峰本」で、特製の鎌倉丼をいただきました(写真)。
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鎌倉丼というのは海老がのったどんぶり。江戸時代、海老といえば「伊勢海老」と相模湾で捕れる「鎌倉海老」が二大ブランドでしたが、その後、鎌倉海老の漁獲高が減って行き、海老といえば伊勢海老のことになってしまいました。昔、海老がたくさん獲れたことにちなみ、鎌倉丼といえば海老のどんぶりなのだそうです。
「峰本」には、鎌倉丼はメニューにありませんが、今回、ご主人にお願いして特別に作ってもらいました。プリプリの海老とフワフワの卵が絶妙で、とても美味しい!!
みなさん、大変満足のようでした。

午後は、宝戒寺へ。鎌倉で「萩寺」といえば、この宝戒寺を指します。宝戒寺の境内の萩は、9割以上がめずらしい白萩。
美しい石畳両脇の萩は、まだほとんど咲いてませんでしたが、本堂前の萩はもう見頃。
更に、今年は開花が早いのか、通常9月下旬頃に見頃となる白い彼岸花(曼珠沙華)も咲いていました。

美味しいものをお腹一杯食べ、美しいお花を見て、とても幸せな一日でした。

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2009/09/08

秋空と風と花と

夏のビーチの賑わいや、照りつける強烈な陽射しは魔法に掛かったように消えうせ、陽から陰へ、光から影へ、一年の午後の季節に入ったことを肌で感じさせるかのように吹く初秋の風。
ちょっと寂しいけれども透明な大気を運んできてくれる冷たい風に吹かれながら空を見上げれば、雲もすっかり秋の形になり、空は宇宙との繋がりを実感させるほど、どこまでも高く高く高く広がっている。。。

秋はいいですね。
私は暑いのが苦手です。汗っかきということもありますが、とにかく夏は、なにもやる気がおきない(笑)。
やっとブログもまじめに書く気力が湧いてきました(笑)。

これからの季節は、お花も綺麗で散策するのが楽しみです。
秋の草花の写真を載せておきますので、撮影場所を当ててみてください。全部、鎌倉市内です。

上段左から、山門と萩、観音像と萩、彼岸花の群生
下段左から、秋桜(コスモス)、金木犀、秋薔薇

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2009/09/05

NHK学園講座「鎌倉浪漫ウォーク」 秋講座募集開始

昨年から講師を担当させていただいておりますNHK学園の講座「鎌倉浪漫ウォーク」。
秋講座(10月スタート)の受講生募集開始のお知らせです。

全6回のスケジュールは以下の通りです。※予定ですので、一部変更になる場合があります。

10月
「塩の道を越え、称名寺へ」
◆明王院→◆光触寺(頬焼阿弥陀)→◆朝比奈切通し→◆称名寺(庭園)→◆金沢文庫

11月
「古き良き鎌倉の香りを訪ねて -文学と芸術-」
◆鎌倉大仏→◆光則寺→◆鎌倉文学館(秋バラ)→◆吉屋信子記念館→◆大谷記念美術館

12月
「紅葉の覚園寺と釈迦堂切通しを歩く」
◆覚園寺(紅葉)→◆鎌倉宮(紅葉)→◆杉本寺(鎌倉最古の寺)→◆田楽の辻→◆釈迦堂切通し(史跡)

1月
「五頭龍と弁才天女の伝説を歩く」
◆江島神社→◆江の島展望灯台→◆江ノ島岩屋→◆片瀬山公園→◆龍口明神社

2月
「梅薫る北鎌倉と六国見山森林公園を歩く」
◆常楽寺→◆多聞院→◆六国見山森林公園→◆葉祥明美術館→◆東慶寺(水月観音・梅)

3月
逗子・葉山・横須賀など鎌倉の近隣を歩く回とします。

お問い合わせ・お申込みは、NHK学園新宿オープンスクールまでお願いします。
http://www.n-gaku.jp/life/open/open_shinjuku.htm

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2009/08/22

クイズの答え

前回のクイズの答えです。

まず、上段の3枚の写真は、いずれも妙本寺の凌霄花(ノウゼンカズラ)。私はこの花が咲くと夏だなと思います。
鎌倉では、海蔵寺も凌霄花が綺麗に咲きますね。

続いて中段は、いずれも蓮(ハス)の写真。左から宝戒寺本覚寺、光明寺です。特に光明寺では古代蓮(大賀ハス)という珍しい蓮をみることができます。

最後に下段。まず左は鶴岡八幡宮の平家池の蓮です。鎌倉時代、源氏池には源氏の旗色と同じ白い蓮、平家池には平家の旗色と同じ紅い蓮がそれぞれ植えられたそうですが、今では混ざってしまい、写真のように平家池にも白蓮が咲いています。

下段・中央は、日坂から見た江ノ電とその向こうに広がる大海原。鎌倉高校前駅の改札を出てすぐの上り坂ですが、この場所は本当に素敵な海沿いの風景なので、ときどきドラマのロケなどにも使われていますね。

下段の右は、鎌倉文学館のテラスから遥かに臨む由比ヶ浜。鎌倉文学館は加賀百万石で有名な前田侯爵家の別荘として建てられた建物。テラスに立つと、古き良き時代の紳士・淑女になった気分を味わえますよ。

クイズとしては、ちょっと難しかったかな。。。

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2009/08/17

クイズ 鎌倉 夏の風景

今年撮影した、鎌倉の夏の風景を集めてみました。
撮影場所を当ててみてください(笑) 全部、正解したら相当すごいですけど。。。答えは、後日掲載します。
ちなみに、一番上の段はすべて同じお寺での撮影です。

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2009/08/09

夏果てて、秋の来るにはあらず

夏果てて、秋の来るにはあらず

兼好法師の『徒然草』の一節です。
夏が終って急に秋になるのではなく、夏のうちに既に秋の気配は作り出されているということです。
人気絶頂にあるアイドルの人気や、高収益を上げている会社も、絶頂期にはすでに衰退の兆しがどこかにある、ということにも繋がります。

今年は本当に夏らしい日は数えるほどしかなく、「一体、夏は何処へ。。。」という感じがします。一方で、「夏果てて、秋の来るにはあらず」のとおり、雲や時折吹く風の中にも、すでに秋を感じてはじめている人も多いことでしょう。本格的な夏を迎えないままで、実りの秋はやってくるのでしょうか。


ところで、話は変わりますが、草土出版という出版社から出ている『FIOWER SHOP』(2009.VOLUME 9)という雑誌に萩の写真を提供させていただきました。3ページ目の大きな写真です。
本屋さんで見かけたら、お手にとってぜひご覧ください。

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2009/07/31

夏の鎌倉の楽しみ方

夏の鎌倉というと 海! というイメージですが、お祭りや様々なイベントも催されるので、ぜひ足を運びたいところ。
8月の代表的なお祭り・イベントをご紹介します。

◆ぼんぼり祭(鶴岡八幡宮
- 立秋の前日から- 8月9日(日) までの3日間 -

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ぼんぼり祭は、毎年、立秋の前日から9日までの3日間(年により4日間)鶴岡八幡宮の境内で行われる鎌倉の夏の風物詩。
期間中、立秋の前日には夏の祓いである夏越祭、立秋当日には暦の上での秋の訪れを奉告する立秋祭、そして源実朝公の誕生日である9日には実朝祭が執り行われます。
鎌倉駅前の段葛から本殿へと続く石段まで、参道に鎌倉ゆかりの文化人や各界の著名人揮毫の雪洞が並べられ、日暮れとともに点される灯が、幻想的な夏の夜を彩ります。

写真上:雪洞が並べられた鶴岡八幡宮境内
写真下:鎌倉在住の小説家・柳美里さん揮毫の雪洞
(いずれも2004年撮影)

◆くらやみ参り(覚園寺
- 8月10日(月) -

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覚園寺は普段は、決められた時刻にお寺の方の案内でお参りする拝観スタイルですが、年に一日、境内にお祭りされている「黒地蔵」の縁日である8月10日の0時から正午までの間だけは、境内を自由に歩いてお参りすることができます。
「黒地蔵」は、地獄で火攻めにされている亡者の苦しみを和らげようと地獄の番人に代わり火焚きを行い、そのために自らの身を焦がしたという伝説のお地蔵様。何度洗っても、翌日にはまた黒くなってしまうため「黒地蔵」と呼ばれるようになったといいます。

8月10日深夜、暗闇の覚園寺境内に響くのは、読経の声と蝉時雨。寺の本堂である薬師堂に足を踏み入れれば、薄明かりに浮かぶ仏像がやさしげな微笑を浮かべている。。。
普段の拝観ではそれ程ゆっくり見ることができない数々の仏像も、心行くまでゆったりと拝観可能です。

また、8月10日は観音様の縁日でもあります。この日に観音様にお参りすると、四万六千日間お参りしたのと同じご利益を授かると言われ、鎌倉市内で観音様を本尊とする杉本観音や長谷観音、安養院では夜明け前から境内が開かれ、多くの参拝者が訪れます。

写真上:午前0時、覚園寺山門 写真下:長谷寺より夜明けの由比ヶ浜


このほか、下記のイベントもありますので、盛りだくさんの夏をお楽しみください。
鎌倉花火大会
- 8月10日(月) -

「鎌倉詩歌祭2009」俳句と友禅のコラボレート
- 8月6日(木)~8日(土) -

江の島で行われる様々な夏のイベント

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2009/07/30

鎌倉 グルメ日記2

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7/29(水)の早朝、夜のうちに降った雨が上がり靄(もや)が掛かっていたので、「これは良い写真が撮れるかもしれない」と思い、カメラを片手に長谷の大仏に向ってみました。
鎌倉観光の定番中の定番、大仏のある高徳院は、7時から開門しています。境内に入ってみると案の定、靄の中で眠たそうにしている大仏様をパチリと撮影に成功(写真、左)。
朝食後、そろそろ咲き始めている蓮(ハス)の花を撮影するため鶴岡八幡宮の源平池に向ってみましたが、まだ、咲き始めたばかりという感じ。鎌倉で市会議員をしている友人が本覚寺のハスが綺麗と言っていたなと思い出し、本覚寺に行ってみました。
鉢植えではありますが、白に紅の縁取りがされた、まるで布細工のような綺麗な花が、寺のシンボル・六角の夷堂をバックに美しい花を咲かせていました(写真、中)。

さて、写真撮影がひと段落したところで、お昼は先日、フジテレビの「もしもツアーズ」に出演させていただいた際にお世話になった小町通りの季節料理の店「辰巳」さんに、11時半の開店と同時にお邪魔しました。テレビ放映後の反響はすごかったそうです。
頂いたのは、鎌倉野菜の食べ放題サラダが付いた鎌倉野菜天丼の定食。新鮮な野菜の味をそのまま衣の中にとじ込めた様な、健康的な味わいの天丼です(写真、右)。

午後は、海辺をドライブし、稲村ヶ崎温泉で汗を流した後、以前テレビ番組でご一緒させていただき、最近もテレビに雑誌にと活躍されている方と待ち合わせして、夕食へ。
向ったのは、二階堂の住宅地の中にある「うどん三昧 とく彦」というお店。
こちらのご主人は、以前、銀座でお店を構えていらっしゃったのですが、静かな土地柄を好み、鎌倉に移られたのだそうです。元銀座の名店のオーナーというと、厳つい人では?と思いますが、本当にこまめに気配りしてくださる素敵な方です。
さて、肝心の料理ですが、3000円のお任せコースをお願いしました。何品かのお皿が出た後、コシのある力強いうどんをすすり、最後はダシの利いたうどんのお汁でいただくお茶漬けで締めというコース。食欲に関しては相当自信のある私でも結構お腹一杯。

お店の場所は、丁度、荏柄天神と頼朝の墓の間の住宅地の中なのですが、分かりづらいです。看板も小さなものしか出ていないので、必ず地図をプリントして持参することをおすすめします。

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鎌倉 グルメ日記1

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一昨日、昨日と、鎌倉で美味しいと定評のあるお店で、普段お世話になっている方々と会食をさせていただきました。どのお店も本当に素晴らしいお店ばかりですので、皆さんが鎌倉を歩かれる折の参考のため、記録を書いておきたいと思います。

まず、7/28(火)のお昼。小雨のパラつく北鎌倉で、いつもお世話になっている地元の方と会食。
向った店は、予約を入れておいた懐石料理屋「幻董庵」さん。北鎌倉の駅から大船方面にやや歩き、郵便局のところで左折し、光照寺手前の小さな路地を奥へ入ります。
以前来た時は夜だったので辺りの様子がよく分かりませんでしたが、昭和初期の古民家を移築した店の建物は、北鎌倉という山あいのしっとりとした土地に溶け込んでいて、とてもよい雰囲気だと思いました(写真 一段目左)。

「幻董庵」の料理は、まだ40代という若い板前さんの創作懐石。
通常の懐石料理の椀物に当たる冷製スープがワイングラスに入って出てきたり(写真、二段目左)、デザートのかぼちゃのプディングは「坊ちゃんかぼちゃ」をそのまま器として利用していたりと(写真、三段目右)、一品一品に工夫が凝らされていて、味だけでなく目も楽しませてくれます。

ただし、「幻董庵」の本当のよさを味わうのであれば、昼よりも夜だなと思いました。夜は一階と二階のそれぞれのフロアを貸切にします。2名で予約しても、広いフロアを2人で貸切という贅沢を味わうことができます。
また、北鎌倉は夕方4時にお寺が閉門してしまえば観光客はほとんど引き上げてしまい、本当の静寂が訪れる土地柄。
東京と違い、人工的なネオンもなく、漆黒の闇の中にポツンと浮いて食事をしているような感覚。ぜひ一度、ディナーを予約してみることをおすすめします。

夜は、長谷の「ダイヤモンド 鎌倉別邸ソサエティ」のレストラン「トラットリア ライラック」でイタリアンのコースを頂きました。メインは海鮮の冷製パスタと子牛のステーキ。用意されている重ためのワインともよくマッチし、よかったと思います。

鎌倉 グルメ日記2に続く-

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2009/07/20

たとえ地球が明日滅びるとも、君は今日リンゴの木を植える

たまたま読んでいた「文芸春秋」(八月号)の石原慎太郎氏の寄稿文中に、非常に心を打たれる言葉がありました。

「たとえ地球が明日滅びるとも、君は今日リンゴの木を植える」

ポーランドの詩人・ゲオルグの言葉だそうです。

イギリスの物理学者・ホーキング博士によれば、我々の宇宙に地球と同程度の文明を持つ星が二百万ほどあるといいます。
しかし、我々は彼らと遭遇しません。それは何故か。
実は、地球ほどの文明を持つようになると、自然の循環が狂い、加速度的に不安定になる。そして滅亡してしまうから。だそうです。

なるほど。確かに全地球規模で見ると、我々の文明も、もはや衰退期に入っているように感じることが多いですね。文明の発展が、人類、ひいては地球上の動植物の最終的な幸福に相反する方向に向い始めている。これは、文明の衰退以外の何ものでもないと言えるでしょう。

核戦争は常に現実のものとなる可能性がある。
南太平洋の島国は海に水没しようとしている。

「エコ」がだいぶ生活に浸透しつつあるものの、ホーキング博士の言葉が正しければ、もはや何をやっても手遅れなのかもしれません。
しかし、だからと言ってニヒリズムに陥ることなく、「今日」できることを真剣に考え、取り組む。これが前述のゲオルグの言葉の趣旨ですね。

全地球レベルの話だと、なかなか現実味がわきませんが、身近な例で言えば、京都や鎌倉を歩いていると、「もはや日本の伝統美は失われた」と嘆かざるを得ないほど、景観破壊、環境破壊が進んでしまっています。
だからと言って諦めることなく、今、我々が取り組まなければならないことは何か、真剣に考えなければなりません。
世界遺産に登録することが、本当に人々の幸福に繋がるのか、なども含めて。

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2009/07/11

鎌倉浪漫ウォーク 田谷の洞窟

昨日は、私が講師を担当させていただいているNHK学園講座「鎌倉浪漫ウォーク」の7月の回に出掛けてきました。
昨日の天気は曇り空。しかし、7月の晴天の日射しは街歩きには辛いので、これは本当にうれしい曇でした。

朝、大船駅に集合し、最初にバスで向ったのが定泉寺というお寺さん。このお寺の境内にあるのが「田谷の洞窟」。
「田谷の洞窟」の正式名は、田谷山瑜伽洞 「ゆがどう」。古くから修業道場として使われてきた地底伽藍で、上下3段、延長約1キロのうちの一部を公開しています。

まず、洞窟の歴史などについて和尚さんのお話を伺った後、頂いたお灯明(ロウソク)に灯を点し、洞窟内に入ります。洞窟の中は夏でもヒンヤリ。狭い通路を進んでいくと、所々に少し広めの部屋が開けており、闇の中にうっすらと壁に刻まれたレリーフのような仏の姿が浮かび上がります。洞窟内の部屋には四国八十八ヶ所霊場をはじめ、西国三十三ヶ所・坂東三十三ヶ所、秩父三十四ヶ所の各観音霊場札所の仏様が祭られていて、洞窟内を一周すれば総てまわったのと同じ功徳があるのだそう。
階段を下りて、奥の院のある一番下の階に行くと、そこに広がるのは本当に不思議な地底世界。小さな滝の流れ落ちる池から、音無川という川が流れ出していて、まるで「オペラ座の怪人」に登場するファントムの住処のようだな、と思います。

しかし、永い年月をかけてとは言え、重機の無かった時代に、これだけの地下伽藍をノミだけで掘り進めるのは、いかに大変なことだったか!!

定泉寺からバスで一旦大船駅に戻り、湘南モノレールに乗って、今度は江ノ島に向います。今日の昼食は「かきや旅館」のシラス三昧セット。シラス丼をはじめ、シラスのかき揚げ天麩羅、シラスの酢の物の小鉢など、とにかくしらす尽くしの昼食。皆さん満足いただけたかと思います。

食後は、龍口寺で「五頭龍と江ノ島の弁天様」、「日蓮上人の龍の口の法難」のお話をし、常立寺で「元使塚」のお話をして解散。8月は夏休みなので、9月の再会をお約束して、皆さん家路につかれました。

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2009/06/28

森はすでに暗く 空はまだ青い

Syosai
Ajisai
Nozenkazura

昨日は、私が講師を担当している、NHK学園の鎌倉ウォーキング講座の次回の下見も兼ねての散策。

次回は7月10日。もう真夏です。普通に街歩きをしたら受講生が暑さでへばってしまいますので、次回講座のメインは、夏でも涼しい洞窟スポット。

「田谷の洞窟」、皆さんご存知ですか? 横浜市栄区の真言宗・定泉寺境内にある地底伽藍。上下3段、延長約1キロもある洞窟のうちの一部を公開しています。
昨日は真夏日でしたが、洞窟内に入ると中はヒンヤリ。案内に従って洞窟内の道を歩いていくと、所々に広い部屋があり、四国八十八ヶ所霊場をはじめ、西国三十三ヶ所・坂東三十三ヶ所、秩父三十四ヶ所の各観音霊場札所の仏が彫られていて、洞窟内を一周すれば総てまわったのと同じ功徳があるのだとか。

洞窟を出た後、定泉寺裏手にある陶芸と吹きガラスの工房・ギャラリー「陶郷(すえのさと)」にお邪魔しました。美しい陶器と涼しげなガラス細工が並べられたギャラリーは、高台にあるので涼しく、吹き抜けるやさしい風に戯れるように、風鈴がチリンチリンと心地よい音を奏でていました。

田谷を後にして、次に向ったのが、昨日、特別公開をしていた長谷の「吉屋信子記念館」。吉屋信子は歴史小説『徳川の夫人たち』などで知られる女流作家。晩年の10年を過ごした邸宅が、女史の遺志によって鎌倉市に寄贈されており、普段は市民のレクリエーション施設として使用されています。
年に数日ほど一般向けに特別公開する日があるのですが、私はこれまで訪れたことがなかったので、ぜひこの機会にと思い、足を運びました。
吉屋女史が「奈良の尼寺のような建物を」と望んで建てたという平屋建てのこじんまりとした建物。緑深い裏山に面した書斎には、窓際に据えつけられた机と箪笥だけが置いてあり、印象的でした(写真左)。

その後、腰越の食堂で講座当日の昼食の打合せを行った後、最後に向ったのが妙本寺
妙本寺の境内は、鬱蒼とした木々に囲まれた長い参道の先にあります。陽の永い季節ではありますが、足元はすでに暗くなり始めていました。直に日が暮れるこれ位の時刻を、フランスの詩人、ポール・デジャルダンは「森はすでに暗く 空はまだ青い」と表現しましたが、森の中の参道を歩きながら空を見上げて、「なるほど」と思いました。

妙本寺は、6月下旬から7月にかけて咲く、遅咲きの紫陽花で知られており、ちょうど今が見頃(写真中)。一方、二天門の前では真夏の花の印象が強い凌霄花(ノウゼンカズラ)が咲き始めていました(写真右)。
夏の始まりを告げる紫陽花と、夏の盛りを印象付ける凌霄花。夕暮れの薄明かりの中で、2つの季節が同居している、そんな思いがした6月最後の妙本寺でした。

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2009/06/15

空色の一日

昨日は、友人4人を連れて鎌倉散策。

鎌倉のお寺の風情を味わえて、しかも、この季節に美しい紫陽花を楽しむことができる場所、ということで覚園寺と瑞泉寺を案内しました。

覚園寺は紫陽花のイメージは余りないかもしれないですが、薬師堂裏手の小径に様々な種類の紫陽花が咲いており、これがなかなか綺麗。
また、小径を散策しながらの、お寺の方の説明もとても興味深いものでした。
「紫陽花の葉には毒が含まれていて、大量に食べると青酸カリを飲んだのと同じですから、天麩羅にして食べたりしちゃダメですよ。」
「紫陽花はもともとヨーロッパにはなかったけど、シーボルトが日本から持って行き、これが里帰りしたのが現在我々が見る西洋紫陽花です。」

覚園寺から瑞泉寺までは車で5分ちょっとですが、友人たちが一様に驚いていたのが鎌倉の道の狭さ。鎌倉宮と覚園寺の間の片側に水路のある道や、瑞泉寺山門手前の車幅ギリギリの道幅しかない道など。。。慣れればどうってことはないのですけど、やはり最初はびっくりしますよね。

瑞泉寺で紫陽花と夢窓国師の石庭を拝観したあと、昼食は中国精進料理の店「凛林」でいただきました。
丁度、りんくんびさんがいらっしゃり、ご挨拶させていただきました。7月に『食と職をおいしく食べる法』(講談社)という本を出版されるそう。料理会の重鎮なので意外なようですけど、今回の本がご自身初出版なのだそうです。

その後は、先日の「もしもツアーズ」の撮影でおじゃましたレンバイ(鎌倉市農協連即売所)を覗いたり、小町通りの納豆屋さんや、老舗カフェ「ミルクホール」に立ち寄ったり。。。

海も、紫陽花も、まるで空に溶け込んだように青く美しい、素敵な初夏の一日でした。

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2009/06/12

NHK学園講座 鎌倉 紫陽花紀行

今日は、講師を担当しているNHK学園講座「鎌倉浪漫ウォーク」で、紫陽花の名所をめぐって来ました。

私の講座は意外性といいますか、「鎌倉にこんな場所があったんだ!」というような、普段、皆さんが周らないような場所をご紹介することが多いのですが、今回周ったのは、本当によく知られた場所ばかり。
講座の受講生は、鎌倉を一通り歩いているような方も多いので、有名なお寺を紹介するのは、逆に案外難しいものです。
それと、観光シーズンの鎌倉は、近年どんどん混雑の度合いが激しくなっているような気がします。ウォーキングブームや団塊の世代がセカンドライフに突入したことなど、いろいろ理由はありますでしょうが、今日も平日とは思えない混みようでした。

最初の目的地、長谷寺には10:20頃到着。この時間だと門前の混雑はそれほどでもありませんでしたが、なにせ近年、鎌倉の元祖アジサイ寺・明月院のお株を完全に奪っている感のある新アジサイ寺・長谷寺のこと。お昼に近くなるにつれ、どんどん人が増えてきます。
ですから、11:30に紫陽花の見学を終え、入口(山門)に戻ってきてみると、もう人・人・人。午後になれば、今日辺りは入山制限をかけ、整理券なしでは入れなくなっていたのではないかと思います。

長谷寺のあとは、鎌倉オルゴール堂 → 御霊神社(権五郎神社) → 星月夜の井 → 成就院 と巡りましたが、どこも人が多かったですね。この分だと、明日・明後日の休日はどうなるんだろうと思いました。

Tukiyama

講座の最後は、ランチで締めくくり。今日、お邪魔したお店は、稲村ヶ崎の駅近くに近年開店したばかりの「和食処 つきやま」というお店(写真)。しっかりとしたものを出しており、値段も手頃。真面目に商売をしているという感じのお店。これで、もう少し、このお店ならでは、という特色があれば言うことなしなのですが、それは贅沢というものでしょうか。いずれにしろ自信を持ってオススメ出来るお店です。

◆つきやま ホームページ
http://www.tukiyama.com/index.html

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2009/06/07

鎌倉 紫陽花情報(2009/6/7)

何気なく読んでいた雑誌に、とてもよい言葉があったのでちょっとご紹介したいと思います。

ある鮨(すし)職人さんの言葉。

「同じことを同じように10年間続けることがいかに大変か。それができたら一人前」

鮨のネタは、いつも同じ値段で仕入れることができるわけではないし、活きた素材は気候や湿度の違いによって微妙に変化する。そんな中で、10年間、常にお客様に満足していただけるものを提供し続けることが、いかに大変なことか。これは想像に難くないですが、これができてこそ職人として一人前だということ。

思えば、私の鎌倉ホームページ「鎌倉紀行」は、開設してから今年で丸6年。そして、昨年からは、NHK学園で講座「鎌倉浪漫ウォーク」を受持ち、古都研究家としての第一歩を踏み出させていただきました。
ホームページやブログの読者の方々、講座の受講生の方々に満足していただけるよう努力し続ける。
自分の軸をブレさせることなく、鎌倉をはじめ古都の魅力を発信し続ける。
これはこれでとても大変なことですが、上の鮨職人さんの言葉を読んで、改めてがんばって行きたいと思いました。

さて、前置きが長くなってしまいましたが、現在の鎌倉の紫陽花などの開花情報を、今日撮影した写真とともにお伝えします。

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長谷寺(長谷観音)の紫陽花は、全体的には4~5分咲きというところ(写真左)ですが、ヤマアジサイ(ガクアジサイ 写真中)は綺麗に咲いているものが多いですね。また、花菖蒲が見頃になっています(写真右)。

同じく長谷の御霊神社は、まだ、やっと咲き始めたというところ。

江ノ電「極楽寺」駅からほど近い成就院も4~5分咲き。今度の週末辺りが見頃になるでしょう。

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鎌倉駅からほど近い妙本寺も隠れた紫陽花スポットですが、こちらは例年遅咲きです。一応、今日足を運んでみましたが、ほとんどの株がまだ緑色の状態。6月中旬以降、7月上旬頃が見頃になると思います。

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2009/06/06

本日放送の「もしもツアーズ」に出演します。

本日、6/6(土)放送の「もしもツアーズ」(フジテレビ 18:30~)に、鎌倉の案内役として出演します。

テーマは、「あじさいを見に来たら絶対買いたい食べたい鎌倉ツアー」。ゲストは、モデルのRIKACOさんと、ハリセンボンの春菜さん。

普段、テレビや雑誌では紹介されないような穴場のお店も紹介していますので、ぜひご覧になってくださいね。

「もしもツアーズ」ホームページ

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2009/05/23

古都浪漫ギャラリー アップ

古都浪漫ギャラリーに、昨年撮影した、鎌倉の紫陽花の写真をアップしました。

http://kamakuraprivate.cocolog-nifty.com/photos/ajisai/index.html

鎌倉は本来、しっとりとした風情の街。
紫陽花もさることながら、梅雨時のしっとりとした「湿度」が、鎌倉の街を美しくします。

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2009/05/21

もしもツアーズ撮影

昨日は、フジテレビの「もしもツアーズ」の鎌倉案内人役を依頼されたので、その撮影に行ってきました。
オンエアは、6月6日だそうです。内容は見てのお楽しみ。

昨日は、とにかく暑かったですね。鎌倉は27度。もう、泳げるんじゃないかという位の暑さ。
女性のタレントさんたちは、日焼け対策とか大変だろうなと思いますね。

撮影終了後、今年3月にオープンしたばかりの、「鎌倉オルゴール堂」に行ってみました。メリーゴーランドのようなオルゴールや、宝石箱タイプのオルゴールなど素敵なオルゴールがたくさん並んでいました。
値段も、2000円前後のものが多く、そんなに高くありません。また、鎌倉のお土産グッズがひとつ増えました。

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2009/05/09

雨の合間の輝きの中で

昨日(5/8)は、NHK学園講座「鎌倉浪漫ウォーク」、春季講座第2回を実施。

停滞する低気圧の影響で、夕方まで天気がぐずつくとの予報。ツツジの美しい安養院など大町のお寺を拝観したあと、名越の切通しからハイランドの住宅地まで歩くコースを予定していましたが、朝の土砂降りを見て、これはコース変更が必要だと諦めかけていました。

しかし、10:30の集合時刻が近くなると、奇跡のように雨足が弱くなり、ついには時折、陽射しも差すように。
ああ、このまま夕方まで天気が持てばいいけど。。。

10:30に鎌倉駅を出発。大巧寺(おんめさま)の境内を抜け、小町大路を南下。妙本寺、常栄寺(ぼたもち寺)の紹介を簡単に済ませ、八雲神社へ。
八雲神社は、新羅三郎義光が京都の祇園社(八坂神社)を勧請した、鎌倉最古の厄除けの社。古くは「鎌倉祇園社」と呼ばれていました。夏の京都を彩る「祇園祭」は八坂神社の大祭ですが、この祭りは京都に疫病が蔓延した折に神泉苑で行われた疫病退散の祈祷が起源。八坂神社は、もともと病魔退散、疫病退散にご利益のある神様なのですね。

次に訪れたのが安養院。例年、オオムラサキツツジが美しいこの時期ですが、ここのところ続いた長雨のせいで花がゲンナリ。見頃を過ぎていたのがちょっと残念。

お昼は、「ZEBRA」でパスタランチを頂きました。このお店のパスタは本当に美味しく、デザートも三種類の中から選ぶことができ、皆さん、大変ご満悦の様子でした。

午後は、なんとか天気が持ちそうなので、予定通り「名越の切通し」へ。名越の切通しは、いわゆる「鎌倉七口」のうち、三浦半島へ通じる道。鎌倉時代、三浦半島は、執権北条氏の最大のライバル・三浦氏の本拠地でした。なので、この切通しは単に通路の意味合いだけでなく、防御施設の役割を果たしていました。騎馬武者が容易に通過できないよう、道の真ん中に巨岩を埋めたり、進行方向に矢を射づらくするために道を大きく右カーブにしたり。。。

切通しから、逗子の法性寺の裏手を抜けてハイランドへ通じる道は、逗子の街並みを遥かに展望することができる気持ちの良い道。雨後、道は少しぬかるんでいましたが、雨雲と青空のせめぎ合いが次第に青空の優勢になる中、キラキラ輝く新緑が目に眩しく、春、生まれ変わったばかりの草木の香を運ぶ風が鼻腔をくすぐります。

15:00近く、今日の最終目的地「パノラマ台」に到着。さすがにこの季節、富士山は見えませんでしたが、鎌倉市街と海の彼方には伊豆半島が見え、半島の先端のちょっと先には、伊豆大島の島影をぼんやりと確認することができました。


解散後、帰途につくと再び雨。天に祈りが通じたのでしょう。とても運に恵まれた一日でした。

◆コース参考 衣張山ハイキングコース

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2009/05/06

鎌倉なんでもベスト3 -ちょっと変わったお店-

鎌倉なんでもベスト3、其の七はもうひとつお店ネタ、「ちょっと変わったお店」。

◆由比ヶ浜大通り沿い、古びたビルの正体は?
Banku若宮大路から下馬の交差点を右折して、由比ヶ浜大通りをしばらく行くと、左側に古びた細長い外観の建物が見えてきます。交番かな?いや、それにしては赤色灯がない。事務所かなにかに使われていた廃ビルだろうか。。。近寄って見てみると、入口のドアの上には「由比ヶ浜出張所」と書いてある。。。
実は、この建物、かつて旧横浜興信銀行(現・横浜銀行)の由比ヶ浜出張所でした。昭和2年の建築。現在は、その名も「THE BANK」という名前のバーになっています。経営者の方が、偶然、この建物を見つけてバーにしようと思いついたのだそうです。
そういえば、昔の銀行の建物って、すばらしい洋風建築が多いですよね。銀行の建物をバーにしちゃおうなんて、ナイスアイデアだと思いませんか!

◆大町の路地を入って、その奥の奥にあるメルヘンの世界のお店
Oyatuさて、次のお店は何が変わっているかというと、その場所を案内するのが難しい。
鎌倉駅東口からだと、まず、若宮大路を渡って郵便局の脇の路地を抜け、小町大路に出る。小町大路をしばらく南へ進み、大町四ツ角を左折。安養院の前を通り過ぎ、次の信号を左折。大宝寺の前を通り、ひたすら住宅地の中の道を進む。道が二股に分かれるので右側に進み、左に折れる3つ目の小道を曲がり50メートルほど進んでやっと到着。どうですか?分からないでしょう(笑)。
このお店は「3時のおやつ工房」というケーキ屋さんで、大町の住宅地の奥の奥にあります。鎌倉は山が多いので、直線距離はたいしたことがないけど、行くのがとても大変という場所があるのですね。
建物の外観。どうです、素敵でしょう。メルヘンの国に迷い込んだみたいですね。
もう少し便利な場所にあれば。。。と食いしん坊の私は思うわけです。。。

◆広い、とてつもなく広いお店
Raitei最後は鎌倉山から。「鎌倉山」というのは、昭和の初期に造成された西鎌倉の高台の高級別荘地の名称で、かつては、松竹の大スター田中絹代や、近衛文麿首相の邸宅もありました。現在は、テレビで活躍中のM氏が大豪邸を建築中で話題になってますけど。。
この住宅地のバス通り沿いにあるのが、懐石料理と蕎麦の店「らい亭(「らい」という字は「木」偏に「雷」と書く。)」というお店。目印は、かつて西御門(にしみかど・鎌倉市内の地名)にあった高松寺(こうしょうじ)の山門を移築したという立派な門。門を入ってすぐには分かりませんが、ずーっと奥に進んでいくと、その敷地の広さに驚かされます。
実は、らい亭の敷地になっている場所一帯は、かつて政財界に強い影響力を持ち、この鎌倉山の別荘地を開発したフィクサー・菅原通斉(すがわらつうさい)氏の別荘でした。敷地面積約5万平方メートル(約1万5千坪※)で、広々とした回遊式庭園の一角に横浜の養蚕農家の屋敷を移築したお店の建物が建っています。

しかし、冷静に考えてみると、仮に建物が2百坪だとすると敷地に対する売り場の占有面積が約1.3パーセント。なんとも贅沢です。固定資産税とか、大変でしょうね。。。

※以前は、お隣の「山椒洞」(田中絹代の旧邸)も「らい亭」の所有で懐石料理屋でした。その頃は「らい亭」「山椒洞」あわせて、敷地面積約3万坪。2007年に「山椒洞」が人手に渡り(しかも建物が取り壊された!)、狭くなりました。

さて、ちょっと変わったお店ベスト3ですが、
1位 : THE BANK
2位 : らい亭
3位 : 3時のおやつ工房

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2009/05/04

鎌倉なんでもベスト3 -オススメのカフェ・甘味処-

鎌倉なんでもベスト3、其の六は「オススメのカフェ・甘味処」。

2008年に鎌倉を訪れた観光客の数は、約1934万人だそうです。5年連続の増加だとか。
昨今のウォーキングブームの影響もあるでしょうが、鎌倉を愛する私としては、お客さんが増えることはとてもよいこと、そしてうれしいこと。
一方で、宿泊施設や公衆トイレの不足、ゴミ問題など、受け入れ態勢もしっかりしたものが必要になりますね。

さて、これからの観光シーズン、名所めぐりはとても楽しいですが、歩きつかれたときにうれしいのが、ホッと一息つけるカフェや甘味処。しかし、鎌倉は観光地だけに店が多い。飲食店の数だけでいくつあるやら。。。

そこで、私のおすすめのお店を紹介しておきたいと思います(私の独断と偏見ですがご了承あれ)。すべて有名店なので、ご存知の方も多いと思います。

イワタコーヒー店


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鎌倉一の繁華街、小町通りの入口にあるのが「イワタコーヒー店」。かつて大仏次郎(おさらぎじろう)や川端康成など、鎌倉文士たちもこの店のコーヒーを愛したと言う昭和23年創業の老舗喫茶店。ジョン・レノン、オノ・ヨーコもこの店でお忍びデートをしたとか。
店内の雰囲気は、そう、懐かしい昭和の雰囲気。革張りの固めのソファーにそっけないテーブル。華美な装飾や高級な食器など一切ありません。置いてある灰皿だって、昔ながらのステンレス製。でも、これがいいとは思いませんか!
この店に入って驚くのが、意外と奥行きがあること。そして、奥には中庭が開けており、大き目の窓からは陽光がさんさんと降り注いでいる。ときどき、向いの建物からおばちゃんが出てきて、庭にホースで水を撒いていたりする。。。

懐かしい。昔はみんなこんなだったはず。過剰なサービスなどいらないから、とにかくゆっくりしたい。窓から入る陽射しの下で、ゆっくり読書し、そして飽きたら時間を忘れて居眠りしたい。。。
鎌倉の繁華街の一角に、今なお残るやさしい時間の流れる場所。。。

と、書くとすごく良いお店のように思えますが、休日はダメですよ。雑誌片手に押し寄せるお客さんで一杯になっちゃいますから、とてもゆっくりはできません! ゆっくりするなら観光オフシーズンか、平日の開店(10:00)と同時が狙い目です。
あと、表面はカリカリ、中はフワフワの名物の特大ホットケーキは、焼くのに30分かかるので気をつけてくださいね。

ミルクホール


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このお店は、路地の中にあるもので、初めて行くときはなかなか難しい。。小町通りを北に向って歩いて、煎餅屋さん(壱番屋)と漬物屋さん(味くら)のある角を左に曲がります。中華の「二楽荘」を過ぎたところでもう一度左に曲がる。そこにある黒くて古びた建物。それが老舗カフェ「ミルクホール」。

店の名前の由来ですが、「ミルクホール」というのは、明治から大正、昭和初期に流行った軽飲食店で、牛乳やコーヒー、パン、ケーキなどを出したのだそうです。ですから、店内に入ると中はすべてアンティーク。家具や置物だけじゃなくて、ストーブまで随分年代物を使っています。瞳を閉じて、再び眼を開けると、そこで古き良き時代のハイカラな紳士・淑女がおしゃべりしてそう。

私は、この店で注文するものは決まってます。昼に来たらカレー。午後に来たらコーヒーとチーズケーキ。夜のバータイムに来たらアイリッシュウィスキーをロックで。迷わないのは良いこと。迷う時間があれば、その分雰囲気や流れる音楽を味わったほうが良い。

ちなみに営業時間は、
 ランチタイム : a.m.11:30~p.m.2:30
 ティータイム : p.m.2:30~p.m.6:00
 バータイム : p.m.6:00~p.m.10:30

茶房 雲母


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このお店の名前は「雲母(きらら)」と読みます。京都の「雲母坂」と一緒。
雑誌などでは、必ず取上げられてますから、もう紹介の必要もないくらいですが、やっぱりこの店の白玉は美味!
場所は、鎌倉駅西口から佐助稲荷・銭洗弁天に行く途中。もちもちの白玉をぜひご賞味あれ。
晴れの休日はとても混雑します。雨の日や平日なら比較的入りやすいですね。

私の中での順位は、
1位 : 雲母
2位 : ミルクホール
3位 : イワタコーヒー店
です。

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鎌倉なんでもベスト3 -ユニークな伝説-

鎌倉なんでもベスト3、其の五は「ユニークな伝説」。

古い歴史を持つ街、鎌倉。お寺や神社、民間に伝わる伝説や物語にも、古い歴史を持つ街ならではのとってもユニークなものがたくさんあります。
その中でも、とくに面白いものを3つご紹介します。

◆ムジナ塚の話(瑞泉寺Mujina
早春の梅、夏の芙蓉、晩秋の紅葉、冬の水仙。。。と四季を通じて境内に花が絶えることのない、鎌倉有数の「花の寺」、瑞泉寺。このお寺の鐘楼のそばに、寺を訪れる人もまず気づくことがないほど、ひっそりと祀られているのが「ムジナ塚」。小高く土盛りされた塚の上に、どっしりした体形のムジナ君の像が座っています。

「ムジナ」というのは、「アナグマ」もしくは「タヌキ」のこと。アナグマとタヌキは外見が少々似ていますが、アナグマは鋭い爪を持っていて自分で巣穴を掘るのに対して、タヌキは自分では穴を掘りません。なので、タヌキはアナグマが掘った巣穴の入口あたりに居候させてもうらうことが多い。「同じ穴のムジナ」というのは、このことが語源になっているようです。

さて、瑞泉寺のムジナ君には、どんなお話があるかというと。。。

むかし、むかし、瑞泉寺には堂守(どうもり)の夫婦が住んでいました。そこへ毎晩、近くの山に住むムジナが老人の姿に化けて遊びにきました。
瑞泉寺は鎌倉の奥にある寺で、堂守夫婦はとても寂しい暮らしをしていました。なので、毎晩訪ねてきてくれる老人をありがたく思い、まさかムジナが化けているとは思わず、食事やお酒を振舞ってもてなしました。

ある晩、いつものように老人が訪ねてきたので、堂守は老人にお酒をすすめました。老人はお酒を飲んで、楽しそうに話をしていましたが、この日はいつもよりも少々お酒を飲みすぎてしまったようです。やがて、老人は酔っ払って居眠りをはじめました。するとどうでしょう。いびきをかいて眠る老人に尻尾が生え、ひげが生え、みるみるうちに老人はムジナの姿に変わっていきました。
驚いたのは、堂守です。「おじいさんだと思って親切にすれば、悪いムジナめ」と言って、かたわらにあった焼け火箸で、ムジナを突き殺してしまいました。
しかし、堂守は後になって後悔しました。たしかに、人をだましてお酒やご飯をただ食いする悪いムジナだったけど、寂しい我々夫婦を随分楽しませてくれたではないか。ムジナが死んで訪ねてこなくなってからは、夜が一層寂しくなった。。。
そこで、堂守は塚を造って、ムジナを手厚く葬りました。

これが、瑞泉寺のムジナ塚のお話です。深酔いは禁物ですね。。。

◆どこも苦地蔵の話(瑞泉寺)Jizou
もう一つ瑞泉寺から。瑞泉寺の本堂の左脇に小さな地蔵堂があります。中にまつられているのが「どこも苦地蔵」というお地蔵さん。このお地蔵さんには、こんなお話が伝わっています。

むかし、瑞泉寺に堂守が住んでいましたが、あまりにも寺の生活が苦しいので逃げ出そうと考えていました。すると、ある晩、堂守の夢枕にお地蔵さんが立って、「どこも苦、どこも苦。。。」と言いました。
この世の中、どこへ行ったって苦しいのは同じこと。同じ苦しいなら、今の仕事をもう少し続けてみよう。そう思い直した堂守は、逃げるのを思いとどまって寺に残りました。

というお話。先日、このお地蔵さんの前を通りかかると、女性が2人で話していて、「どこへ行っても苦しい今の時代に、とてもタイムリーなお地蔵さんだね。」と言っていました。
未曾有の不況と言われるこの時代。
「苦しいのはあなただけじゃないよ。」
訪れる参拝客に、お地蔵さんがそのように言っているように思えてきました。

◆タヌキが建てた山門の話(建長寺Sanmon
最後に、もう一つ、タヌキがでてくるお話。
鎌倉のお寺の建物は、地震や戦火、失火により度々失われ、その度に再建されてきました。現在の建長寺の山門(禅寺の場合、「三門」ともいう)は、江戸時代の安永4(1775)年に、第二百一世の万拙碩誼(ばんせつせきぎ)和尚の下で再建されたものですが、この再建にあたっては、僧侶が諸国を勧進して歩き、資金を捻出したのだそうです。
このことが、次のようなタヌキ和尚の話を生みました。

その昔、建長寺の裏山の林に、古タヌキが棲みついていました。ある時、建長寺の和尚は山門を再建したいと願ったのですが、老いて諸国に勧進(お金集め)の旅に出ることができませんでした。そこで永年境内に住まわせてもらったお礼に、タヌキが和尚の姿に化けて旅に出ました。
タヌキはあちこちで「拙僧は鎌倉建長寺の僧だが、山門再建のためご寄進を願いたい」と言って寄進を受け、大金を集めました。しかし、いくら立派な坊さんに化けてもタヌキはタヌキ。飯を食えば米粒を畳にぶちまける、風呂に入れば尻尾があるのを家の下働きの女に見られるといった具合で、旅を続けてしばらくすると、建長寺の勧進和尚はタヌキだという噂が立ち始めます。
ある日、タヌキ和尚が青梅街道で駕籠(かご)に揺られているとき、タヌキ和尚の噂を聞いていた駕籠屋が和尚に犬をけしかけました。しばらく匂いを嗅いでいた犬が突然、和尚の首に喰らいつくと、あっけなくタヌキ和尚は死んでしまいました。和尚の死体は見る見るタヌキの姿に変り、駕籠の中には金三十両と銭5貫200文が残っており、このお金は建長寺に届けられました。

人様のお役に建ちたいとがんばったタヌキ和尚、なんだかかわいそうですよね。ちなみにこのタヌキ、寄進を受けたお礼に書や絵を描いたらしく(尻尾で描いた?)、あちこちの宿場に描いた絵がの残っているのだそうです。


鎌倉のユニークな伝説、ベスト3は、
1位 : タヌキ和尚のお話
2位 : ムジナ塚のお話
3位 : どこも苦地蔵のお話
ですかね。

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2009/05/03

鎌倉なんでもベスト3 -大正ロマンを感じる場所-

鎌倉なんでもベスト3、其の四は「大正ロマンを感じる場所」。

鎌倉は、源頼朝が幕府を開いた武家の都。鎌倉時代は日本の政治の中心都市として繁栄しました。室町時代になると、政治の中心は京都に戻るものの、鎌倉には「鎌倉府」という東国の政治を束ねる機関が設置され、東国の中心都市として重要な役割を担い続けました。

しかし、室町時代後半から戦国時代になると、度重なる戦火などで鎌倉は急速に衰え、やがて東国の一寒村になってしまいます。

江戸時代には、江ノ島詣での物見遊山の観光客が訪れるようになるものの、鎌倉が、再び本格的に発展するのは明治時代になってから。1889(明治22)年に横須賀線が開通すると、海あり山ありの風光明媚な土地で、しかも東京からほど遠くないということで、鎌倉は別荘地・保養地として人気を博するようになります。こういうわけで、鎌倉には日本の古きよき時代、明治・大正期に建てられた洋館が、今なお残っています。

かいひん荘 鎌倉
Kaihinso
江ノ電の由比ヶ浜の駅を降り、路地に入っていくと、ほどなく「かいひん荘 鎌倉」という旅館があります。
道路と敷地を仕切る塀も和風、旅館の入口の構えも和風なので、純和風旅館のように見えますが、入口からみえる和館の裏手に、規模はそれほど大きくはないものの白い洋館が建っていて、今も客室として利用されています。
この洋館は、富士製紙社長の村田一郎の邸宅として、1924(大正13)年に建てられたもの。豪雪地域によくあるような急勾配の切妻屋根と、出窓が多いのが特徴になっています。
アンティークなロビーやラウンジ、洋館の客室に入れば、そこは「大正ロマン」の世界です!

※和室の客室もあります。

ホテル ニューカマクラ
Photo鎌倉駅の横須賀線ホームから、西口(江ノ電が発着する側)のほうを眺めると、黄色っぽい建物が眼に入ります。この建物は、「ホテル ニューカマクラ」という素泊まりホテル。鎌倉駅前の一等地に、こんなホテルがあるなんて知らないという人も多いのではないでしょうか。

今、このホテルが建つ場所は大正時代、「平野屋」という料亭でした。しかし、この料亭、経営が今ひとつで、夏の海水浴客を当て込んで、部屋を間貸しするようなサービスをしていました。
大正12年の夏、このうちの一部屋を間借りしたのが、岡本かの子(歌人。岡本太郎の母)。そして、かの子の借りた隣の部屋を借りていたのが、芥川龍之介でした。
たまたま一夏を隣同士で過ごすことになった、かの子と龍之介。このときの体験をもとに、龍之介の素顔とも言える人物像を描いたのが、かの子の小説家としての処女作『鶴は病みき』。
この5年後に龍之介は自殺を遂げますが、この当時、もう随分と精神的に病んでいたようで、小説に登場する龍之介は「奇行の人」そのもの。風変わりな人という意味では、かの子も同じですが。。。

龍之介とかの子が泊まった直後、「平野屋」の建物は関東大震災で倒壊。その後に建てられたのが、現在の「ホテル ニューカマクラ」の前身「山縣ホテル」。戦後、進駐軍に摂取されたり、病院になったりという歴史を経て、現在は、安価な素泊まりホテルとして人気を博しています。

夕方、小町通の路地奥にある、アンティークなカフェ・バー「Milk Hall(ミルクホール)」でグラスを空けた後、大正ロマンの香りのするホテルでゆったり、などというのも鎌倉ならではの素敵な夜の過ごし方かと思います。

鎌倉文学館
Photo_2鎌倉の大正ロマンの代表格は、やはり鎌倉文学館でしょう。
明治23年、当時の前田利嗣侯爵が現在の文学館一帯の土地を手に入れ、鎌倉別邸を建てたのがはじまり。
火災による焼失と関東大震災による倒壊を経て、現在の洋館が建てられたのは、昭和11年のこと。

この建物が、大正ロマンのイメージと重なり合うのは、現実の建物の優美さもさることながら、数年前、妻夫木聡・竹内結子主演で映画化もされた、三島由紀夫の小説『春の雪』に、松枝侯爵家の鎌倉の別邸として登場することも大きいかと思います。

『春の雪 豊饒の海(一)』より一部抜粋

「青葉に包まれた迂路を登りつくしたところに、別荘の大きな石組みの門があらわれる。王魔詰の詩の題をとって号した『終南別業』という字が門柱に刻まれている。この日本の終南別業は、一万坪にあまる一つの谷をそっくり占めていた。先代が建てた茅葺きの家は数年前に焼亡し、現侯爵はただちにそのあとへ和洋折衷の、十二の客室のある邸を建て、テラスから南へ開く庭全体を西洋風の庭園に改めた。
南面するテラスからは、正面に大島がはるかに見え、噴火の火は夜空の遠い篝になった。・・・」

さて、これも順位付けは難しいですが、「大正ロマンを感じる場所」ベスト3は、

1位 : 鎌倉文学館
2位 : ホテル ニューカマクラ
3位 : かいひん荘 かまくら

ということにしておきます。

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2009/05/02

鎌倉なんでもベスト3 -難読地名-

鎌倉なんでもベスト3、其の三は「難読地名」。

歴史のある土地に付き物なのが、難しい地名。道路標識などを見ても う~ン と唸ってしまいます。
例えば、京都は難読地名の宝庫。次に挙げる地名、読むことができますか?

1.化野
2.姉小路通
3.一口
4.正親町小路
5.花遊小路
6.先斗町
7.百々町
8.万里小路
9.清和井
10.神足

挙げだしたら切りがないですが、とりあえず10問。いくつ読むことができましたか?
正解は、

1.化野 (あだしの)
2.姉小路通 (あねやこうじどおり)
3.一口 (いもあらい)
4.正親町小路 (おおぎまちこうじ)
5.花遊小路 (かゆこうじ)
6.先斗町 (ぽんとちょう)
7.百々町 (どどちょう)
8.万里小路 (までのこうじ)
9.清和井 (せがい)
10.神足 (こうたり)

でした。
次は、鎌倉の難読地名。全部読めたら、なかなかの鎌倉通ですね。15問くらいいってみましょう。

1.十二所
2.化粧坂
3.西御門
4.魚町
5.犬懸ヶ谷
6.姥ヶ谷
7.荏柄天神
8.御成
9.衣張山
10.飢渇畠
11.巨福山
12.小動岬
13.鷲峰山
14.御輿ヶ嶽
15.武庫山

さあ、どうでしょう。結構難しいですよね。
正解は、

1.十二所(じゅうにそ) :鎌倉市東部の地区名
2.化粧坂(けわいざか) :七切通しのひとつ
3.西御門(にしみかど) :頼朝屋敷の門に由来する地名
4.魚町(いおまち) :鎌倉幕府が許可した町屋のひとつ
5.犬懸ヶ谷(いぬかけがやつ) :杉本寺付近の地名
6.姥ヶ谷(うばがや) :稲村ヶ崎付近の地名。江ノ電にかつてあった駅名
7.荏柄天神(えがらてんじん) :鎌倉有数の古社。日本三大天神のひとつ
8.御成(おなり) :鎌倉市役所付近の地名。皇室御用邸があったことから、「御成りになる」が由来
9.衣張山(きぬばりやま) :鎌倉の南東部にある山
10.飢渇畠(けかちばたけ) :由比ヶ浜の六地蔵付近の地名
11.巨福山(こふくさん) :建長寺の山号
12.小動岬(こゆるぎみさき) :腰越地区にある岬
13.鷲峰山(じゅぶせん) :鎌倉北部にある山。覚園寺の山号
14.御輿ヶ嶽(みこしがたけ) :甘縄神明神社背後の山。万葉集にも詠まれている
15.武庫山(むこさん) :源氏山の古名

でした。
ベスト3は、「十二所」「化粧坂」「西御門」かな?


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2009/05/01

鎌倉なんでもベスト3 -庭園-

鎌倉なんでもベスト3。其の二は、「庭園」について。

美しい仏像との出会い、丹精込めて育てられた境内のお花の観賞、とお寺めぐりの楽しみは尽きませんが、立派なお庭を拝観するのも、お寺めぐりの楽しみの一つですね。
しかし、京都などと比べると、鎌倉には見るべき庭が少ないと言われています。それはなぜでしょうか。まずは、日本の庭園の歴史を少し調べてみましょう。

◆平安時代
平安時代、京都では寝殿造庭園や浄土式庭園と呼ばれる庭園が盛んに造られました。
「寝殿造庭園」というのは、平安貴族が住んだ「寝殿造」の屋敷に付随する庭園のこと。絵巻物などに、池に船を浮かべて管弦の宴を催している絵がありますが、まさにあのような庭園のことです。代表的な遺構として、京都の神泉苑があります。

平安時代後期になって主流となるのが、この時代に流行った浄土信仰に基づく「浄土式庭園」。
お釈迦様が亡くなって、2000年目からの世の中は「末法の世」という仏の救いが及ばない世になる、というのがいわゆる「末法思想」。末法の世に生まれ、現世では救われないのなら、せめて死んだ後は阿弥陀様の主宰する極楽浄土に行き、幸せになろうというのが「浄土信仰」で、平安貴族たちは、なんとか極楽浄土に生まれ変わろうと、それは必死だったようです。

極楽浄土に生まれ変わるために、貴族たちは2つのことをがんばりました。1つは、念仏を唱えること。もう1つは、自分が行く極楽浄土の様子を頭の中に思い浮べてイメージトレーニングをすること。このイメージトレーニングのために造ったのが、「浄土式庭園」なのですね。自分の思い描く理想の極楽浄土の様子を庭園に現し、こういう場所に生まれ変わるんだ、とイメージトしたわけです。平等院鳳凰堂の庭園は、関白・藤原頼通が思い描いた極楽浄土です。
Byodouinこのように、寝殿造・浄土式庭園が盛んに造られた平安時代ですが、この時代、鎌倉はまだ地方の田舎町。寝殿造庭園や浄土式庭園が造られることは、もちろんありませんでした。

◆鎌倉時代
鎌倉時代になって、中国から新しく入ってきたのが、「禅」の教え。禅宗は鎌倉幕府が保護したこともあり、建長寺や円覚寺など、禅宗の大寺院が建立され、鎌倉で大発展します。
「禅」は仏教の教えですが、禅宗のお坊さんたちによって、さまざまな「禅宗様」の文化も発展します。そのひとつが禅宗様の庭園。平安時代の寝殿造りの庭園が、「大和絵」的な穏やかなものだとすると、禅宗様の庭園は「禅」の思想を表現する、非常に厳しいもの。絵に例えるなら枯淡の墨で描いた「水墨画」に近いでしょうか。

では、鎌倉時代になってすぐに禅宗様の優れた庭園がたくさん鎌倉に造られたかというと、そうでもありません。禅宗様の庭園を様式的に完成させたのは、夢窓国師というお坊さん。この人は、京都の西芳寺(苔寺)や、天龍寺の庭園など傑作を数多く残しました。
しかし、夢窓国師は鎌倉末期から室町初期の人物。しかも、夢窓国師の晩年の傑作というのは、足利将軍家の命によって京都で造られている。このような事情が、鎌倉には見るべき庭園が少ないと言うことにつながっているのです。

<鎌倉の庭園ベスト3>
確かに、歴史的に価値のある優れた庭園は少ない鎌倉ではありますが、全く見るべきものがないかと言えば、そんなこともありません。私が、鎌倉の優れた庭園として挙げたいのが、「瑞泉寺の庭園」、「海蔵寺の庭園」、「報国寺の庭園」です。

瑞泉寺の庭園
Zuisenji瑞泉寺を開いたのは夢窓国師で、本堂裏の庭も夢窓国師の作。この庭の位置づけは、後年、京都で造る苔寺や天龍寺の庭園のプロトタイプ的なものと言えるでしょう。

岩肌にポカンと口を開ける大小の穴と、水草の生えた池。はじめてこの庭を見た人は、一見、何を表現しているのか分からず、戸惑ってしまうかもしれません。しかし、よくよく観察すれば、仙人が住む深山の洞窟、流れ落ちる滝、海に向って急流から大河へと変化する水の流れ、そういった大自然の変化が、禅の厳しい思想に裏打ちされて表現されているのに気付くと思います。
規模こそ小さいですが、やはり作庭の天才・夢窓国師の作品。一見の価値ありです。

海蔵寺の庭(非公開)
こちらのお庭は、残念ながら非公開ですが、先日、私の主宰するNHK学園の講座で特別に見せていただく機会があり、とても素晴らしいお庭で感動しました。
このお庭は、今の和尚さんが趣味で(ご本人談)で造っていらっしゃるもので、歴史的なものではありません。しかしながら、深山幽谷から流れ出た水が大海に模した池に流れ込む様子を、お寺の裏山を上手に借景として使いつつ見事に表現しており、素晴らしい出来栄えになっています。
禅寺の庭らしさ、ということで言えば、鎌倉ナンバーワンかもしれないですね。

報国寺の庭園
Hokokuji一風変わった竹林の庭。青々とした孟宗竹の鮮明な風景の中を涼やかに吹きぬける風。風が吹き抜けた後、笹の葉がサワサワとささやくような心地よい音を立てる。。。
この庭は、外国人に「日本の風情というのは、こういうもんだよ」と教えるときに、ちょうどピッタリ。
麗らかで幻想的な春の早朝、夏の午前の心地よさ、秋の昼下がりの美しさ、冬の夕暮れの寂しさ。。。誰もが心の奥底に持っている日本人の心を思い出すために時折訪れたい、そんなお庭です。


さて、これも順位付けはとても難しいですが、鎌倉の庭園ベスト3は、
1位:報国寺の庭園
2位:瑞泉寺の庭園
3位:海蔵寺の庭園
というところでしょうか。

このほか、日本庭園ではありませんが、鎌倉文学館のローズガーデン(イングリッシュ・ガーデン)は、5月には春バラで一杯になります。イベントも行われるので、ぜひ訪れてみてください。

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2009/04/29

鎌倉なんでもベスト3 -美しい仏様-

今、ちょうど上野の東京国立博物館で、「興福寺創建1300年記念 国宝阿修羅展」をやっていますね。見に行かれた方も多いと思います。
「天平の美少年」と呼ばれるこの阿修羅像、なんだか仏像というよりも、今で言えば、アイドルかタレントのフィギュアのようにも思えます。本当に瑞々しいですね。

この阿修羅像も含め、「美しい仏像」というのはたくさんありますが、私が今まで見た仏像で、最も美しいものを3つだけ挙げよ、と言われたら、広隆寺の「弥勒菩薩半跏思惟像」(京都)、薬師寺の「薬師三尊像」(奈良)、中宮寺の「如意輪観音像」(奈良)を選ぶと思います。

やはり、奈良・京都は歴史が古いだけあって、仏像の傑作もたくさんあります。

では、鎌倉には美しい仏様はいないのと言われれば、そんなことはありません。私が鎌倉の美しい仏様を3つ選ぶとすれば、「水月観音」(東慶寺)、「如意輪観音(来迎寺)」、「覚園寺・薬師堂内の群像」を挙げます。

水月観音(東慶寺)
この仏様は「水月観音堂」という独立した建物にお祭りされていて、拝観するには事前予約が必要なこともあり、東慶寺に行ったことはあっても、水月観音を拝観したことはないという人が多いのではないでしょうか。

観音様は「補陀洛山 (ふだらくさん 梵語ポータラカの写音。チベットの「ポタラ宮」というのもここからとっています)」というインドの山に住んでいるのですが、その山の麓を流れる川の辺の岩に腰掛け、水面に映る月を眺めている姿を描いたのが、いわゆる「水月観音」です。

東慶寺の水月観音の特徴はその座り方にあります。仏像は、立ち姿の「立像」、座っている姿の「坐像」があります。そして「坐像」は通常、「正座」や両方の足を組んだ「結跏趺坐(けっかふざ)」、片足を組んだ「半跏趺坐(はんかふざ)」が多いですが、この水月観音は足を組まず、横に流しています。なんだか「お嬢さん座り」みたいですよね。このような坐像を「遊戯坐像(ゆげざぞう)」と言います。遊戯坐像は中国(宋王朝の時代)では数多く造られましたが、日本では作例が非常に少ないのでとても貴重です(※1)。

この仏様、ややうつむき加減の表情といい、衣の繊細な線といい、言葉では表現できない美しさを持っています。「鎌倉の美女」というのにふさわしい仏様。鎌倉へお越しの際は、ぜひ拝観をおすすめします。

如意輪観音(来迎寺)
来迎寺というお寺は、鎌倉に2つあるので、注意が必要です(西御門と材木座)。ご紹介する如意輪観音は西御門(にしみかど)のほうの来迎寺にいらっしゃいます。

この仏様の美しさは、上で紹介した水月観音が可憐な美しさだとすれば、どちらかというと妖艶な美しさです。岩穴の奥に座り、来るものをその美しさで魅了する、そんな感じですね。とにかく一度お参りすると、その美しさに囚われ、何度も足を運びたくなってしまいます(私だけ?)。
もともとこの仏像は、現在、頼朝の墓がある場所に明治初年まであった法華堂(頼朝持仏堂)のご本尊でしたが、廃仏毀釈(神仏分離令)により法華堂が取り壊されたので、来迎寺に移されたのだそうです。
鎌倉の仏像特有の装飾技法である「土紋(粘土と漆を混ぜたものを型抜して、仏像の表面に貼り付けていく技法)」があしらわれているのも、この仏像の特徴です。

覚園寺・薬師堂内の群像
皆さん、覚園寺というお寺、ご存知でしょうか。薪能で有名な鎌倉宮(大塔宮)から、更に山の麓のほうにしばらく歩いたところにあるお寺です。
このお寺は、なんというか「鎌倉らしさ」とか「鎌倉の風情」というものをギューっと凝縮したような魅力のあるお寺です。
室町時代に建てられた本堂の薬師堂は、ほぼ当時のまま。したがって中にお祭りされている仏様もほぼ当時のままの姿。戸の隙間から入るわずかな光とお灯明だけに照らされて、その優美な姿で立っている群像。このお寺に来ると、なんだか時空を超えて、鎌倉・室町の昔にタイムスリップしたような感じさえしてきます(※2)。

薬師堂の中心にいらっしゃるのは本尊の薬師如来像。そして両脇には日光・月光の両菩薩。壁際に並ぶのは、邪悪なものが薬師如来に近づかないよう、恐ろしげな表情で周囲を威嚇する十二神将。
さらに、本尊に向って右奥にも忘れてはならない仏様がいらっしゃいます。小さな阿弥陀様で、「鞘阿弥陀(さやあみだ)」と呼ばれる仏様。かつて、理智光寺というお寺のご本尊でしたが、理智光寺が廃寺になったため、客仏として覚園寺にお祭りされています。生前、鎌倉に住んでいた川端康成が、この仏様を大変気に入っていて、度々訪れては眺めていたとか。


順位は付け難いですが、一応順位付けすると、鎌倉の美しい仏様ベスト3は、
1位:水月観音(東慶寺)
2位:如意輪観音(来迎寺)
3位:覚園寺・薬師堂内の群像
ですね。

もちろん鎌倉には、与謝野晶子に「美男」と読まれた大仏様をはじめ、ほかにもたくさん素敵な仏様がいらっしゃいます。GWは大変な混雑で、ゆっくりお寺をお参りするのは難しいですが、GW後、梅雨の紫陽花の時期までは比較的混雑もおさまり歩きやすいので、ぜひお寺を訪ね歩いて、美しい仏様と素敵な出会いをなさってください。

※1 遊戯坐像については、「日本の美術 No.57 禅宗の彫刻」(至文堂)に詳しい。
※2 覚園寺は、毎日決められた時間に、お寺の方の案内で拝観するスタイル。自由拝観はできないので注意。

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鎌倉なんでもベスト3

皆さん、いかがお過ごしでしょうか。もうすでにGWに突入!という方もいらっしゃると思います。

私は、普段はあちこちに旅行に出掛けていることが多いですが、毎年GWは家にとじこもることに決めています。
通勤電車のような新幹線、延々何十キロも続く高速道路の渋滞。。。これを想像すると、家にいるのが一番!ということになってしまいます。私にとって、GWは普段の疲れをとるための静養期間という感じです。

私と同じで、GWは家で過ごすという方も多いと思うので、鎌倉について何かテーマを決めて面白いことを書こうと思うのですが、あまり固いことを書いても仕方がないので、やや脱力系でいきましょう。

鎌倉なんでもベスト3!

「日本三景(松島、天橋立、宮島)」とか、「日本三名山(富士山、立山、白山)」のように様々な「日本三大○○」というのがありますが、これと同じように、鎌倉について、いろいろなテーマの1位、2位、3位を決めていきましょう。あくまでも私の独断と偏見でですが。。。いかがでしょう?

では、次回から書いていきます。

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2009/04/23

満員御礼

NHK学園の私の担当講座「鎌倉浪漫ウォーク」、4月~9月の春講座は、お陰様で定員一杯になりました。
心より、お礼申し上げたいと思います。

この講座は、本当に素敵な、そして愉快な受講生の皆さんにお集まりいただいて、私自身、月に一度の講義を楽しみにしています。

私の講座の目的はただ一つ、皆で鎌倉で楽しく過ごすこと。もちろん、NHK学園の教養講座ですから、歴史や文化のお話もしますが、肩を張らずに落語でも聴きに来ていただく気持ちで、気楽に参加してくださいねと常々申し上げています。

ただ、鎌倉の場合、どうしても、大人数を収容できるお店が少ないという事情もあり、人数制限を設けなくてはなりません。全員でテーブルを囲んで、親睦を深めるのも講座の目的ですからね。ランチは毎回、実際に私が食べに行ったお店の中で、あまり高くなくて、しかも美味しいお店をチョイスしています(隠れ家的な雰囲気のお店が多いかな。。。)。

というようなわけで、素敵な受講生にお集まりいただいている「鎌倉浪漫ウォーク」は、今後も可能な限り続けていきたいと思いますが、秋からは何らかの形で別の講座もご用意したいと考えておりますので、その折はよろしくお願いいたします。

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2009/04/19

古都浪漫ギャラリー 「鎌倉 新緑の季節へ」アップ

先週末・今週末と、色々な用のついでに、鎌倉の街を歩き回りました。
桜が終わり、新緑の季節へ。寒くもなく、暑すぎもせず、散策にはとてもよい季節ですね。

古都浪漫ギャラリー 「鎌倉 新緑の季節へ」

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真夜中は別の顔

昨夜は、春の「鎌倉まつり」の一環として行われている、大仏のライトアップに出掛けてきました。

19:00過ぎに大仏の鎮座する長谷の高徳院に到着しましたが、ライトアップが行われるという告知が行き届いていないせいか、思いのほか人はまばら。行列が出来るほど混むのも嫌ですが、余り空いているのも、なんだか張り合いがない。。。
しかしその分、遠慮なく、思い切り写真を撮ることができました。

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普段、見慣れた大仏さま
なんだか、いつもと違う顔
闇の中、目も切れ長で、顔の彫も深い
いつもよりハンサム
よく知っている恋人や、親友にだって、普段とは違う、知らない顔がある
大仏さまも、真夜中は別の顔

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2009/04/14

新しい仲間も増えて。

NHK学園の私の担当講座「鎌倉浪漫ウォーク」、これまでの仲間に加え、この4月から4名の方が、そして5月からは2名の方が新規でご参加くださることになり、うれしい限りです。これまでもワイワイガヤガヤと楽しくやってまいりましたが、今後はこれまで以上に楽しく、にぎやかになることでしょう。

しかし、鎌倉はなんと言っても狭いですし、大人数が入れるお店も少ないので、そろそろ定員一杯かな、とも思っています。
ということもあり、この秋からは今の講座とは別に、新たに私の「古都文化研究所」主宰で講座を立ち上げようかなと思案中です。どういう形になるかは、まだ分かりませんが。。。

その折は、お引き立ての程、よろしくお願いします。

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2009/04/12

春の鎌倉散策

鎌倉では、今日(4/12)から、春の「鎌倉まつり」が始まります。「鎌倉まつり」からゴールデンウィークにかけては、紫陽花や紅葉の時期と並ぶ鎌倉が最もにぎわう時期。私は混雑を避けて、昨日、次回(5月)のNHK学園講座の下見も兼ねて、大町・名越周辺を散策してきました。

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今年は桜が遅咲きだったこともあり、もしかすると「鎌倉まつり」まで桜が持つかなとも思いましたが、段葛(だんかずら)へ行ってみると、もうほとんど散っていました。

大町まで歩き、最初に訪れたのが、安国論寺。こちらでは、野点(のだて)が行われていました。ちょうど見頃を迎えた枝垂れ桃の紅白の花。緋色の毛氈と和傘。釜から立ち上る湯気。和服の女性の優美な所作。これぞ日本の美ですね。

安国論寺を後に、次に向ったのは大町の住宅地。この住宅地の奥に、以前から一度行って見たいと思っていたお店があります。住宅地の奥の奥、路地の奥の奥に目指すお店がありました。お店の名前は「3時のおやつ工房」。まるで、おとぎの国の世界にあるようなメルヘンチックな外観のケーキ屋さん。こちらでは手作りクッキーを購入しました。

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そして、お昼は安国論寺からほど近い、多国籍料理「ZEBRA」というお店でいただきました。大町という場所は観光エリアではないので、この場所での商売はなかなか難しいと思いますが、このお店はとても繁盛しています。
その秘密は、料理の美味しさと、値段以上の内容。
ランチはパスタセットのみになりますが(塩、トマト、クリームからソースが選べる)、サラダ、パン、パスタ、デザート、飲み物が付いて1,580円。パスタの麺は生麺を使用し、素材やオイルにも相当こだわっています。これで、1,580円なら安い!!

さて午後は、まず新緑の季節、境内の緑と苔の石段も美しい妙法寺(苔寺)に立ち寄った後、名越の切通しからハイランドまでハイキングコースを歩きました。
このコース、半年振りぐらいに歩きましたが、ハイキングコースがとても綺麗に整備され、歩きやすくなっていて驚きました。以前は無かった行き先を示す道標も立てられており、これなら初めて歩く人も迷わなくて済みますね。このエリアは逗子市になりますが、逗子市の行政に対してハイカーを代表して感謝したいと思います。

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最後は、ハイランドのパノラマ台に登ってみました。雄大な景色と涼やかな春の風。新しい緑に包まれた衣張山が間近に見え最高に気持ちよかった!
夜はどこで呑もうかなと考えながら、夕暮れの山道を下山しました。

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2009/04/06

春の鎌倉おすすめ情報

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久方の 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ (紀友則)

今年は、大方の予想では桜は早咲きになりそう、とのことでしたが(私もそう思ってましたが)、自然というのはちゃんと調整がきくものなのですね。ちゃんと、桜の咲くべきこの時期に、咲いています。

4月は桜に続き、海棠(妙本寺、光則寺)、枝垂れ桃(安国論寺)など、春の花がにぎやかに咲きます。また、花にあわせて、様々な行事も催されます。

その代表格が、12日(日)から一週間にわたって行われる「第51回 鎌倉まつり」。若宮大路でのパレードに始まり、日本舞踊家による「静の舞」、流鏑馬の奉納とイベントが盛りだくさんですね。
昨年は、第50回の節目ということもあり、「静の舞」は、はじめて夜間奉納されましたが、今年は通常通り日中に行われるようです。暗闇の中、ライトアップされた舞台で舞われる「静の舞」も幽玄で確かに良かったのですが、「夜だと寒い」とか、「写真が撮れない」という声も結構あったので、昼間に戻して正解だと思います。

第51回 鎌倉まつり 日程表

そのほかの4月の行事は以下の通り。
◆極楽寺本尊・釈迦如来像開扉(4/7~4/9)

◆旧華頂宮邸一般公開(4/11・12)

◆大佛次郎邸一般公開(4/11)

最後に、もう一首、春の歌を。

春の夜の 夢の浮橋 とだえして 峰にわかるる 横雲の空 (藤原定家)

写真は、左から「源氏池の桜」、「ミス鎌倉」、「静の舞」。いずれも昨年撮影。

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2009/04/03

桜の鎌倉山から極楽寺へ

今日は、昨年から講師を担当させて頂いているNHK学園講座「鎌倉浪漫ウォーク」の、春学期第一回目を実施してきました。
今回から、新しいメンバーも加わり、ますます楽しい講座になりそうです。

今日のスケジュールは、

<午前>
湘南モノレール「大船」駅 → 「西鎌倉」駅 → 山椒洞(旧田中絹代邸 ※) → 「鎌倉山らい亭」(昼食)

<午後>
→ 棟方志功板画美術館 → 鎌倉山神社 → 月影地蔵堂 → 極楽寺 → 成就院 → 極楽寺駅解散
というコースを歩きました。

今年は、大方の予想に反して、桜はだいぶ遅咲きになりましたね。鎌倉山の並木の桜も、場所によってはほぼ満開になっていましたが、全体的には未だ3~4分咲きというところ。
極楽寺の境内の桜も、まだ5~6分咲き。極楽寺では、お釈迦様の誕生日に合わせて、毎年4月7日~9日までの間、秘仏の本尊・釈迦如来像を公開しますが、今年は、桜もあわせて楽しむことができそうです。

※山椒洞(懐石料理)は、2007年に営業を終了しました。

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2009/03/09

春の陽気に誘われて

久しぶりに気持ちよく晴れた昨日(3/7)、NHK学園の次回講座の下見も兼ねて、瑞泉寺へ足を運んでみました。

門を入ってすぐの梅林では、紅白の梅が見頃を迎えていました(写真)。
この梅林の梅が、これだけきちんと咲いているのを見るのは、もしかしたら初めてかもしれません。というのも、鎌倉の梅は早いところだと(例えば荏柄天神)、1月の中旬頃には花を咲かせ始め、たいがい2月の下旬までには咲き終わってしまいます。ですから、3月に入ると、半ば「梅はもういいや」という気分になってしまい、瑞泉寺で梅が咲いているのを、ついうっかり忘れてしまうのですね。

それは秋の紅葉も同じで、鎌倉で最後に紅葉が訪れる瑞泉寺は紅葉が年を越す場合もあり、北鎌倉辺りで紅葉がピークを迎える時期(12月はじめ)に訪れても、瑞泉寺はサッパリなわけです。
そういう意味で、鎌倉有数の「花の寺」といわれる瑞泉寺ですが、境内が最も美しい時に訪れるのは、とても難しいように思えます。

瑞泉寺は花以外だと、寺の開山で作庭家としても有名な夢窓国師(むそうこくし)が造ったと伝わる本堂裏手の庭が有名ですが、本堂の横に建つ地蔵堂に安置されている「どこもく地蔵」と呼ばれるお地蔵さまに伝わるお話もとてもユニークです。

昔、寺の堂守が、苦しい生活から逃げ出そうと考えていると、ある晩地蔵が夢に現れ、「どこも苦、どこも苦」と言ったので、考え直して堂守を続けた。。。

昨日、この「どこもく地蔵」の前を通り過ぎたとき、二人連れの女性が、「どこも苦しい今の時代に、タイムリーなお地蔵さんだね」と話しているのが聞こえました。そうですね、未曾有の不況といわれるこの時代、
「苦しいのはあなただけじゃないんだよ。」
お参りする人たちにお地蔵さん、そのように語りかけているような気がしてきました。

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2009/03/01

古都浪漫ギャラリー 「鎌倉 春の情景」アップ

私が、春と聴いて思い浮かべるものといえば、二つあります。

一つは、先日もこのブログで書いた、西行法師の歌、

  願わくば、花の下にて 春死なん その如月の 望月の頃

桜をこよなく愛した西行法師らしい、とても美しい歌ですね。

もう一つが、明治の政治家・副島種臣の書。

Soejima

なんて書いてあるか、お読みになれますか?

  野富烟霞色天縦花柳春

野は烟霞(えんか)の色に富み、天は花柳の春を縦(ほしいまま)にす、と読みます。
書というより、むしろミロやパウル・クレーの描いた抽象画のよう。しかし、花のたくさん咲く、春の野原のような雰囲気が伝わってきますよね。

◆古都浪漫ギャラリー 「鎌倉 春の情景

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2009/02/22

春期講座 開講のお知らせ

私の担当しているNHK学園講座「鎌倉浪漫ウォーク」の春期講座、開講のお知らせです。

月に一度、鎌倉を楽しく散策する講座です。どなたでも参加いただけますので、受講希望の方はNHK学園新宿オープンスクールまで、ご連絡ください。

[パンフレット ダウンロード(PDF)]
※4ページ目の「現地講座」をご覧ください。

スケジュール(全5回 予定)を掲載しておきます。
※原則、各月第二金曜日ですが、4月のみ桜の開花にあわせて第一週目になります。

◆第1回 4/3(金) 10:30 集合
  「桜の鎌倉山から極楽寺へ」

◆第2回 5/8(金) 10:30 集合
  「新緑と陽光の名越の切通し」

◆第3回 6/12(金) 10:00 集合
  「鎌倉あじさい紀行」

◆第4回 7/10(金) 10:30 集合
  「田谷の地底寺院と海の幸を食する旅」

◆第5回 9/11(金) 10:30 集合
  「鎌倉 萩寺めぐり」

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2009/02/14

NHK学園講座「鎌倉浪漫ウォーク」 第5回

Houkaiji Hotel Eisyoji

昨年から講師を担当させていただいておりますNHK学園講座「鎌倉浪漫ウォーク」。昨日、第5回を実施いたしました。

「光陰矢の如し」とはよく言ったもので、はや2月も中旬。2月は「如月(きさらぎ)」ですが、皆さん「如月」の語源はご存知ですか。実は、ダジャレみたいですが、寒いので着ている上に更に着るので「着更着」なのだそうです。西行法師の、

 願わくば、花の下にて 春死なん その如月の 望月の頃

の美しいイメージからすると、何とも興ざめのような感じもしますが、一応これが有力説なのだとか。
余談でした。

講座は、10:30鎌倉駅集合なので、その前に宝戒寺に足を運ぶことに。宝戒寺は鎌倉の「萩寺」として有名ですが、この季節の枝垂れ梅も見事(写真左)。「白装束」と言うことでも分かりますが、白は神に最も近い神聖な色。境内を白く彩る白梅は、あたかも穢れを洗い流す白いシャワーのようです。

さて、講座は10:30に鎌倉駅西口集合。ありがたいことに、この日も遅刻・欠席ひとりもなく、受講者全員が定刻に集まりました。

まず、向ったのが駅からほど近い「ホテル ニューカマクラ」(写真中)。このホテルは大正12年の創業。戦前は「山縣ホテル」の名で営業し、洋風ホテルの少なかった時代、とても好評を博していたとのこと。戦後は病院として使われていた時期もありますが、昭和の終わりごろ再びホテルとしてリニューアルし、「ホテル ニューカマクラ」となりました。本館の建物は創業当時の建物を現役で使用しており、低料金で古きよき鎌倉の香りを満喫できるということで、人気の素泊まりホテルになっています。
この場所では、芥川龍之介と岡本太郎の母・岡本かの子の出会いのストーリーなどもあるのですが、その話はまたの機会に書くことにしましょう。

次に向ったのはちょうど梅が見頃を迎えている英勝寺(写真右)。鎌倉で唯一残る尼寺として知られるこちらのお寺、お建てになったのは徳川家康の側室の一人で太田道灌の子孫、お勝の方。お勝の方といえば、塩の話が有名ですね。

あるとき家康が家臣を広間に集め、「この世で一番うまいものは何か」と聞いたところ、家臣が様々なものを挙げる中、最後に答えたお勝は「それは塩でございます。」と答えました。理由を聞くと、「どんな料理でも塩で味を調えないことには美味しくありませんから」と答えました。
続けて家康が「では、一番まずいものはなにか」と問うと、「それも塩でございます。どんなに美味しいものでも、塩加減を誤れば、しょっぱくて食べれませんから」と答えた、という話です。
このように聡明だったため、戦の陣中にも常に伴われ、この娘を連れて行くと必ず戦に勝つというジンクスから、「梶」から「勝」に名前を変えられた、という話も伝わります。

ランチは、ハヤシライスが有名な「湘南倶楽部」。メインディシュもさることながら、新鮮な野菜を使ったサラダもとても美味しくいただきました。

午後一番は海蔵寺へ。お寺のご好意で、普段見ることができない本堂裏手のお庭を拝観させていただきました。

その後は、化粧坂切通しから源氏山に登り、銭洗弁天をお参り。皆さん熱心にお金を洗っているご様子。
最後は、鎌倉三大洋館のひとつ古我邸を見て、解散しました。

雲行きがあやしかったので、心配でしたが、幸いにも雨にあわず、春一番が吹く中、とても楽しい散策となりました。

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2009/02/04

お店情報追加

鎌倉のハイキングコースと観光情報のホームページ「鎌倉紀行」に、2店ほど、お店情報を追加しました。

1店は、もちもちの手作り白玉で有名な「茶房 雲母(きらら)」さん。もう一店は、中国精進料理の「凛林(りんりん)」さん。
どちらも、改めて紹介するまでもない有名なお店ですが、いいものはいい!、ということで追加しておきました。

どちらも、とても美味しいお店なので、機会があれば足を運んでみてください。

◆茶房 雲母
http://homepage3.nifty.com/kamakurakikou/akirara.html

◆中国精進料理 凛林
http://homepage3.nifty.com/kamakurakikou/arinrin.html

◆管理人おすすめの店
http://homepage3.nifty.com/kamakurakikou/kamakurasearch8mise.html

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2009/01/24

2月のおすすめ散策コース 風待草の咲く頃

Tenjin Ume_2

今年は例年より梅が早咲きのよう。凛とした寒さの中で凍えながらも、ちらほらと早咲きの紅白の花が咲き始めています。
梅には「春告草」や「風待草」の和名があります。いずれも春の到来を告げる草の意味ですが、とても響きが美しいですね。
この寒さでは、春風が吹くのは随分と先のことのように思えますが、木や花は人間以上に環境や季節の移ろいを知っているもの。春は意外と近くまでやってきているのかも知れません。

さて、2月のおすすめ散策コースとして鎌倉の梅の名所をご案内しておきましょう。

まずは、鎌倉駅から「大塔宮」行きのバスに乗り、終点のひとつ手前の停留所「天神前」で降りてみましょう。ここには、日本三大天神のひとつに数えられる荏柄天神が祀られています。天神様ですから、ご祭神はもちろん菅原道真公。
道真公といえば、次の和歌がすぐに思い浮かびますね。

 東風吹かば にほひをこせよ 梅の花 主なしとて 春を忘るな

ライバルの藤原氏に陥れられ九州太宰府に左遷されていく日に、
「たとえ私が都にいなくなっても、春が訪れたらちゃんと花を咲かせるのだぞ」
と、自邸の梅に語りかけた悔しさと寂しさが胸を打つ有名な歌です。荏柄天神にも道真公の供養のため、社殿両脇に紅白の梅が植えられています(写真左)。

なお、道真公の歌ほどは有名ではありませんが、歌人将軍実朝(三代将軍・源実朝)にも、同じような歌があるのをご存知でしょうか。

 出でていなば 主なき宿と なりぬとも 軒端の梅よ 春を忘るな

右大臣拝賀の式に出掛ける直前に屋敷の庭の梅の木を詠んだ歌ですが、拝賀参列後、実朝は暗殺され、帰らぬ人となりました。実朝は自らの運命を予感し、道真公の歌になぞらえてこの和歌を詠んだのです。

さて、荏柄天神から鎌倉宮の前を通り、次は、瑞泉寺まで足をのばしてみましょう。
瑞泉寺は、別名「鎌倉の花の寺」。四季を通じて花が絶えることのないお寺ですが、最もよいのが、2月下旬から3月中頃の梅の季節。
山門入ってすぐの梅林もさることながら、やはり美しいのは本堂前の参道に沿って植えられた白梅(写真右)。お寺の甍と梅の花のしっとりした美しさの中で心に安らぎを覚えるとともに、もう間もなく訪れる本格的な春に、期待で胸が膨らむような思いがします。


ちなみに2月は「如月」ですが、「如月」といえば西行法師の、

 願わくば 花の下にて 春死なん その望月の 如月の頃

ですね。しかし、旧暦の「如月」は、新暦の3月から4月上旬にあたります。言うまでもなく、この歌の「花」は西行がこよなく愛した桜ですから、お間違えなきよう。

◆梅薫る早春の鎌倉を歩く
http://homepage3.nifty.com/kamakurakikou/bkikou17ume.html

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2009/01/11

NHK学園講座「鎌倉浪漫ウォーク」 第4回

昨年の秋から講師を担当させていただいております「鎌倉浪漫ウォーク」。先週金曜日の回で、早いものでもう4回目となりました。
受講者の方々も、お互いすっかり打ち解けて、にぎやかに鎌倉の街をかっ歩しております。

しかし、今回は寒かった。氷雨降る中の散策となりました。でもそこは、ポジティブに考えましょう。だって晴れていたら、まだまだお正月。人混みの中、鎌倉の町をこんなにスムーズに歩けるわけがないのだと。。。

今回のメインテーマは鶴岡八幡宮の初詣と七福神めぐり。

鶴岡八幡宮では、頼朝の鎌倉の町づくりを中心にお話いたしました。なぜ、鶴岡八幡宮は鎌倉の町の中心に据えられたのか、四神相応とは何かなど。また、国歌「君が代」に登場する「さざれ石」をご紹介し、咲き始めの冬ぼたんも堪能いたしました。

お昼は、八幡宮前のそば処「峰本」の精進料理をいただきました。こちらの精進は天麩羅などもつくので結構ボリュームがあります。
また、食後には私から皆さんへのお年玉として、鎌倉の老舗和菓子店「美鈴」の上和菓子をお配りしました。先月、お土産用に購入したときは冬のお菓子でしたが、今月のお菓子は梅をあしらったものなど、もうすっかり春のお菓子になっていました。

午後は、七福神のお寺をお参りするとともに、路地裏の史跡めぐりを楽しみました。

皆さん、街歩きというと春と秋の観光シーズンを狙いますが、冬は冬でとても風情があっていいもの。そう思っていただければいいなと考えながらも、寒さに手が悴む今回の鎌倉散策でした。

下の写真は左から、
・鶴岡八幡宮の冬ぼたん
・「峰本」の精進料理
・「美鈴」のお菓子(こちらの写真は12月のお菓子になります)

Botan
Menemoto
Misuzu

鎌倉・江の島七福神めぐり

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2008/12/21

一足早いクリスマスと江の島ファンタジー

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鎌倉もすっかり冬枯れの季節に。宝戒寺では、冬枯れの中の紅一点が鮮やかでした(写真左)。

今日の夕食は、鎌倉の食通として知られるお姉サマ(ときどきテレビ・雑誌などにも出演されている方。)とご一緒させていただきました。お店は七里ヶ浜の「アマルフィイ」。私は、ずっと「アマルフィー」だと思っていたのに、「アマルフィイ」なんですよね、これが。

http://r.gnavi.co.jp/g665601/map1.htm

有名なお店ですが、私は初めてで、鎌倉野菜など地場の素材を使ったディシュや、猪の肉を使ったパスタなど、とても新鮮な感じがしました(写真中)。

食事の後は、開催中の「江の島ファンタジー」を見に江の島へ。21:00の終了ギリギリに滑り込んだので、展望灯台までは登りませんでしたが、停泊中のヨットもライトアップされており、島全体がファンタジーのステージになっていて、素敵ですね(写真右)。オススメです(25日まで)。

◆江の島ファンタジー
http://www.enoden.co.jp/light_house/0810_fantasy.html

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2008/12/14

NHK学園講座 第3回など

早いもので、師走も半ばを迎えました。
私自身も、このところ、いろいろと用事が重なっていたもので、ブログの更新が滞っておりました。

師走というのは、師(お坊さん)も走り回ることから「師走」ですが、『美人の日本語』(山下景子著 幻冬舎)によれば、これは江戸時代以降にこじつけられたもので、万葉の時代から「し(仕事 または、四季)」が「果つる」この時期を「師走」と呼んでいたそうです。

さて、12月12日(金)は、この秋から担当させていただいているNHK学園講座の第3回で、受講者の皆様を北鎌倉へご案内してきました。今回のコースは、円覚寺、明月院、東慶寺など。

紅葉は盛りを過ぎていましたが、燦燦と煌く全山紅葉よりも、この位のほうが寂びの風情があってよいかなとも思いました(負け惜しみではありませんよ^^)。特に、明月院では、折からの風に黄色の葉が風に舞って、王朝時代に愛された嵐山の風情もこのようではなかったかとも思いました。

最後に訪れた、東慶寺では水月観音様をお参りしました。
仏像にも美男・美女がいらっしゃるというお話がありまして、鎌倉の美男の代表は「鎌倉大仏」。明治時代、歌人・与謝野晶子が、

 鎌倉や 御仏なれど 釈迦牟尼は 美男におはす 夏木立かな

と詠んだのは、あまりにも有名ですね。一方の美女の代表が、この東慶寺の水月観音。かつて尼寺であったこの寺にふさわしい、たおやかな表情で水面に映る月を眺めるお姿は、参加者の皆様を魅了したようです(水月観音拝観は要予約)。

ちなみに、12月には「年満月(としみつづき)」の別称もあるとか。こちらのほうがなんだか美しくてよいような気がします。


下記は、今年撮影した秋の鎌倉の写真です。よろしければご覧ください。
http://kamakuraprivate.cocolog-nifty.com/photos/2008koyo_kamakura/index.html

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2008/11/30

紅葉の鎌倉

昨日、今日とあちこち周って来ました。
鎌倉は例年、12月第一週に紅葉の最盛期を迎えますが、今年はやや色付きが早いようですね。

長谷寺
現在、ライトアップを実施しています(12/7(日)までの17:00~18:00。ライトアップ時間に限り入山料無料)。
鎌倉芸術祭のイベントとして、アルミ箔で包まれた経蔵、その名も「銀燦堂(ぎんさんどう)」は、まさに闇夜に燦然と輝く銀閣(写真左)。これは、ぜひ見ておきたいところ。
長谷寺の紅葉は、もう少しで見頃を迎えます(写真はいずれも昨日撮影)。

Hase1 Hase2 Hase3

円覚寺
もう見頃と言ってよいでしょう。やや緑の葉も残っていますが、緑・黄・紅のグラデーションがかえって綺麗だったりします(写真はいずれも本日撮影)。

En1 En2 En3

明月院
明月院は、「紫陽花寺」のイメージありますが、紅葉もなかなか綺麗です。こちらは紅葉というよりむしろ黄葉という感じです。
昨日より、紫陽花の咲く頃と紅葉の時期のみ特別公開する、本堂裏手の奥庭公開が始まりました。
(公開期間は、紅葉の綺麗な間とのこと。詳細は直接お寺にお問い合わせください)。

Mei1 Mei2 Mei3

その他、写真撮影禁止なので、写真はありませんが、覚園寺も見頃を迎えています。

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2008/11/25

紅葉、まもなく。

ここのところ、寒い日が続いたせいか、紅葉の遅い鎌倉も、間もなく紅葉の見頃を迎えそうですね。
今週末は、あちこち行こうと思います。

紅葉散策の参考になりそうなページを整理しておきます。

◆鎌倉情報館(最新の紅葉の様子が分かります)
http://homepage2.nifty.com/kamakurasi/sakusaku/8_1.htm

◆鎌倉Today(紅葉、おすすめスポットの紹介)
http://www.kamakuratoday.com/plan/koyo.html

◆撮れたて!鎌倉[鎌倉市観光課](ほぼ毎日、市内のどこかの様子をアップデートしています)
http://guide.city.kamakura.kanagawa.jp/mail/mail_index.htm

◆鎌倉Treep(紅葉の様子を定点観測しています)
http://www.treep.jp/kamakura/cate_flower_diary/08kouyou_diary.html

◆私(ブログ管理人)のオススメ
http://kamakuraprivate.cocolog-nifty.com/kamakurablog/2008/11/post-7768.html

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2008/11/23

円覚寺舎利殿のそっくりさん?

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上の写真の建物何だか分かりますか?と問われれば、「円覚寺の舎利殿でしょ。」とお答えになる方が多いのではないでしょうか。
しかし、正解は違います。反り上がった屋根の形も、波型の欄間も、花頭窓も、何から何まで円覚寺舎利殿にそっくりですが、実は、東京都東村山市にある正福寺の「千体地蔵堂」という、まったく別の建物なのです。

円覚寺の舎利殿は、永禄6(1563)年の円覚寺火災の後、ほぼ同じ時期に廃寺となった尼寺・太平寺の仏殿を移築したもので、神奈川県下で唯一の国宝建築。
一方、正福寺の千体地蔵堂は、寺の縁起によれば、執権・北条時宗が鷹狩りの際に病気になり、夢の中で地蔵菩薩からいただいた丸薬を飲むと病気が治ったことから地蔵堂を建立したと伝わり、やはり東京都下で唯一の国宝建築。
恐らく両建築は、ほぼ同時期に建立されたものとみていいのではないでしょうか。

円覚寺の舎利殿は、現在も禅僧たちの厳しい修行が行われている正続院という円覚寺の塔頭(たっちゅう)寺院の境内にあるため、正月三が日などの決まった期間しか拝観が許されていません。
他方、正福寺の地蔵堂は、いつでも拝観が可能です。住宅地の中のさほど広くない境内に、ひょっこりと建っており、むしろ無造作ともいえる感じすらします。訪れる人もまばらで、いつまでも眺めていても、邪魔されることがありません。

なお、東村山市内は、かつての鎌倉街道上の道(かみのみち)が通過していたこともあり、他にも、国の重要文化財「元弘の板碑」を展示する徳蔵寺や、新田義貞の鎌倉攻めの際の古戦場跡(久米川古戦場跡)など、鎌倉時代を偲ぶ遺跡が残っており、非常に興味深いですね。

下の写真は、円覚寺の舎利殿。見れば見るほどそっくりさんです。

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[参考]
◇正福寺
http://www.kokuhoworld.com/007.html

◇鎌倉街道上の道
http://www.asahi-net.or.jp/~ab9t-ymh/kamitumichi1/kamitumichi.html


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2008/11/20

「鎌倉浪漫ウォーク」体験講座 参加者募集

10月期より、NHK学園にて講師を担当させていただいております、鎌倉の現地探訪講座「鎌倉浪漫ウォーク」。

10月の第1回、11月の第2回は両日とも天気にも恵まれ、また受講者の方々も、とても熱心で明るい方が多く、楽しく散策することができました。

さて、第3回目の12月12日(金)は、体験講座の受講者を募集いたします。
日程等は、下記のとおりとなりますので、参加ご希望の方は、NHK学園新宿スクールまで、お問い合わせください。どなたでも参加できます。

テーマ:「紅葉の北鎌倉を歩く」
日程:
10:30 北鎌倉駅集合 → 円覚寺(紅葉を楽しむ) → 昼食(「土遊食楽 紫穂の里 北鎌倉」) → 東慶寺(水月観音拝観) → 長寿寺(足利尊氏の墓、観音堂見学) → 建長寺  15:00解散予定
参加費用:3,000円(テキスト代込)。昼食代、拝観料は各自負担となります。

参加者には、オリジナルテキストをお配りしております。また、講師オススメの穴場や、普段、何気なく通り過ぎてしまうような史跡なども紹介しておりますので、皆様のご参加、お待ちしております。

◆NHK学園新宿スクール
http://www.n-gaku.jp/life/open/open_shinjuku.htm

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2008/11/16

NHK学園講座 第2回

11/14 金曜日、この秋から講師を担当しております、NHK学園講座「鎌倉浪漫ウォーク」の第2回目を行いました。

今回のテーマは「江ノ電沿線の名所散策」ということで、コースは、
<午前>
鎌倉文学館→甘縄神明神社→川端康成邸

昼食休憩(日本料理 あじさい)

<午後>
稲村ヶ崎→満福寺→小動岬(こゆるぎみさき)
というコースです。

鎌倉文学館では、ちょうど秋バラと皇帝ダリアがとても綺麗に咲いていました(写真左・中。携帯のカメラで撮影したので、画像が鮮明でなくてすみません。。。)

甘縄神明神社では、「万葉集」の歌碑の前で、「万葉集」に収められている、鎌倉の風景を詠んだ歌3首のご説明をしました。また、甘縄神明神社の門前に川端康成邸があるのは、皆さんご存知なかったようで、とても驚かれていましたね。

昼食後、午後は、まず稲村ヶ崎へ。天気が晴れ渡り、わずかながら富士山も見え、とても気持ちがよかったですね。
その後、腰越に移動し、満福寺へ。義経と静御前の悲恋物語をお話し、義経と静御前の生涯を題材として描いた満福寺の襖絵を見学しました。
最後は、小動岬へ。太宰治が心中(未遂)を図った地ということで、これまた文学好きの皆さんは興味津々のご様子でした。

講座終了後、一人で北鎌倉まで足を伸ばしてみると、まだほんの少しですが、紅葉が始まりかけていました(写真右)。おそらく紅葉の見頃は、例年通り、11月下旬~になるでしょう。

次回の講座は、12月12日(金)。紅葉の北鎌倉を歩き、鎌倉の美しい仏像ナンバーワンの「水月観音」も東慶寺で拝観します。12月12日は体験講座も募集するそうなので、興味のある方は、NHK学園までお問い合わせください(会費3000円。どなたでも参加可能です)。

◆NHK学園新宿オープンスクール
http://www.n-gaku.jp/life/open/open_shinjuku.htm

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2008/11/08

古都浪漫ギャラリー 京都・鎌倉の紅葉 アップ

古都浪漫ギャラリーに「京都・鎌倉の紅葉」をアップしました。
昨年までに撮影した京都・鎌倉の紅葉の写真集です。

http://kamakuraprivate.cocolog-nifty.com/photos/koyo/index.html

Hyosi

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2008/11/03

11月のおすすめ散策コース 鎌倉紅葉の名所散策

鎌倉の本格的な紅葉シーズンは11月下旬からですが、そろそろ紅葉狩り散策のプランなど練り始めている方もいらっしゃると思いますので、鎌倉のおすすめ紅葉スポットをご紹介しましょう。

その1 円覚寺
まずは北鎌倉の紅葉の名所円覚寺。
鎌倉五山第二位の円覚寺の広大な境内では、随所で紅葉を楽しむことができます。古刹の伽藍と紅葉が織り成す刹那の美の世界。日本に生まれてよかったなと思いませんか。

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その2 瑞泉寺
鎌倉紅葉の名所その2は、瑞泉寺。
瑞泉寺は、鎌倉で最も奥に位置する谷に境内があるため、駅からはちょっと遠いですが、その分とても静かな落ち着いた佇まいのお寺です。しかも山号の「錦屏山(きんびょうざん)」や境内の地名の「紅葉谷(もみじがやつ)」が示すとおり、紅葉がとても美しい桃源郷でもあります。

ただ残念なのは、瑞泉寺境内裏手の山上にある偏界一覧亭(へんかいいちらんてい)が現在は公開されていないことですね。ある文献によれば、偏界一覧亭には、その昔天下の名僧たちが集まり、度々詩の会を催し、四季折々の自然は誠に素晴らしく、ことに紅葉は「楓林ことごとく赤し」といわれるものだったそうです。

瑞泉寺の紅葉が本格的に楽しめるのは12月になってから。

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その3 獅子舞の谷
鎌倉の紅葉の名所の真打といえば獅子舞の谷。かつては「知られざる紅葉の名所」とか「紅葉穴場スポット」とかいわれていましたが、最近では雑誌などでも紹介されるようになり随分有名になってしまいました。

鎌倉駅から大塔宮行きバスに乗り、終点「大塔宮」で下車。ここからほど遠くない永福寺跡から北に向かい、二階堂川の源流を辿るように山道に分け入っていきます。しばらく行くと斜面が少し広くひらけている場所に出ます。ここがいわゆる獅子舞の谷。地名の由来は、うずくまった獅子のような形をした岩がごろごろ転がっているから。

普段は何のことは無い山道なのですが、晩秋ともなると、イチョウの葉が舞い落ちて一帯は黄金の絨毯が敷き詰められたようになり、銀杏(ギンナン)の実が時々頭上から降ってきては、岩にあたって「ポン」という不思議な音を放ちます(銀杏は臭いも少々きつい)。

そして上を見れば、周囲は燃えるように赤く染まった紅葉。なんだか不思議な世界に迷い込んでしまったような気がします。

この獅子舞の谷からちょっと山道を登ると天園ハイキングコースの尾根道にぶつかり、天園休憩所はすぐそこ。温かい飲み物を飲みながら下の方を見てみると、獅子舞の谷の部分だけが黄金色に包まれています。

Sisimai1 Sisimai2 Sisimai3

このほか、鎌倉宮覚園寺源氏山公園もおすすめの紅葉スポットです。

※写真は、昨年までに撮影したものです。

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2008/10/28

『東京ウォーカー』に写真提供させていただきました

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本日(10/28)発売の『東京ウォーカー』に写真提供させていただきました。
以下の各写真です。
◆円覚寺の紅葉 (29ページ)
◆高徳院(鎌倉大仏) (31ページ)
◆杉本寺 (31ページ)
◆源氏山の紅葉 (31ページ)
※私の写真素材ホームページ「古都浪漫」よりの出典です。

紅葉の時期がせまり、各雑誌でも紅葉特集が多くなってきました。

●雑誌名:東京ウォーカー
●定価:340円(予定)
●発行:角川クロスメディア
●発売:10/28
※書店・コンビニなどで発売

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2008/10/27

鎌倉おすすめ情報

ごくごく簡単にですが、11月にかけての、鎌倉のおすすめ情報です。

◆円覚寺 宝物風入れ(11/1~11/3)
年1回行われる、書や掛け軸など、お寺の宝物を虫干しにする行事。普段、目にすることができない宝物を間近で見ることができるチャンスです。
また、この期間中は、鎌倉で唯一の国宝建築である「舎利殿」を拝観することもできるので、ぜひ円覚寺を訪れてみてください。
http://www.engakuji.or.jp/contents/houmotsu.html

※同時期に建長寺でも宝物風入れを行います。

◆-鎌倉国宝館開館八十周年記念- 特別展 鎌倉の精華 (~11/24迄)
これほど多くの、鎌倉ゆかりの仏像・仏画などが一堂に会するのは、めったに無いことですね。
特に11/5からは、普段は予約なしでは拝観することのできない、東慶寺の「水月観音」も公開されます。
http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kokuhoukan/index.htm

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2008/10/20

鎌倉のおすすめハイキングコース その3 「朝比奈ハイキングコース」

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鎌倉市の中心部から、鎌倉最古の寺・杉本観音や竹の庭で有名な報国寺の前を通り、横浜・横須賀道路の朝比奈インター方面に伸びる道が、いわゆる金沢街道です。
「金沢」というと北陸の金沢を思い浮かべる方も多いと思いますが、この場合の「金沢」は、「金沢八景」や「金沢文庫」で知られる横浜市金沢区のこと。鎌倉と横浜の金沢を結ぶ道なので「金沢街道」というのですね。

鎌倉時代、この金沢には、鎌倉の都市生活を支える上で重要なものが2つありました。
ひとつは、「六浦港」という港で、日本国内はもちろん、中国(当時は南宋)からも船が着きました。六浦で陸揚げされた様々な物資が金沢街道を通って、鎌倉の街に運び込まれたのですね。

もう一つは、「塩田」です。海に近い金沢では塩が作られ、やはり金沢街道を通って鎌倉に運びいれられました。そのため、金沢街道には「塩の道」の別名があります。(ついでに言うと、この道は、いざというときに金沢流北条氏の軍勢を鎌倉に引き入れるための軍用道路の目的もあったと言われ、執権北条泰時は道路の拡張工事を行っています)

さて、現在、一般に「金沢街道」といえば、車がビュンビュン走る新道を指しますが、鎌倉時代の往還の面影を残す旧道も、ちゃんと残っていて、ハイキングコースとして親しまれています。

鎌倉側から出発するのであれば、鎌倉駅前のバスロータリーから「金沢八景」または「ハイランド」行きのバスに乗り、「泉水橋」バス停で降りましょう。
途中、茅葺屋根の美しいお寺「五大堂明王院」や、「頬焼阿弥陀」の伝説が残る光触寺に立ち寄りながらぶらぶら歩いていきましょう。光触寺境内には、朝、塩商人がお供えした塩を夕方に帰るときまでには全部嘗めてしまったという「塩嘗地蔵(しおなめじぞう)」も祀られています(写真 上左)。

ハイキングコース入口へは、光触寺からさらに金沢街道を東に進み、十二所神社のバス停付近から、道標に沿って右手の住宅地の中へ入っていきます。
沢沿いの道をしばらく行くと、小さな滝にたどり着きます。この滝は、これから行く朝比奈切通しを一夜で切り開いたという伝説の剛力武士、朝比奈三郎に因んで「三郎の滝」と名付けられています。最近まで、滝周辺の足場工事が行われていましたが、先日見に行ったら完了していました(写真 上中)。

滝のところで道は二手に分かれますが、左の道が朝比奈峠を越えて金沢へと続く道。晴れた日でも道の真ん中を水が流れるので、滑らないように注意が必要。昔の旅人はこのような道を歩いたのかと思うと、とても感慨深いですね(写真 上右)。

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この沢伝いの山道をしばらく登っていくと、明らかに人為的に削られた岩崖が左右に聳える場所にたどり着きます。ここが峠の大切通し。崖の表面には、旅人の安全を見守る「磨崖仏」が彫られています(写真 下左)。

峠を下って5分ほど行くと、右手への分かれ道があります。右への道は、頼朝が、鎌倉の鬼門(北東)の方位に当たるこの地に熊野三社明神を勧請したのが始まりとされる熊野神社(写真 下中)への道。
真直ぐ進むと、岩を掘り下げて通した、素晴らしい切通しの道が続き、やがて横浜・横須賀道路の高架の下を通過し、バス通りに出ます。

ここからバス通りを一停留所分歩いて、「大道中学校」バス停まで足を伸ばしてみましょう。道脇に「鼻欠地蔵(はなかけじぞう)」と呼ばれる、巨大な磨崖仏が彫られているのを見ることができます(写真 下右)。

◆朝比奈ハイキングコース
http://homepage3.nifty.com/kamakurakikou/masahina.html

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2008/10/14

古都浪漫ギャラリー アップ

古都浪漫ギャラリーに、「鎌倉 秋景色」をアップしました。(10/9~10/11撮影)

http://kamakuraprivate.cocolog-nifty.com/photos/aki/index.html

海も空も花も、この季節は本当に美しいですね!

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2008/10/12

鎌倉薪能 NHK学園講座など

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ここ数日の近況報告です。

先週の木曜(10/9)は、鎌倉宮で行われた薪能を見てきました。
毎年、秋に行われる鎌倉の秋の風物詩・薪能も今年で50回目だそうです。私は、過去に2回、チケットを取ったことがあるのですが、いずれも台風と雨で中止(屋外の舞台で舞われるため、能面や衣装が痛まないよう、雨天だと中止されます)。今年、初めて観ることができました。
演目は、三保の松原の天女の羽衣の話「羽衣」と、源頼光(みなもとのらいこう)の鬼退治に取材した「土蜘蛛」。ポピュラーな演目でストーリーが分かりやすいので、頭で考えることなく篝火の明りの中で舞われる能の幽玄な雰囲気を素直に味わうことができました。

金曜(10/10)は、この10月より講師を担当することになったNHK学園の講座で、受講者の皆さんを覚園寺・報国寺・浄妙寺へご案内しました。
今回のテーマは、「金沢街道沿いの古刹めぐり」ということで、鎌倉の歴史を中心にお話させていただきました。
特に覚園寺は皆さん初めての拝観とのことで、お寺の方の丁寧な解説もあり、とても喜んでいただけたようです。

土曜は(10/11)は、友人と衣張山・名越あたりをハイキング。夕方は稲村ヶ崎に出て、シラスを肴に地ビールで一杯。たくさん歩いた後、秋空と海を眺めながらのビール。最高ですね。

写真は、上段左から、
・咲き始めた鎌倉文学館の秋バラ(10/9撮影)
・浄妙寺の金木犀(10/11撮影)
・ハイランドの秋桜(10/11撮影)
・衣張山のススキ(10/11撮影)
・夕暮れの材木座海岸(10/11撮影)
・稲村ヶ崎にて(10/11撮影)

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2008/10/03

鎌倉のおすすめハイキングコース その2 「六国見山ハイキングコース」

先週の日曜日、久しぶりに六国見山ハイキングコースを歩いてきました。
六国見山は北鎌倉にそびえる山で、かつて山頂から、相模、武蔵、安房、上総、下総、伊豆の六国が見えたので六国見山という名前がつきました。

以前は知る人ぞ知るという感じで訪れる人も少ない山でしたが、2007年に「六国見山森林公園」として周辺が整備されたこともあり、最近はハイキングに訪れる人も増えたようです。

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六国見山に登るなら大船駅を出発点にされるとよいでしょう。駅からバスに乗って近くまで移動してしまってもよいですが、時間があるのであれば、途中、北条泰時の墓がある常楽寺(上段左の写真)や多聞院裏手の切通し(上段中)などをのんびり歩きながら登山口へ向かいましょう。
登山口(公園北口)は、県立大船高校の敷地の南東側、住宅地の中にあります(上段右)。

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登山口から山頂までは、ものの10分くらい。道もよく整備されています(中段左)。山頂の展望台には、以前はなかった案内盤のようなものも新しく造られていました(中段中)。あいにくの曇空で、ちょっと霞んでいる感じでしたが、ここからの景色は本当に素晴らしいですね!(中段右)

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山頂からは公園南口(海が見える側)に降りていく道もありますが、このまま下山してしまってはハイキングとしてはいささか物足りないので、海を正面に見て左に続く道を行きます(「稚児の墓方面」と案内が出ている方向)。
こちらのほうは、まだ整備が進んでいないようで、相変わらず以前の獣道のまま(下段左)。真直ぐ行くと、今泉台の住宅地の端っこに出ます。

ここからは、坂道を明月院のほうへ下っていくこともできますし、途中から天園ハイキングコースに入ることも可能です。
また、今泉台の住宅地を横切って、鎌倉湖(散在ヶ池森林公園 下段中)まで足を伸ばし、自然豊かな湖畔をゆっくり散策するのもよいでしょう。鎌倉湖から、更に少し歩けば、陰陽の滝(下段右)のある今泉不動もすぐですね。

◆六国見山ハイキングコース
http://homepage3.nifty.com/kamakurakikou/mrokukokuken.html

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2008/09/30

秋の装い

Takanodai Cosmos Manjyu


今年はなんだか、例年よりも秋の訪れが早いような気がします。

この日曜日(9/28)は、鎌倉市内をあちこち歩いてみました。秋のひとコマをお送りします。
写真は、
左:枯葉(大船高校前の住宅地にて)
中:コスモス(鎌倉湖から今泉不動へ向う道にて)
右:ヒガンバナの見事な群生(永福寺跡付近にて)
です。

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2008/09/23

鎌倉のおすすめハイキングコース その1 「大仏・葛原ヶ岡ハイキングコース」

皆さんにとって秋は、食欲の秋ですか?読書の秋ですか?
これから涼しくなってきたら、体を動かして、日頃のストレスを解消したいですよね。
そこでオススメなのが、鎌倉のハイキングコース。ご存知の通り、鎌倉は海に面する南を除き、北・東・西の三方を山に囲まれ、その尾根伝いに素晴らしいハイキングコースがいくつかあります。
各ハイキングコースの魅力・見所をご紹介したいと思いますが、その1は「大仏・葛原ヶ岡ハイキングコース」。

このコースは、鎌倉大仏が鎮座する裏手の山を通るため、別名「裏大仏ハイキングコース」とも呼ばれ、コースの途中には、お金を洗うと倍増するといわれる「銭洗い弁天」や、「出世稲荷」の別名で親しまれている「佐助稲荷」などの観光名所もあるので、寄り道しながらのんびり歩くこともできます。

江ノ電の「長谷駅」を出発し、途中源氏山を経由して、北鎌倉まで約4.6キロ。鎌倉大仏から歩いて数分の「大仏トンネル」右手の階段が登山口となっており、ここから北鎌倉の浄智寺の裏手までが山道です。

登山口からしばらく進むと、山道の途中に「樹(いつき)ガーデン」というカフェテラスがあります。山の中腹にオーナーが長い月日をかけてレンガを積み重ねて造ったテラスは、あたかも「空中庭園」のよう。秋から冬にかけては、日によって遠くに富士山を見ることができます(写真左)。

カフェで一息ついたら、山道に戻ります。昔は大仏の裏手を通過するところで、大仏の後姿が見えたといいますが、今は木が茂り見ることができません。

更に山道を進むと、源氏山手前で佐助の住宅地に出ます。この住宅地の一画にあるのが海の見えるスポット。木々の中を歩いてきたので、輝く海面が一層まぶしいですね(写真中)。

源氏山のそばには「銭洗い弁天」や「佐助稲荷」があるのでぜひお参りしましょう。ここから北鎌倉に向かうこともできますし、化粧坂切通しの史跡(写真右)を通って、鎌倉駅西口に下りることも可能です。

Ituki Umi Kewaizaka

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2008/09/21

googleマップ ストリートビュー 鎌倉も対応

先日、日本語版がリリースされて話題となった「googleマップ ストリートビュー」。今日久しぶりに見てみたら、鎌倉市も市街地を中心に、ほぼ全域が対応エリアになっていました。

ご存知ない方のために簡単に説明すると、「googleストリートビュー」は、写真をつなぎ合わせて作ったネット上の空間を、まるで実際の街を歩いているような感覚で、散策できる機能。前に進む、後に進むのはもちろん、360度グルッと周囲を見回すことができたりと、本当にその場にいるような感覚です。

例えば、鎌倉高校前で江ノ島のほうを見るとこんな感じです。

道路上の矢印をクリックして、行きたい方向に進み、左サイドのメニューで、回転したり、ズームしたりすることができます。

◆googleマップ ストリートビューの使い方
http://www.google.co.jp/help/maps/streetview/

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2008/09/01

めぐり合わせのよい日

Sarusuberi Mukuge

昨日は、秋からNHK学園新宿校で担当させていただくことになった講座『鎌倉浪漫ウォーク』の下見等々で、鎌倉のお寺やらお店やらをあちこち周っていました。

行く先々で知り合いにばったり遭遇する一日でした。
報国寺では、先日放映されたTVチャンピオンでご一緒させていただいた鎌倉清雅堂の南さんとばったり。学生時代のお友達を連れて、鎌倉案内されている途中とのこと。

浄妙寺で花を撮影後(写真左:サルスベリ、右:ムクゲ)、若宮大路まで引き返してくると、今度は、やはりTVチャンピオンでご一緒させていただいた、人力車「えびす屋」の井上さんにばったり。

若宮大路の路地裏にある「鎌倉キネマ堂」で、シラス丼を頂いた後は、友人(「鎌倉情報館」の管理人、長嶋さん)の写真展を見に鎌倉駅西口のカフェ「ダックス」へ。ここでも長嶋さんに会うことができ、いろいろ情報交換しながら、楽しく、有意義な時間を過ごすことができました。
昨日は、よほど、めぐり合わせのよい日だったのだと思います。

※現在、『鎌倉浪漫ウォーク』講座受講者募集中です。よろしくお願いします。

◆NHK学園新宿校
<ホームページ>
http://www.n-gaku.jp/life/open/open_shinjuku.htm

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2008/08/30

初秋の鎌倉、おすすめの散策路

Kaizouji_hagi Youkihi Houkaijisandouhagi

最近雨が多く、朝晩はとても涼しくて、「夏はいったい何処へ?」という感じですね。

暑い盛りは散策などとても・・・と言っていた方も、涼しくなったら鎌倉へ出掛けてみませんか。
9月の鎌倉のオススメ散策路は、「萩の花の咲くお寺めぐり」。鎌倉駅を起点に、海蔵寺浄光明寺宝戒寺をめぐります。

鎌倉駅西口から海蔵寺までの道のりは、路傍に十六夜日記の作者である阿仏尼の墓があったり、小さな稲荷が祀られていたりと、一年を通じてとても味わい深い散策路ですが、私はこの道を秋に歩くのが大好きです。横須賀線の線路沿いにススキの穂が揺れはじめると、もう本当に秋だなと感じます。

寿福寺、英勝寺の門前を過ぎ、しばらく静かな住宅地を歩いていくと、その先の谷戸の奥に静にたたずむのが海蔵寺。9月中旬ともなると、山門に至る石段の両脇にあたかも紫色の輝く滝のように萩が咲き乱れ、幻想的な空間を創り上げます(写真左)。この優美な滝を掻き分けるように、参拝客は石段を上り、山門へ向かいます。できれば人の少ない早朝に訪れて、この贅沢な空間を独り占めにしてみたいですね。

海蔵寺から一旦、英勝寺の門前まで戻り、踏み切りを渡って、今度は泉ヶ谷の浄光明寺に向います。

浄光明寺は、鎌倉時代の彫刻の傑作・阿弥陀三尊像が祀られていることで知られるお寺。境内に入ると、「楊貴妃観音」像の周囲を萩の花が彩ってます(写真中)。
中国唐の時代、玄宗皇帝に愛された楊貴妃。世界三大美女の一人ともいわれる彼女の死を嘆いた玄宗は、仏師に命じて彼女の美貌に似せた一体の観音像を彫らせます。 500年の後、日本から渡った留学僧がこの像を譲り受けて日本に持ち帰り、京都泉涌寺(せんにゅうじ)に安置したのが本家「楊貴妃観音」。
浄光明寺は泉涌寺の末寺であるので、「楊貴妃観音」の模刻が寄進されたのだそうで、本家の、「楊貴妃観音」同様、美人祈願にご利益があること間違いなし。

さて、浄光明寺を出たら、「いわや不動」の前を抜け、鶴岡八幡宮方面へと足を伸ばしましょう。鶴岡八幡宮の門前を横切る横大路の突き当たりにある宝戒寺は別名「萩寺」と呼ばれる萩の美しいお寺。秋の境内は珍しい白萩の花で一杯になります(写真右)。

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2008/08/23

夏の終わりに。。湘南サイクリング


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暑い中にも、朝晩は秋の気配も感じられるようになってきました。
もう夏も終わりかと思うと少し寂しい気もしますが、夏のしめくくりに、湘南ビーチのサイクリングなどいかがでしょうか?

まず、サイクリングですから自転車を手配しなければなりませんね。鎌倉駅前にもレンタサイクルがありますが、折角ですから、ちょっとオシャレにマウンテンバイクで決めてみたいという方、由比ヶ浜にある「GROVE」というお店でマウンテンバイクをレンタルしましょう(要予約)。

私のおすすめサイクリングコースは、逗子マリーナを起点に、鎌倉の海岸を走り、江の島、茅ヶ崎の烏帽子岩の見えるT-BARまで走るというコースです。
[逗子マリーナ - 材木座海岸 - 由比ヶ浜 - 稲村ケ崎 - 七里ヶ浜 - 江の島 - T-BAR(茅ヶ崎)]

出発点の逗子マリーナ(写真左)は、1971年誕生の湘南を代表するリゾート基地。約16万5千平方メートルの敷地に、現在8棟の別荘用建物をはじめ、ハーバー、 テニスコート、プール、レストランなどが揃っていて、街路にはヤシが植えられており、どこか外国のリゾート地にでも来たかのような気分に。

逗子から小坪トンネルを抜けると、鎌倉の海岸線。材木座海岸、由比ヶ浜(写真中)という人気のビーチを左手に見ながら走ります。ウィンドサーフィンを楽しむ人や、水着姿で肌を焼いている人がいますね。

途中、稲村ヶ崎一帯は公園として整備されているのでお弁当を広げるのも良いですね。夏場はよくバーベキューをやっている人もいます。また、稲村ヶ崎は「かながわの景勝50選」にも選ばれている素晴らしいビューポイントです。

稲村ケ崎のちょっと先、七里ヶ浜あたりでは砂浜に下りて行ってみましょう。砂浜を歩きながら波を見ていると、打ち寄せる波にも大波と小波があるのが良く分かります。波打ち際を油断して歩いていると、時々やってくる大波で靴も靴下もビショビショになっちゃいますよ。

逗子マリーナから江の島までは国道沿いを走らなければなりませんが、江の島から茅ヶ崎の烏帽子岩(写真右)の見えるT-BARまでは、サイクリングロードが整備されており、とても走り易いですよ。

是非、挑戦してみてください!

ちなみに、私自身が同コースを走ったときの記録はこちらのページです↓
湘南・鎌倉海物語

逗子-烏帽子岩までの地図

GROVE 鎌倉(レンタル・マウンテンバイク)


※コースの所要時間は、2~3時間くらいですが、茅ヶ崎から鎌倉まで自転車を返しに戻らなければならないので、余裕をもった計画を!

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2008/08/03

鎌倉 8月のオススメ

夏真っ盛りですね。

こう暑いと、古都散策もちょっと尻込みしてしまいますが、8月の鎌倉はいろいろなオススメの行事があります。

◆鶴岡八幡宮 ぼんぼり祭(8/6~8/9)
鎌倉在住または鎌倉に馴染みの深い著名人の、直筆の書や絵を描いた雪洞(ぼんぼり)を鶴岡八幡宮の参道にずらっと並べる「ぼんぼり祭」。
昼間は、個性的な雪洞をひとつひとつ眺めて歩くのがとても楽しいですし、夜になれば灯を燈すので、幻想的な美しさを楽しむことができます。
涼やかで夏の夜にぴったりのお祭りですね。

くらやみ参り(黒地蔵縁日)(覚園寺 8/10)
「くらやみ参り」とは、読んで字のごとく、夜にお寺をお参りすること。
覚園寺は、普段は毎日数回、決められた時刻にお寺のお坊さんの案内にしたがって境内をお参りするという珍しい拝観スタイルをとっているお寺ですが、年に一日、境内の地蔵堂に祀られている秘仏・「黒地蔵」の縁日である8月10日の0時から正午の間だけは、境内を自由に歩いてお参りすることができます。

「黒地蔵」は、地獄で火攻めにされている亡者の苦しみを和らげようと地獄の番人に代わり火焚きを行い、そのために自らの身を焦がしたという伝説のお地蔵様。何度洗っても、翌日にはまた黒くなってしまうため「黒地蔵」と呼ばれるようになったのだそうです。
秘仏のため普段は拝観することができませんが、この「くらやみ参り」の夜だけ地蔵堂の扉が開かれます。

また、8月10日は、観音様にお参りすると、四万六千日間お参りしたのと同じ御利益を授かると言われている観音菩薩の縁日。杉本寺・安養院・長谷寺(いずれも観音様がご本尊)は、深夜にもかかわらず、たくさんの人がお参りします。
※長谷観音は午前4時からお参りすることができます。

第60回鎌倉花火大会(8/11)
海中の台船から約4000発の花火が打ち上げられ、夏の夜空を彩ります。
例年、ものすごい人出なのでご注意を。

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2008/07/21

古都浪漫ギャラリー アップ

古都浪漫ギャラリーに「湘南・鎌倉 夏物語」をアップしました。

古都浪漫

夏の鎌倉を彩る花や海の写真などを掲載しましたので、お楽しみください。

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2008/07/15

NHK学園で講座を担当します

10月からNHK学園新宿オープンスクールで、講師として『鎌倉浪漫ウォーク』という講座を担当することになりました。
講座といっても座学ではなくアウトドア講座ですので、実際に鎌倉を散策して、四季折々の花や自然を楽しみながら、お寺や歴史についてお話しする、楽しい講座にしたいと思います(月1回第2金曜日、全6回のコースになります)。

受講の募集は、NHK学園新宿オープンスクールのホームページでも行いますが、8月25日に朝日、読売新聞にチラシが入るとのことですので(新宿区を中心とし、渋谷、世田谷、西は三鷹辺りまで)、興味のある方はご覧になってください。
募集を開始したら、またお知らせします!!

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2008/07/13

鎌倉王選手権 同窓会

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昨夜は、5月15日に放送した、TVチャンピオン「鎌倉王選手権」の同窓会を開催!

鎌倉FMの真未ちゃんは家庭の事情で参加できませんでしたが、チャンピオンの南さん、人力車の井上さん、バスガイドの山野さん、そして私の4名が集まりました。

食事会の場所は、「ローストビーフの店 鎌倉山」。東京の赤坂や玉川、横浜にも支店を持つ名店です。
コースは、魚介類の前菜、ジャガイモの冷製スープ、メインのローストビーフ。
いや~、こちらのローストビーフは本当に美味しいですね!
デザートは、好みのケーキを2種類選べます。
しかも今回は、南さんの賞金でごちそうになってしまいました。幸せ!!

二次会は、由比ヶ浜の海の家に移動。高級レストランから海の家というギャップがものすごいですが、最近の海の家は本当に清潔というか、普通のお店と遜色ないですね。
心地よい海風が吹く中、ビーチでのんびり過ごす夜というのもよいですね。やっぱり幸せ!!!

ローストビーフの店 鎌倉山

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2008/06/29

おすすめのお店、ガイドブック

ここのところ、休日は比較的時間に余裕があるので、ホームページの掲載情報を整理したりしています。
昨日・今日で、以下の2ページの情報整理を行いましたので、参考までに。

鎌倉・江ノ島 おすすめのお店
私は、グルメ情報は、余り得意分野ではないのですが、今まで行ったお店で、ここなら間違いないというお店を掲載しておきました。もちろん、鎌倉には他にもたくさん良いお店がありますが、私のHPは「ハイキングコースガイド」ですので、観光・ハイキングの途中や帰りに気軽に立ち寄れるお店を中心に選びました。

おすすめ鎌倉観光ガイドブックなど
私が今まで読んだ、鎌倉関連の書籍で、面白かったもの、役に立ったものを何冊か選んで掲載しました。
鎌倉に関する本は、本当に無数にありますからね。。。ガイドブックなどを選ばれる際の参考にしていただければと思います。

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2008/06/23

紫陽花と”世界一の朝食”を求めて。

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昨日は小雨が降る中、紫陽花を撮影しに出掛けました。

まず、8時半くらいに成就院に到着。もうそれなりに人は出ていましたが、まだ混雑というほどではありません。雨にぬれた石段と最盛期を向かえ、美しく咲く紫陽花。風情がありますね(写真左)。

次は、御霊神社へ。こちらは、以前は紫陽花の名所としては全く知られていなかったのですが、最近は境内前を走る江ノ電と紫陽花を一緒に撮影できるスポットとして人気が出ているようです。社殿裏手のミニ紫陽花園を見てみましたが、こちらの花は成就院と比べると、やや小ぶりかなという感じです。

御霊神社から路地を抜け、長谷寺へ。9時くらいに到着しましたが、まだ空いていて、紫陽花を十分堪能することができました(写真中・右)。長谷寺は、まだ色付いていない花もあり、まだまだ楽しむことができそうですね。

その後、お腹が空いたので、2008年3月22日(土)、七里ヶ浜にオープンした複合施設「WEEKEND HOUSE ALLEY」の中に入っているレストラン「bills」に行って見ました。
こちらは、オーストラリア・シドニーにあるレストランの支店で、ニューヨークタイムズ紙が”世界一の朝食”と評したスクランブルエッグが有名。
10時半に到着したのですが、店員さんに聞いてみると、予約が2時間先まで埋まっているので、12時45分以降なら予約がとれますますとのこと!
スクランブルエッグを食べるのに2時間待ちか~と思い、あきらめましたが、”世界一の朝食”とは一体どんな味なのか気になるので、ぜひ今度、時間のあるときに試してみたいと思います。

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2008/06/01

鎌倉あじさい便り

Hase Jyojyuin Rinrin

今日は、まだちょっと早いだろうなと思いつつも、紫陽花散策に出掛けました。
紫陽花の季節の鎌倉を上手に周る秘訣は「早起き」の一言に尽きるので、9時前には長谷寺に到着。
全体的にはまだ咲き始めでしたが、早咲きの花は初夏の陽射しの中で、もうすっかり色付いていました。紫陽花の向こうに広がる明るい空と由比ヶ浜!やってくる夏を感じずにはいられませんでした(写真左)。

長谷寺を出ると、長谷駅の前で「TVチャンピオン 鎌倉王選手権」でご一緒した、人力車「えびす屋」の井上さんにバッタリ出会いました。
「成就院の紫陽花、綺麗になってますよ。」という井上さんの一言で、成就院に向いました。そう、成就院の紫陽花は台風による崖崩れ防止工事の影響で、去年は全然見れなかったんですよね。
成就院に行ってみると、咲いてました!(写真中)
まだ、ほんのり色付く程度ですが、もう一週間もすれば見頃になるでしょう。今年は期待できそうですね。

お昼は、瑞泉寺そばの、中華懐石の店「凛林」で「水無月昼御膳」を頂きました。(写真右)
・花切りイカと枝豆の淡白炒め
・ピータン入り中国風冷奴
・カニ身と五目野菜入り魚団子のチリソース
など、中華にしてはさっぱりした味付けで、暑い時期にぴったりの料理でした(食後の竹筒入り杏仁豆腐も絶品!)。
※要予約です。

午後は、まず浄妙寺へ。茶室「喜泉庵」で抹茶と水琴窟の涼やかな音色を楽しんだ後、衣張山を一望できる眺望散策路へ行ってみると、山アジサイがちょうど見頃になっていました。

本日、最後は鎌倉のお隣、逗子の紫陽花の名所、岩殿寺へ。どれくらい咲いているかな、と期待して行ってみましたが、残念!
こちらは、まだまだ本当に咲き始め。見頃はもう少し先になりそうです。

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2008/05/17

鎌倉清雅堂さん

ところで先週、TVチャンピオン「鎌倉王選手権」でご一緒させていただいた南さん(チャンピオン)のお店「鎌倉清雅堂」さんにお邪魔してきました。

「鎌倉清雅堂」は、銅・錫・銀・金などの金属を素材にした鎚起銅器(ついきどうき)のお店。
お茶道具から、花器、ぐい呑みなどの酒器まで、いろいろな器を取り扱っていらっしゃいます。

私は器といえば陶芸品しか知らなくて、金属の器はとても新鮮に感じました。丸みを帯びたフォルムや表面に施された繊細な文様のせいか、金属特有の冷たさを感じさせないですね。

これらの器は新潟の職人さんたちが真心こめて制作しているとのこと。

鎌倉清雅堂

楽天にも出店されています。

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鎌倉・湘南・三浦をあるく 二版

私が写真協力させていただいている「大人の遠足BOOK 鎌倉・湘南・三浦をあるく」(JTBパブリッシング)の改訂二版が店頭に並びました。

「鎌倉エリア」編では、
「1.四季折々の花が迎える寺社と鎌倉幕府ゆかりの地をめぐる」
「2.鎌倉アルプスの稜線を歩き北鎌倉の古刹と絶景を楽しむ」
など、17の散策コースが豊富な写真入りで紹介されています。

ぜひぜひ購入してくださいね^^
といっても、私は著者ではないので、儲かりませんが。。。

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2008/05/15

TVチャンピオン2 「鎌倉王選手権」放送

私も出場した、TVチャンピオン2「鎌倉王選手権」が本日放送されました。
私は「人気HP仕掛け人」という肩書きで紹介されていました。結構気に入っています^^

結果は、私は3位でした。
お寺、歴史、ハイキングコースのことなら自信があるのですが、やっぱり食べ物の問題はちょっと苦手です。。。

優勝の南さん、準優勝の井上さんに拍手。

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2008/05/12

雨の鎌倉

Anyoin Bungakukan_2 Bara


今日の散策ルートは、
一茶庵(昼食)→鎌倉国宝館(国宝展)→来迎寺→安養院→鎌倉文学館→幻董庵(夕食)

来迎寺(西御門)では、東慶寺の「水月観音」と並び、鎌倉で一・二を争う美しい仏像といわれる「如意輪観音」を初めて拝観しました。右膝を立てた姿勢で、肘を付き、首をちょこっと傾けるポーズ。確かインドにはこのような姿勢の仏像もあった気がしますが、日本の仏像では珍しいのではないでしょうか。

安養院のツツジはそろそろ見納め(写真左)。

鎌倉文学館のバラはまだ咲き始め。もう一週間もすると見頃になるかなという感じでした(写真中)が、中にはもう大輪の花を咲かせている花もありました(写真右)。

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2008/05/01

「おすすめの鎌倉の宿予約」のコーナー

「おすすめの鎌倉の宿予約」のコーナーで紹介している宿・ホテルの見直しを行いました。
実際に宿泊したり、「じゃらん」のクチコミ投稿を参考にしたりして、皆さんに快適に、安心して宿泊していただける宿を厳選しました。

鎌倉にお泊りの際は、ぜひ参考にしてください。

鎌倉観光名所検索 「おすすめの鎌倉の宿予約」のコーナー

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2008/04/29

5月の鎌倉 おすすめ散歩コース

いよいよゴールデン・ウィークに突入!
鎌倉旅行のプランを立てている方も多いことでしょう。

ゴールデン・ウィークの鎌倉は。。。 とにかく混みます。絶対にやめたほうがいいのはマイカー観光。おそらく、駐車場を探しているだけで、一日が終わってしまいます。
お昼にお店に入るのにも行列ができるので、一番よいのはお弁当を持って、自分の足で歩くことです!

さてゴールデンウィークのにぎわいが一段落すると、鎌倉文学館のローズガーデンのバラが咲き始めます。
アメリカ・オランダなど世界7カ国から輸入された外来種のバラや、「鎌倉」「静の舞」「流鏑馬」「星月夜」といった鎌倉にちなんだ名前のついたバラなど、170種200株が、形も大きさも色も様々に思い思いの花を咲かせます。
また、2008年5月10日(土)~6月1日(日)は、「鎌倉文学館 春のバラまつり」が開催され、ローズガーデンコンサートなども催されるので、ぜひ足を運んでみてください。

Bungakukan

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2008/04/14

水月観音 特別公開

ご存知の方も多いかと思いますが、北鎌倉の東慶寺で、現在「仏像特別展」を開催しています。
「水月観音」は、鎌倉彫刻の中でも特に美しい仏像として有名ですが、普段は事前予約をしていないと拝観することができません。
現在、開催中の「仏像特別展」では、予約なしで「水月観音」を間近で見ることができます。

私は今日、拝観してきました。
水際の岩に座って、水面に映る月を眺めるような姿勢から「水月観音」という名がついたそうですが、本当に美しいですね!
「水月観音」のほかにも普段、拝観できない仏像が多数展示されていますので、とてもお勧めです!

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2008/04/02

2008 鎌倉の桜アルバム

3/29(土)、3/30(日)に撮影した、鎌倉の桜のアルバムです。
29日は快晴で心地よい春の散歩日和でしたが、30日は一転して肌寒くなり、満開の桜も凍えているようでした。

段葛、鶴岡八幡宮、光明寺、建長寺、円覚寺などの桜の定番スポットのほかに、ホテルニューカマクラの桜、最近境内拝観が開始された長寿寺の庭園の桜など、珍しいものもありますので、是非ご覧になってください。

2008 鎌倉の桜

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2008/03/30

鎌倉の桜最新情報など

昨日・今日で撮影した写真です。

左・本覚寺の枝垂れ桜
満開を過ぎ、散り始めています。風に舞う花びらに、無常の美学を感じます。^^
鎌倉の桜は、鶴岡八幡宮、段葛をはじめ、ほぼ満開になっている場所が多いです。

中・円覚寺・仏日庵の魯迅が寄贈した木蓮
本日午前中に撮影。最盛期を迎え、美しいのは桜だけじゃないぞ!という感じで咲いていました。
午後の雨で散ってしまったかも知れません。

右・長寿寺観音堂
お寺好きの方に朗報です!
今までずっと非公開寺院だった、亀ヶ谷坂の入り口の長寿寺さんが、今後は雨が降らない限り、金土日は公開を行うそうです。
本日、早速見学してきました。
美しい観音堂、よく手入れされたお庭(桜も咲いていた)は初めて見学。
また、境内の足利尊氏公の墓もお参りしてきました。

Hongakuji Mokuren Kannondo

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2008/03/24

鎌倉の桜の名所 其の五 鎌倉山・ハイランド

鎌倉の桜の名所 其の五 鎌倉山・ハイランド
-桜並木が美しい道-

Photo Photo_2

桜の名所はお寺や神社ばかりではありません。道の両脇に多くの桜が植えられた、桜並木が美しい散歩道をご案内しましょう。住宅地なので、はしゃぐのは禁物ですが、本当に素晴らしい春の散歩道です。

まずは、西鎌倉エリアの高級住宅地として知られる鎌倉山へ。鎌倉山へは鎌倉駅からバスか、大船から湘南モノレールを利用するのが便利。
湘南モノレールの西鎌倉駅から鎌倉山ロータリーへ向うと、笛田方面に抜けるバス通りは延々と続く桜並木。「旭ヶ丘」バス停付近が特に美しく、付近には、版画家・棟方志功の作品が展示されている「棟方板画美術館」もあります。

さて、次は鎌倉の東の端、鎌倉市と逗子市にまたがるハイランド住宅地へ。ハイランドは、近くに衣張山もある高台の住宅地で、富士山がきれいに見えることで知られますが、桜並木もとても美しいです。
桜並木を散歩した後、衣張山に登山して汗をかくのなども、とてもいいですね。

写真左・鎌倉山の桜並木 右・ハイランドの桜並木

鎌倉山

ハイランド

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2008/03/22

鎌倉の桜の名所 其の四 光則寺・妙本寺

鎌倉の桜の名所 其の四 光則寺・妙本寺
-桜と海棠が美しい寺-

東京でも今日、桜の開花宣言が出されました。いよいよお花見シーズン到来ですね。
鎌倉も、暖かい日が続けば、もう一週間もすれば桜の見頃になるでしょう(こればかりは神様しか分かりませんが。。。)

さて、「鎌倉の桜の名所 其の四」として、長谷の光則寺と、大町の妙本寺をご紹介したいと思います。

この2つのお寺、共通点があるのですが、思い浮かぶ方いらっしゃいますか?
そう、ともに桜と海棠(カイドウ)の花の名所なのです。

桜はパッと咲いてパッと散る、その潔さが日本人の価値観に合い、人気なのだと思いますが、ひとたび春の嵐が吹けば、さーっと散ってしまい、名残惜しいですよね。
桜の花びらが風に舞い、「あ~、残念!」と思う丁度その頃、もっと濃いピンク色の花を咲かせ始めるのが海棠の花。まるで散り行く桜が生まれ変わるように咲き始めます。

光則寺と妙本寺は、この生まれ変わりを見ることができるお寺。特に光則寺の樹齢200年とも言われる海棠の古木は見応え十分です。

左から、妙本寺祖師堂(本堂)前の桜と海棠。光則寺山門前の桜。光則寺の海棠の古木。

Myohonji Kosokuji_sakura Kosokuji_kaido

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2008/03/16

鎌倉の桜の名所 其の三 源氏山公園

Genji1 Genji2

桜と言えば、楽しみなのは、やっぱりお花見ですね。満開の桜の下で楽しくお弁当を広げたり、お酒を飲むのは格別です。
神社やお寺の境内は飲食禁止ですから、鎌倉でお花見ができる場所というと源氏山公園が一番でしょうか。
公園内のあちこちに桜が植えられている桜の名所ですが、私が一番好きなのは、葛原岡神社の前あたりですね。
見事な桜の木が数多く植えられていて、シートを広げる広場もありますから、花見にはもってこいです。

写真左:源氏山公園内の葛原岡神社参道の桜。
写真右:葛原岡神社参道脇の広場で花見を楽しむ人々。
※鎌倉の桜の見頃は、例年3月下旬~になります。写真は昨年撮影したものです。

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2008/03/09

鎌倉の桜の名所 其の二 段葛

私の選ぶ「鎌倉の桜の名所」ベスト5、其の二は段葛(だんかずら)の桜。

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「段葛」についてご存じない方もいらっしゃるかと思いますので、少々解説。
段葛というのは鶴岡八幡宮の正式な参道です。
鎌倉の南の由比ヶ浜から鎌倉の中心・鶴岡八幡宮までを結ぶ鎌倉のメインストリート・若宮大路には、海側から一の鳥居、二の鳥居、三の鳥居と3つの鳥居があります。このうち、鎌倉駅前の二の鳥居から三の鳥居までの約500メートルの間に、道の中央に一段高く盛り土された歩道があり、これを段葛といいます。
歴史書によれば、この段葛は、頼朝が妻である北条政子の安産祈願のために工事し、奉納したのだそうです。

この段葛、道の両側に桜が植えられ、満開になると、まるで桜のアーチをくぐるような感じになります。また、夜は提灯が燈り、幻想的な夜桜を楽しむことができます。

あと、もちろん鶴岡八幡宮は桜の名所。源氏池・平家池の桜をお見逃しなく!

写真は左から、二の鳥居、昼の段葛、夜の段葛です。
※鎌倉の桜の見頃は、例年3月下旬~になります。写真は昨年撮影したものです。


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2008/03/03

鎌倉の桜の名所 其の一 光明寺

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鎌倉の春の花暦は、例年3月中旬頃までが梅の見頃。3月下旬から4月上旬に桜が満開となり、そして桜が散る頃、海棠(カイドウ)の濃いピンク色の花が咲き始めます。

これから梅の見頃を迎える場所もある中、ちょっと気が早い気もしますが、私の選ぶ「鎌倉の桜の名所」ベスト5をご紹介していきたいと思います。

「鎌倉の桜の名所」其の一は、材木座の光明寺。関東瑞一といわれる高さ20メートルの巨大な山門が目印(写真左・中)の浄土宗の大本山で、江戸時代、徳川家康が定めた浄土宗学問所関東十八檀林中、筆頭寺院に選ばれた由緒あるお寺です。

この山門、普段は内部非公開ですが、毎年桜の季節に催される「観桜会」の期間中のみ特別拝観が行われ、山門の上から、境内一杯に咲く桜を眺めることができます(写真右)。
「観桜会」では、そのほか、お茶席でお点前をいただくこともできます。

古都浪漫 光明寺

地図

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2008/03/02

=鎌倉にある日本三大○○ その4 荏柄天神=

「鎌倉にある日本三大○○」シリーズ、その4は、「荏柄天神」。

鶴岡八幡宮の東に清泉小学校という学校があるのですが、この場所にかつて鎌倉幕府の政庁がありました。その北東、すなわち鬼門の方角に祀られているのが荏柄天神です。

天神様ですから、祭られているのは勿論、学問の神様・菅原道真公。道真公の、
『東風吹かば 匂い寄こせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ』
の歌にちなんで、境内には紅白の梅の木が植えられており、また朱色の社殿や門にも梅の花をあしらったデザインが施されています。

さて、日本三大天神という場合、九州の太宰府天満宮と京都の北野天満宮に加え、各地でご当地の天神様を加えて、三大天神としています。
鎌倉ではもちろん、幕府の鬼門を守った大切な荏柄天神を、日本三大天神のひとつに数えていることは言うまでもありません。