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2009/08/27

我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか

今日は、現在、竹橋の国立東京近代美術館で開催されている「ゴーギャン展」を見てきました。

ゴーギャンは、スーラやギュスターヴ・モローと並び、私の好きな画家です。

私がゴーギャンを好きになったのは、彼の絵を見てというよりも、おそらく中学生の頃だったと思いますが、彼の人生をモーチーフにして描かれたサマセット・モームの小説『月と六ペンス』を読んでからだと思います。

株式の仲買人としての安定した生活を捨て画家となり、やがて文明社会を捨て南国に渡り、そこで朽ち果てるように死ぬ。この狂おしいばかりの彼の人生を知って、はじめて南国タヒチの伝説や褐色の美女たちを描いた彼の絵に興味を覚えたのでした。

ゴーギャンの絵は、色鮮やかで構図も大胆。しかし、よく見ると非常に丁寧な筆のタッチで描かれています。ゴーギャンの絵に神秘性や静謐さが宿っているのは、このせいなのでしょう。
また、彼の絵には常に孤独の影が潜んでいます。それは、南国の未開の島に渡ったものの、現地人と最後の一線でどうしても溶け合うことができない文明人としての孤独。
タヒチで描いた絵がパリで評価されない画家としての孤独。
そして、家族を捨て、故郷を捨て、遥か遠い未開の地で朽ち果てる人間としての孤独。。。

今回の展覧会の目玉は、彼の代表作と言われる「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」。

人生は所詮孤独なもの。
孤独な旅人は、どこからやってきて、どこへ行くのか。
旅人は何の目的のために旅を続けるのか。

D'ou venons-nous? Que Sommes-nous? Ou allons-nous?

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2009/08/22

クイズの答え

前回のクイズの答えです。

まず、上段の3枚の写真は、いずれも妙本寺の凌霄花(ノウゼンカズラ)。私はこの花が咲くと夏だなと思います。
鎌倉では、海蔵寺も凌霄花が綺麗に咲きますね。

続いて中段は、いずれも蓮(ハス)の写真。左から宝戒寺本覚寺、光明寺です。特に光明寺では古代蓮(大賀ハス)という珍しい蓮をみることができます。

最後に下段。まず左は鶴岡八幡宮の平家池の蓮です。鎌倉時代、源氏池には源氏の旗色と同じ白い蓮、平家池には平家の旗色と同じ紅い蓮がそれぞれ植えられたそうですが、今では混ざってしまい、写真のように平家池にも白蓮が咲いています。

下段・中央は、日坂から見た江ノ電とその向こうに広がる大海原。鎌倉高校前駅の改札を出てすぐの上り坂ですが、この場所は本当に素敵な海沿いの風景なので、ときどきドラマのロケなどにも使われていますね。

下段の右は、鎌倉文学館のテラスから遥かに臨む由比ヶ浜。鎌倉文学館は加賀百万石で有名な前田侯爵家の別荘として建てられた建物。テラスに立つと、古き良き時代の紳士・淑女になった気分を味わえますよ。

クイズとしては、ちょっと難しかったかな。。。

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2009/08/17

クイズ 鎌倉 夏の風景

今年撮影した、鎌倉の夏の風景を集めてみました。
撮影場所を当ててみてください(笑) 全部、正解したら相当すごいですけど。。。答えは、後日掲載します。
ちなみに、一番上の段はすべて同じお寺での撮影です。

1 2 3
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7 8 9

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2009/08/09

夏果てて、秋の来るにはあらず

夏果てて、秋の来るにはあらず

兼好法師の『徒然草』の一節です。
夏が終って急に秋になるのではなく、夏のうちに既に秋の気配は作り出されているということです。
人気絶頂にあるアイドルの人気や、高収益を上げている会社も、絶頂期にはすでに衰退の兆しがどこかにある、ということにも繋がります。

今年は本当に夏らしい日は数えるほどしかなく、「一体、夏は何処へ。。。」という感じがします。一方で、「夏果てて、秋の来るにはあらず」のとおり、雲や時折吹く風の中にも、すでに秋を感じてはじめている人も多いことでしょう。本格的な夏を迎えないままで、実りの秋はやってくるのでしょうか。


ところで、話は変わりますが、草土出版という出版社から出ている『FIOWER SHOP』(2009.VOLUME 9)という雑誌に萩の写真を提供させていただきました。3ページ目の大きな写真です。
本屋さんで見かけたら、お手にとってぜひご覧ください。

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