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2008/11/23

円覚寺舎利殿のそっくりさん?

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上の写真の建物何だか分かりますか?と問われれば、「円覚寺の舎利殿でしょ。」とお答えになる方が多いのではないでしょうか。
しかし、正解は違います。反り上がった屋根の形も、波型の欄間も、花頭窓も、何から何まで円覚寺舎利殿にそっくりですが、実は、東京都東村山市にある正福寺の「千体地蔵堂」という、まったく別の建物なのです。

円覚寺の舎利殿は、永禄6(1563)年の円覚寺火災の後、ほぼ同じ時期に廃寺となった尼寺・太平寺の仏殿を移築したもので、神奈川県下で唯一の国宝建築。
一方、正福寺の千体地蔵堂は、寺の縁起によれば、執権・北条時宗が鷹狩りの際に病気になり、夢の中で地蔵菩薩からいただいた丸薬を飲むと病気が治ったことから地蔵堂を建立したと伝わり、やはり東京都下で唯一の国宝建築。
恐らく両建築は、ほぼ同時期に建立されたものとみていいのではないでしょうか。

円覚寺の舎利殿は、現在も禅僧たちの厳しい修行が行われている正続院という円覚寺の塔頭(たっちゅう)寺院の境内にあるため、正月三が日などの決まった期間しか拝観が許されていません。
他方、正福寺の地蔵堂は、いつでも拝観が可能です。住宅地の中のさほど広くない境内に、ひょっこりと建っており、むしろ無造作ともいえる感じすらします。訪れる人もまばらで、いつまでも眺めていても、邪魔されることがありません。

なお、東村山市内は、かつての鎌倉街道上の道(かみのみち)が通過していたこともあり、他にも、国の重要文化財「元弘の板碑」を展示する徳蔵寺や、新田義貞の鎌倉攻めの際の古戦場跡(久米川古戦場跡)など、鎌倉時代を偲ぶ遺跡が残っており、非常に興味深いですね。

下の写真は、円覚寺の舎利殿。見れば見るほどそっくりさんです。

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[参考]
◇正福寺
http://www.kokuhoworld.com/007.html

◇鎌倉街道上の道
http://www.asahi-net.or.jp/~ab9t-ymh/kamitumichi1/kamitumichi.html


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