早いもので、師走も半ばを迎えました。
私自身も、このところ、いろいろと用事が重なっていたもので、ブログの更新が滞っておりました。
師走というのは、師(お坊さん)も走り回ることから「師走」ですが、『美人の日本語』(山下景子著 幻冬舎)によれば、これは江戸時代以降にこじつけられたもので、万葉の時代から「し(仕事 または、四季)」が「果つる」この時期を「師走」と呼んでいたそうです。
さて、12月12日(金)は、この秋から担当させていただいているNHK学園講座の第3回で、受講者の皆様を北鎌倉へご案内してきました。今回のコースは、円覚寺、明月院、東慶寺など。
紅葉は盛りを過ぎていましたが、燦燦と煌く全山紅葉よりも、この位のほうが寂びの風情があってよいかなとも思いました(負け惜しみではありませんよ^^)。特に、明月院では、折からの風に黄色の葉が風に舞って、王朝時代に愛された嵐山の風情もこのようではなかったかとも思いました。
最後に訪れた、東慶寺では水月観音様をお参りしました。
仏像にも美男・美女がいらっしゃるというお話がありまして、鎌倉の美男の代表は「鎌倉大仏」。明治時代、歌人・与謝野晶子が、
鎌倉や 御仏なれど 釈迦牟尼は 美男におはす 夏木立かな
と詠んだのは、あまりにも有名ですね。一方の美女の代表が、この東慶寺の水月観音。かつて尼寺であったこの寺にふさわしい、たおやかな表情で水面に映る月を眺めるお姿は、参加者の皆様を魅了したようです(水月観音拝観は要予約)。
ちなみに、12月には「年満月(としみつづき)」の別称もあるとか。こちらのほうがなんだか美しくてよいような気がします。
下記は、今年撮影した秋の鎌倉の写真です。よろしければご覧ください。
http://kamakuraprivate.cocolog-nifty.com/photos/2008koyo_kamakura/index.html