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2008/10/20

鎌倉のおすすめハイキングコース その3 「朝比奈ハイキングコース」

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鎌倉市の中心部から、鎌倉最古の寺・杉本観音や竹の庭で有名な報国寺の前を通り、横浜・横須賀道路の朝比奈インター方面に伸びる道が、いわゆる金沢街道です。
「金沢」というと北陸の金沢を思い浮かべる方も多いと思いますが、この場合の「金沢」は、「金沢八景」や「金沢文庫」で知られる横浜市金沢区のこと。鎌倉と横浜の金沢を結ぶ道なので「金沢街道」というのですね。

鎌倉時代、この金沢には、鎌倉の都市生活を支える上で重要なものが2つありました。
ひとつは、「六浦港」という港で、日本国内はもちろん、中国(当時は南宋)からも船が着きました。六浦で陸揚げされた様々な物資が金沢街道を通って、鎌倉の街に運び込まれたのですね。

もう一つは、「塩田」です。海に近い金沢では塩が作られ、やはり金沢街道を通って鎌倉に運びいれられました。そのため、金沢街道には「塩の道」の別名があります。(ついでに言うと、この道は、いざというときに金沢流北条氏の軍勢を鎌倉に引き入れるための軍用道路の目的もあったと言われ、執権北条泰時は道路の拡張工事を行っています)

さて、現在、一般に「金沢街道」といえば、車がビュンビュン走る新道を指しますが、鎌倉時代の往還の面影を残す旧道も、ちゃんと残っていて、ハイキングコースとして親しまれています。

鎌倉側から出発するのであれば、鎌倉駅前のバスロータリーから「金沢八景」または「ハイランド」行きのバスに乗り、「泉水橋」バス停で降りましょう。
途中、茅葺屋根の美しいお寺「五大堂明王院」や、「頬焼阿弥陀」の伝説が残る光触寺に立ち寄りながらぶらぶら歩いていきましょう。光触寺境内には、朝、塩商人がお供えした塩を夕方に帰るときまでには全部嘗めてしまったという「塩嘗地蔵(しおなめじぞう)」も祀られています(写真 上左)。

ハイキングコース入口へは、光触寺からさらに金沢街道を東に進み、十二所神社のバス停付近から、道標に沿って右手の住宅地の中へ入っていきます。
沢沿いの道をしばらく行くと、小さな滝にたどり着きます。この滝は、これから行く朝比奈切通しを一夜で切り開いたという伝説の剛力武士、朝比奈三郎に因んで「三郎の滝」と名付けられています。最近まで、滝周辺の足場工事が行われていましたが、先日見に行ったら完了していました(写真 上中)。

滝のところで道は二手に分かれますが、左の道が朝比奈峠を越えて金沢へと続く道。晴れた日でも道の真ん中を水が流れるので、滑らないように注意が必要。昔の旅人はこのような道を歩いたのかと思うと、とても感慨深いですね(写真 上右)。

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この沢伝いの山道をしばらく登っていくと、明らかに人為的に削られた岩崖が左右に聳える場所にたどり着きます。ここが峠の大切通し。崖の表面には、旅人の安全を見守る「磨崖仏」が彫られています(写真 下左)。

峠を下って5分ほど行くと、右手への分かれ道があります。右への道は、頼朝が、鎌倉の鬼門(北東)の方位に当たるこの地に熊野三社明神を勧請したのが始まりとされる熊野神社(写真 下中)への道。
真直ぐ進むと、岩を掘り下げて通した、素晴らしい切通しの道が続き、やがて横浜・横須賀道路の高架の下を通過し、バス通りに出ます。

ここからバス通りを一停留所分歩いて、「大道中学校」バス停まで足を伸ばしてみましょう。道脇に「鼻欠地蔵(はなかけじぞう)」と呼ばれる、巨大な磨崖仏が彫られているのを見ることができます(写真 下右)。

◆朝比奈ハイキングコース
http://homepage3.nifty.com/kamakurakikou/masahina.html

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