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2009/07/20

たとえ地球が明日滅びるとも、君は今日リンゴの木を植える

たまたま読んでいた「文芸春秋」(八月号)の石原慎太郎氏の寄稿文中に、非常に心を打たれる言葉がありました。

「たとえ地球が明日滅びるとも、君は今日リンゴの木を植える」

ポーランドの詩人・ゲオルグの言葉だそうです。この言葉については、「ゲオルグなる詩人は、「ポーランド」の詩人ではない」、とのご指摘や、「この言葉のオリジナルは別の人物のもの」とのご指摘を、このブログの読者の方からいただきましたが、誰の発言であるにせよ、この言葉のもつ汎的な価値に変わりはないと思います。

さて、イギリスの物理学者・ホーキング博士によれば、我々の宇宙に地球と同程度の文明を持つ星が二百万ほどあるといいます。
しかし、我々は彼らと遭遇しません。それは何故か。
実は、地球ほどの文明を持つようになると、自然の循環が狂い、加速度的に不安定になる。そして滅亡してしまうから。だそうです。

なるほど。確かに全地球規模で見ると、我々の文明も、もはや衰退期に入っているように感じることが多いですね。文明の発展が、人類、ひいては地球上の動植物の最終的な幸福に相反する方向に向い始めている。これは、文明の衰退以外の何ものでもないと言えるでしょう。

核戦争は常に現実のものとなる可能性がある。
南太平洋の島国は海に水没しようとしている。

「エコ」がだいぶ生活に浸透しつつあるものの、ホーキング博士の言葉が正しければ、もはや何をやっても手遅れなのかもしれません。
しかし、だからと言ってニヒリズムに陥ることなく、「今日」できることを真剣に考え、取り組む。これが前述のゲオルグの言葉の趣旨ですね。

全地球レベルの話だと、なかなか現実味がわきませんが、身近な例で言えば、京都や鎌倉を歩いていると、「もはや日本の伝統美は失われた」と嘆かざるを得ないほど、景観破壊、環境破壊が進んでしまっています。
だからと言って諦めることなく、今、我々が取り組まなければならないことは何か、真剣に考えなければなりません。
世界遺産に登録することが、本当に人々の幸福に繋がるのか、なども含めて。

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コメント

みみ様

こんばんは。
ゴミ処理の問題で、夏の風物詩が消えてしまうとすれば、とても悲しいですね。。。

投稿: 森川 | 2009/07/23 00:53

今年の花火大会は開催が危ぶまれたそうですが、何とか開催することになったようです。不況でスポンサーが集まらないことや、宴の後のごみ問題、観光客は市にお金を落とさないし…
ゴミ処理に何百万もかかるそうです。
持ち帰りを呼びかけても、効果なし!日本人のマナーってどうなってしまったのでしょうか?

投稿: みみ | 2009/07/22 21:15

たろうさん

そのとおりですね。
鎌倉は、宿泊施設と公衆トイレの不足、ゴミ問題、狭い道路・・・と観光都市として課題がいろいろありますからね。
これらの問題をどう克服するか、更に、居住者の住環境をどう守るかと言うのも課題ですね。

投稿: 森川 | 2009/07/21 04:22

石原氏は誤解されることも多いですが、きちんと日本の将来を考えている数少ない政治家の一人だと思います。(鎌倉のブログだから、政治の話は出さないほうがイイか?)

鎌倉は観光シーズンは現状でも一杯一杯。世界遺産になって諸外国から人がたくさんやってきたら、とてもじゃないけどさばき切れないと思いますよ。
道路も貧弱。江ノ電は4両以上増やせないし。happy02

投稿: たろう | 2009/07/20 20:44

纏様

すてきなコメントありがとうございます。
たとえ明日、命が尽きるようなことがあったとしても悔いが残らないよう、毎日を精一杯生きることができたら、さぞかし実り大きな素敵な人生になるでしょうね。

投稿: 森川 | 2009/07/20 18:41

私は、「もし明日死ぬとしても、今日できることを精一杯やる」という気持ちで生きて生きたいと思いました。
祖父の病気のとき、もう助からないかもしれないのに、最後まで手を尽くして治療してくれたお医者様のことも頭によぎりました。

投稿: 纏 | 2009/07/20 15:21

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