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2007/08/13

【発見!鎌倉にある面白いもの】その⑤ 秘蹟「田谷の洞窟」と蓮のお話

洞窟というと、江の島の洞窟(岩屋)が有名ですが、大船にも素晴らしい洞窟があります。定泉寺というお寺の境内にある「田谷の洞窟」です。

洞窟のある定泉寺までは、大船駅西口(観音側)より戸塚バスセンター行きバスに乗り、「洞窟・ラドン温泉前」で下車します。

Taya

お寺の受付でロウソクを受取り、洞窟の入口(写真)へと向います。
古墳時代の横穴住居跡を鎌倉時代に修行僧たちが広げていったというこの洞窟は、江戸時代に至るまで適宜拡張され、上下三段、延長1キロという壮大な規模の地下伽藍となっています。

洞窟に一歩足を踏み入れると、まずひんやりとした冷気に触れます。洞窟内は所々に電球が吊るされており暗闇という訳ではなく、ロウソクにはむしろ仏様に捧げるお灯明の意味があるようです。ロウソクの火を消さないようにゆっくりと進みます。

天井は、場所によってはとても低く頭を下げながら歩かなくてはなりません。また岩肌にはところどころ水が染み出ています。

「行者道」と書かれた道標に従って進むと、ときどき広い部屋のような空間に出ます。本尊の一願弘法大師がひときわ大きな部屋に祀られている他、各部屋には多くの彫刻が岩盤に彫り込まれています。秩父三十四観音・西国三十三観音・坂東の各札所、四国八十八カ所霊場などの仏様のレリーフが彫られた部屋を次々に通過します。洞窟内を一周すれば総て巡ったのと同じ功徳が得られるということでしょうか。

洞窟の最後の方、金剛水がしたたり落ちる水辺に奥の院があり、さらにその奥には音無川が流れています。このあたりはあたかも映画「オペラ座の怪人」の怪人ファントムが潜む地下迷宮のような雰囲気がありました。

洞窟内のある部屋に次のような素敵な言葉が彫られていましたので紹介したいと思います。


蓮はきたない泥沼に咲く
だけど汚れに染まらないで
美しい花びらを咲かせている
そんな美しい仏性を
みんながもっている
それを信じあおう
それをたがいにみつけあおう


蓮の花は、8月の鎌倉で、あちこちのお寺や神社の境内で見ることができます。
下の写真は、左から覚園寺境内の蓮、鶴岡八幡宮平家池の蓮、材木座の光明寺の蓮です。

Kakuonji
Genji
Komyoji

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コメント

itumohappyさん

先週末、金・土とあちこち歩き回っていたら、すっかり日焼けしちゃいました^^
この暑さでは日中歩き回るのは、ちょっとつらいですね。

投稿: morikawa(管理人) | 2007/08/14 08:19

ひこうせんさん

昔は電球なかったのですか!
それは、さぞかし雰囲気があったでしょうね。
でも、あのロウソク、気をつけないとすぐ消えちゃいますよね^^

江ノ島の岩屋は遊園地のアトラクションのようになってしまい、ぜんぜん雰囲気がないですが、田谷は地底世界という感じがして、好きな場所です。

投稿: morikawa(管理人) | 2007/08/14 08:16

田谷は面白いですよね。涼しいし、雰囲気も
あやしくて、夏向きかも!よく掘ったと思います。
今年は蓮の池をまだ見ていません。というか
忘れていました。。うーんこんなに暑いと出歩く
元気もなくって・・

投稿: itsumohappy | 2007/08/13 23:35

自分が小さい頃には、照明もなく探検しているような
ドキドキ感を味わえたのですけど…ね。
灯明一つで洞窟内を巡る緊張感を思い出します。
たまにはフラリと行くのも良いですね♪

投稿: ひこうせん | 2007/08/13 22:52

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