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2009/03/09

春の陽気に誘われて

久しぶりに気持ちよく晴れた昨日(3/7)、NHK学園の次回講座の下見も兼ねて、瑞泉寺へ足を運んでみました。

門を入ってすぐの梅林では、紅白の梅が見頃を迎えていました(写真)。
この梅林の梅が、これだけきちんと咲いているのを見るのは、もしかしたら初めてかもしれません。というのも、鎌倉の梅は早いところだと(例えば荏柄天神)、1月の中旬頃には花を咲かせ始め、たいがい2月の下旬までには咲き終わってしまいます。ですから、3月に入ると、半ば「梅はもういいや」という気分になってしまい、瑞泉寺で梅が咲いているのを、ついうっかり忘れてしまうのですね。

それは秋の紅葉も同じで、鎌倉で最後に紅葉が訪れる瑞泉寺は紅葉が年を越す場合もあり、北鎌倉辺りで紅葉がピークを迎える時期(12月はじめ)に訪れても、瑞泉寺はサッパリなわけです。
そういう意味で、鎌倉有数の「花の寺」といわれる瑞泉寺ですが、境内が最も美しい時に訪れるのは、とても難しいように思えます。

瑞泉寺は花以外だと、寺の開山で作庭家としても有名な夢窓国師(むそうこくし)が造ったと伝わる本堂裏手の庭が有名ですが、本堂の横に建つ地蔵堂に安置されている「どこもく地蔵」と呼ばれるお地蔵さまに伝わるお話もとてもユニークです。

昔、寺の堂守が、苦しい生活から逃げ出そうと考えていると、ある晩地蔵が夢に現れ、「どこも苦、どこも苦」と言ったので、考え直して堂守を続けた。。。

昨日、この「どこもく地蔵」の前を通り過ぎたとき、二人連れの女性が、「どこも苦しい今の時代に、タイムリーなお地蔵さんだね」と話しているのが聞こえました。そうですね、未曾有の不況といわれるこの時代、
「苦しいのはあなただけじゃないんだよ。」
お参りする人たちにお地蔵さん、そのように語りかけているような気がしてきました。

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