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2007/01/28

2月の鎌倉 おすすめ散策コース

2月になると、鎌倉の古寺の境内には、ほのかに梅が薫りはじめます。

鎌倉の梅の名所としてご紹介したいのが、東慶寺瑞泉寺荏柄天神の3ヶ所です。

■東慶寺
梅の名所と言って、まず思いつくのが北鎌倉エリアの東慶寺。
茅葺の山門をくぐると、道の両脇に紅白の梅が咲き誇っています。梅の花に「咲き誇り」という表現は変かも知れませんが、まさにそのような感じなのです!
東慶寺に行かれたら、境内の松ヶ岡宝蔵もご覧になるとよいでしょう。東慶寺は江戸時代の「駆込み寺」として知られ、女性から離婚請求のできなかった封建時代、この寺に駆け込んだ多くの女性を救いました。宝蔵には、寺宝の仏像のほか、多くの離縁状など縁切関係の古文書が収蔵されており、「駆込み寺」の歴史を伝えています。

■瑞泉寺
鎌倉の「花の寺」として知られる瑞泉寺は、四季折々の花を楽しむことができますが、早春の梅の季節が一番よいかもしれません。特に山門付近に、大粒の雪を降らせているように花を咲かせる枝垂れ梅が見事です。

■荏柄天神
学問の神様、菅原道真公を祀る荏柄天神。1月25日の筆供養(古筆や鉛筆を燃やし、学力の向上と文字の上達を祈願する行事)の時期ともなれば、本殿両脇の紅白の梅が咲き始めます。

「東風吹かば にほひをこせよ 梅の花 主なしとて 春を忘るな」

旧暦の1月25日は、道真公が大宰府に左遷された日。その時、自邸の庭の梅の花を詠んだのが、この歌です。
ちなみに「東風(こち)」とは、東方から吹く風。本来、春の訪れを告げる風ですが、この和歌のせいか、どこか淋しさを感じる言葉です。

写真は左から、東慶寺、瑞泉寺、荏柄天神。

Toukeiji Zuisenji Tenjin


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2007/01/22

鎌倉で楽しむアート

外は寒いし、お寺に行っても花もそれほど咲いていない・・というこの時期こそ行ってみたいのが、鎌倉の美術館。
鎌倉には、神奈川県立近代美術館や鎌倉国宝館・文学館のような公共団体が運営する大きな美術館・博物館のほか、地元企業やアーティストが自前で経営する小規模の美術館がいくつかあります。

中でもおすすめなのは、北鎌倉にある画家、葉祥明氏の個人美術館「葉祥明美術館」や、鎌倉駅の近く小町通にある和菓子店が運営する「吉兆庵美術館」。 さらに、ホテルニューオータニ前会長故大谷米一氏の鎌倉の別邸を改装し、大谷氏のコレクションを公開している「鎌倉大谷記念美術館」など。

「葉祥明美術館」は、明月院への道の左手に建つ瀟洒な洋館が美術館となっていて(写真)、常設展示のほか、企画展も催されています。

You

葉氏は絵本作家ですが、美術館を訪れて氏の作品に実際に触れてみると、絵本という枠を遥かに超えていることに気づきます。
どこか懐かしく、ノスタルジーを感じさせる画風。ほぼすべての作品に描かれている地平線ないし水平線による構成美。そして、絵から伝わる物語の予感。
美術館から出てきたときにはすっかりファンになってしまっていました^^(特に『White Planet』という作品がよかった・・・)。

「吉兆庵美術館」は、和菓子店「鎌倉 源 吉兆庵」が運営する美術館で、北大路魯山人の陶芸・書画を中心に展示しています。
魯山人という人は非常に幅広い分野で活躍した人で、大変な美食家だったんですね。それで「食器は料理の着物」だと言って、自分が気に入るように皿や器を作りはじめて、その道でも一流になっちゃうんです。北鎌倉に陶芸用の窯を持っていたので鎌倉所縁の人でもあります。
漫画『美味しんぼ』に出てくる海原雄山は、魯山人がモデルになっているようです。

「鎌倉大谷記念美術館」は、鎌倉の美術館では一番見応えがあると思います。特に近代フランス絵画はデュフィ、ヴラマンクをはじめモジリアーニ、ユトリロなど多彩なコレクション。
でも、この美術館、冬の間はずっとお休みしてるんですよ。
年間スケジュールを見ると、今年は3/27から公開が始まり、「ローランサン展」をやるようですね。


[参考URL]
葉祥明美術館

吉兆庵美術館

鎌倉大谷記念美術館(休館中)

北大路魯山人

魯山人と鎌倉

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2007/01/20

国立新美術館

国立新美術館、いよいよ明日オープンですね。
国内最大級の展示スペース(14,000m2)を誇るこの美術館、コレクションの収集は一切行わず(すなわち常設展がない)、キュレーターの企画に応じて、内外から必要な美術品を借りてきての展示会のみ行うそうですね。
コレクションを持たない国立美術館というのは世界初の試みということで壮大な実験という感じもあり、今後どれだけ質の高い企画展を開催することができるかというところで、真価が問われますね。
身近にアートに触れる機会が増えるということで、喜ばしいです。

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2007/01/19

冬の鎌倉の楽しみ

早春の梅に始まり、春爛漫の桜、カイドウ。初夏の紫陽花、ハナショウブ。夏のノウゼンカズラ。初秋の萩。秋のヒガンバナ、コスモス。晩秋の紅葉・・・、と鎌倉は四季を通じて花に彩られていますが、さすがに12月下旬から1月にかけては花も少なくなります。
しかしながら一年の中で観光客も比較的少ないこの時期、古都の寺社の静かな境内を落ち着いた気持ちで逍遥するのも悪くはないと思います。

雪化粧した鎌倉の街はあたかも水墨画のようで殊のほか美しいですし、晴天の日に風花が舞うのなどはなんともロマンチックではありませんか。

しかも花も全くないかというと、そうでもありません。鶴岡八幡宮の牡丹苑では雪よけの「こも」に覆われて冬牡丹が大輪の花を咲かせます(写真左)。
また、浄智寺の境内などでは「蝋梅(ロウバイ)」が咲きます(写真右)。蝋梅の花は字のとおり、形は梅の花に似ていますが、まるで蝋細工のような花びら。これも寒さから身を守るための自然の進化の形なのでしょうか。

※風花
晴天の日に風と共にちらちら降る雪。まるで消えるために降っているような、はかない雪のこと。

Botan2 Robai

鎌倉冬物語

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2007/01/17

七里ヶ浜の夕日をイメージしたFLASHムービー

七里ヶ浜の夕日をイメージしたFLASHムービーです。

「sichiri.swf」をダウンロード

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2007/01/06

寒牡丹アルバム

昨日撮影した、鶴岡八幡宮「ぼたん庭園」の寒牡丹の写真をアルバムにしました。

アルバムを表示

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2007/01/05

初詣 鎌倉散策

冬晴れの暖かい日差しの中、久しぶりに一日かけて、鎌倉散策を楽しんできました。

本日のコースは、
朝、竜宝寺、久成寺など大船エリアのお寺を散策。

昼前から北鎌倉に移動。「葉祥明美術館」、「鎌倉古陶美術館」を見学。

鶴岡八幡宮を初詣し、八幡宮境内の「ぼたん庭園」で寒牡丹(冬牡丹)の様子をチェック。

小町通りを散歩し、「吉兆庵美術館」を見学。

というアートを堪能しつつ、冬の古都の風情を楽しんじゃおうという贅沢コースでした。
北鎌倉はそれほど混んでませんでしたが、鶴岡八幡宮は、平日といえども大変な人出でした(写真左)。警備のお兄さんたちの赤いコートが目立ってました・・・。

「ぼたん庭園」はというと、まだまだ蕾のものが多い中で、陽の当たる場所では、すでに大輪の花を咲かせているのもありました(写真中)。
今年は、雪除けようの「薦(こも)」の上から更に白い和傘が翳されていましたね(写真右)。
あと1~2週間程度で、見頃を迎えるのではないかと思います。

Hachimangu01_1 Hachimangu02_1 Hachimangu03_1

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2007/01/03

季節

JALカードの情報誌『Agora』に興味深い記事がありました。「言葉とこころー「季」」と題する文章で、ちょっと引用させて頂くと、

--日本に長く住む外国人が、困ったように私に尋ねた。「日本人は日本を説明するのに、『私たちの国には四季があります』という。なぜだろう」と。なるほど、どの国にも四季はある。We have four seasons! と言われると、彼らにとっては、「日本には空がある」と聞かされている気分に近いのかも知れない。--

確かに。日本の特色は?と聞かれると、「四季がある」「南北に長く、寒い地方から暖かい地方まで様々」などと答えることが多いように思います。
しかし、立ち止まって考えてみると、いわゆる温帯に属する地域には必ず「四季」がありますし、南北の緯度差となると中国などは日本の約2倍に達します。

恐らく、私たち日本人が自慢する「四季」というのは、自然の営みそのままの生の「季節」ではなくて、永い年月をかけて文化の次元に昇華した「四季」なのでしょうね。
俳句の「季語」しかり、春の桜や秋の紅葉を愛でることしかり、季節ごとにその地域で採れる特産物を食べること(最近では、わざわざ食べに行くグルメツアー)しかり・・・。

外国ではどうなんですかね。やはり「どこどこの地方で何々の花が咲き始めました」とかニュースでやるのですかね。以前は、全国版のニュースで「桜前線」や「初雪便り」、「流氷の到来」、更には「どこどこ神社の大祭」などを報道するのは電波のムダ使いと思ってましたが、これもこの国の文化や精神性を保持する上で不可欠のものかなあと思うようになってきました。

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2007/01/02

ローカル線の旅

「ローカル線の旅」と言っても本当に行ったわけではなく、またまたFLASHムービー作ってみました^^
年賀状の江ノ電のムービーとほとんど仕組みは同じなんですけど、江ノ電のが電車が画面上を動いているのに対して、今度のは背景を動かしてます。

FLASHムービーって簡単に作れて面白いですね。

「movie_local_journey_v3.swf」をダウンロード

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2007/01/01

明けましておめでとうございます!!

明けましておめでとうございます!!
本年も『鎌倉紀行』と『時雨日記』をよろしくお願いします。

年賀状を今年はFlashムービーで作ってみました。ダウンロードして見てくださいね。

「nengajyo_v2.swf」をダウンロード

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