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2006/11/30

鎌倉知られざる観光名所 その4勝上けん展望台

[この記事は昨年このブログに掲載した記事の再掲載です]

鎌倉・湘南近辺の展望台と聞いて、誰もが思い浮かべるのが江の島の展望灯台。高さ41メートルの展望フロアからは、西に富士山・丹沢連峰、南に大島・伊豆半島など360度の大パノラマを楽しむことができます。

この江の島の展望灯台が「海」の展望台だとすれば、今日ご紹介する勝上けん展望台は「山」の展望台。鎌倉北部の建長寺裏手の山中にあります。

建長寺境内の最奥に鎮座する寺の鎮守「半僧坊」。ここは鎌倉北部の峰峰に沿って走る「天園ハイキングコース」の入口。無数の天狗の像たちが迎えてくれます。

この半僧坊にたどり着くまでも随分石段を上らなければなりませんが、勝上けん展望台へは、ここから更に石段を上らなければなりません。途中石段から後を振り向くと、下に広がる建長寺の伽藍がどんどん小さくなっていくのが分かります。

半僧坊から10分ほどでしょうか、目の前に展望台が見えてきます。展望台といっても丸太を組んだ、ほんの簡素なものなんですけどね。

手すりにもたれて下を見ると、思わず声を上げたくなってしまいます。

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下にほんの小さく見える建長寺の大伽藍と鎌倉の街。そしてその向こうにキラキラ輝いて見える太平洋。
鎌倉は北・東・西の三方を山に囲まれ、南が海という「かまど」に似た地形であることが、「鎌倉」の地名の語源になったという説がありますが、ここに来るとそんなことを思い出してしまいます。

ここは夏は夏でよいが、冬もまた格別です。夕暮れ時、西の空にシルエットとなって浮かぶ富士山は、雄大であり、ノスタルジックでもあります。その下に宝石のように輝く街の灯を眺めながら展望台に集う人々が、日没の瞬間、「ワー」と声を上げるのも、鎌倉の冬の風物詩といえるかもしれません。

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2006/11/29

鎌倉知られざる観光名所 その3報国寺

[この記事は昨年このブログに掲載した記事の再掲載です]

鎌倉知られざる観光名所 その3は鎌倉の「竹の寺」報国寺です。

こちらのお寺は夏の暑い日に訪れるのがおすすめ。
何故なら、本堂裏の無数の孟宗竹が植えられた「竹の庭」に入ると、背の高い竹が直射日光を遮ってくれて夏でもひんやりと涼しく、風が吹くと笹が触れ合って「ザワザワザワ」っと乾いた音を立てるのですが、これが非常に心地よいのです。
特に木漏れ日が差して、美しい竹の姿がはっきりと浮かび上がる午前中がおすすめです。

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報国寺の思い出で印象深いのは、なにかの雑誌の撮影だと思いますが、竹の庭でモデルさんの撮影をやっていたんですね。しかも和服の女性ではなく、銀髪の宇宙人のようなお姉さんが、服をヒラヒラさせながらカメラに視線をおくっていました。
それを見て、「ああ、こういうのもありだな」と思いましたね。和の空間の中に、宇宙人みたいなモデルさん。一見ミスマッチとも思える組み合わせが、高次の美を生み出す瞬間を見たような気がしました。

竹の庭には、赤い毛氈(もうせん)を敷いた茶屋もあり、抹茶を頂くことが出来ます。
美しい竹の庭を眺めながら抹茶を頂く。なかなか出来ない贅沢だと思いますよ。

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鎌倉知られざる観光名所 その2本蓮寺

[この記事は昨年このブログに掲載した記事の再掲載です]

鎌倉知られざる観光名所 その2は、本蓮寺。
このお寺の住所は、鎌倉のお隣の藤沢市片瀬なので、正確に言うと鎌倉のお寺ではありません(笑)。
でも、とても綺麗に庭を手入れされていて、参拝すると心が落ち着く良いお寺なので、ご紹介したいと思います。

江ノ電の「江ノ島」駅改札を出たら、山側に向かってください。通りを渡って、湘南モノレールの「湘南江の島」駅の左の道を入り、石造りの郵便局と消防署の間を進みます。

しばらく行くと右手に常立寺というお寺があります。このお寺には「元使塚」という塚があります。元寇(蒙古来襲)の折、フビライ・ハーンが日本に遣した降伏を促す使者を時の執権北条時宗は斬首してしまいます。この時斬られた使者である杜世忠(とせいちゅう)らの供養塔といわれています。

さて、常立寺の前の道をさらに進み、5分ほど歩くと右手に本蓮寺があります。
本蓮寺の境内は、本当に良く手入れが行き届いていて気持ちが良いです。お寺の歴史は大変古く、推古天皇の3年(西暦595年)まで遡るそうです。
このお寺で特に見て頂きたいのは、本堂裏の多宝塔です。多宝塔とは仏塔の一形式で、簡単に言ってしまえば二重の塔です。本堂右手の墓地に入り、階段を登ると見えてくる木造の多宝塔は本当に美しい!

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ちなみに、今日ご紹介した常立寺と本蓮寺のほか、龍口寺(りゅうこうじ)のすぐ裏手にある法源寺、さらに腰越の本龍寺、東漸寺、妙典寺、勧行寺、本成寺の8つのお寺をあわせて、龍口寺の輪番八ヶ寺と言います。龍口寺は、日蓮宗の霊跡の地として有名ですが、昔は住持(住職)を置いていませんでした。そこで明治19年にこの制度が廃止されるまで寺務を輪番で担当したのが、この八つのお寺なのです。
「龍口寺の輪番八ヶ寺巡り」などやってみるのも面白いかもしれませんね。

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2006/11/28

鎌倉知られざる観光名所 その1覚園寺

[この記事は昨年このブログに掲載した記事の再掲載です]

覚園寺-鎌倉時代にタイムスリップできる寺-
鎌倉の観光名所と聞いて、真っ先に思い浮かぶのは、大仏、鶴岡八幡宮、建長寺といったところ・・・。
もちろん、大仏さまは大仏さまで素晴らしいとは思いますが、ガイドブックでも余り大きくは紹介されてないけれども、私が個人的に大好きなおすすめスポットを、何ヶ所かご紹介していきたいと思います。

今日、ご紹介するのは、覚園寺鎌倉宮の境内手前を左に入って行った、谷(やと)の奥にあるお寺です。

お寺の拝観は、入口で拝観料を払ったら、あとは自由に見て周るというのが普通ですが、こちらのお寺はちょっと変っています。毎日、10:00、11:00、12:00(休日のみ)、13:00、14:00、15:00の決められた時刻になると、お坊さんがガイドになって境内を案内してくれるのです。見物の人たちは、お坊さんのあとについて、ゾロゾロと境内の中を歩いて周ります。

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覚園寺の境内は広く、まるで、800年前の鎌倉時代の”時”がそのままストップしているかのようです。境内に入ってしばらくして見えてくる茅葺屋根の薬師堂には、日光、月光の両脇侍を従えた本尊の薬師如来や十二神将が安置されています。また、堂の柱の梁には、この堂を修理した際、足利尊氏が書いたと伝わる文字が残っているほか、建立にまつわる次のような話が伝わっています。

--将軍実朝が鶴岡八幡宮の大銀杏の下で、甥の公暁に暗殺される一年前の話・・・。時の執権北条義時(頼朝の妻北条政子の弟)は、実朝に付き従って鶴岡八幡宮を参拝した晩、薬師十二神将の戌神(犬神)が夢枕に現れ、「今年の参拝は無事だったが、来年の参拝に加わってはならぬ。」とのお告げを受けました。義時はこれを日頃信仰する薬師如来のお告げと受け止め、私財を投じて大倉に薬師堂を建てました。これが覚園寺の前身である大倉薬師堂です。

翌年の参拝時、お告げのことを思い、気の進まぬまま御剣の役として実朝の供についた義時は、門のところでお告げの夢に出てきたのと同じ白い犬(戌神の化身)を見て、にわかに気分が悪くなり、剣を人に譲って邸に帰りました。その後はご存知の通り、拝賀式の後、実朝は公暁に斬殺され、義時に代わって御剣の役を務めた者も斬られてしまいました。この時、覚園寺薬師堂の十二神将の戌神は居なくなっていたそうです。--

実朝の暗殺は、そもそも北条氏の企てによるものとも言われていますが、果たして真相はどうなのでしょうか。

そうそう、覚園寺で忘れてはならない仏様がいらっしゃいます。薬師堂のご本尊の右奥に祀られている「鞘(さや)阿弥陀」というとてもお顔の表情が美しい仏様で、私も大好きです。
ノーベル文学賞の故川端康成氏も、この仏様が大好きだったそうで、自殺する直前にもこの仏様を拝みに来られたのだそうです。そのとき、胸のうちで何を考えていらっしゃったのでしょうか。

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2006/11/26

そうだ、鎌倉へいこう

mixiに『そうだ、鎌倉へいこう』というコミュニティを開設しました。
鎌倉好きな人々とクチコミ情報が集まる『鎌倉』総合コミュニティを目指しています。・・・ということで、mixiやっている方、是非参加をお願いします。

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2006/11/19

京都 紅葉を訪ねて

一昨日、昨日と京都へ行ってきました。
やはり京都を訪れるなら紅葉の季節がいいですね。

大原三千院、東福寺、永観堂のライトアップ・・・。

写真をアルバムにしてみました。
アルバム「2006年 京都紅葉」

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2006/11/12

京都行ってきます

17日(金)から一泊で、京都に行ってきます。
今回の目的はズバリ紅葉!
京都はだいぶ色づいてきているようで、時期的にはバッチリかなと思ってます。

今回は、大原、高雄(神護寺など)、円通寺、永観堂、東福寺などをまわりたいと思っています。

がんばって写真撮るぞ!

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2006/11/07

ヨーヨー・マ

昨日の記事の補足です・・・。
昨日の記事ではデュ・プレとの比較対象としてしか書いてなかったんですが、ヨーヨー・マ(チェロ)とエマニュエル・アックス(ピアノ)のコンビとてもいいんです(コメントを書いてくれた方のおかげで、このことを書いていないことに気づきました)。

ブラームスに関していえば、本来のブラームスの音楽の魅力(メランコリックな感じ、滋味深い感じ)を十二分に引き出しているとともに、全般的に軽やかに演奏しているので聴いていて疲れることもなく、とても心地よい演奏ということができます。

ヨーヨーはあまりにも頭がよすぎるせいか難解な音楽性を志向しているように見受けられる面もありますが、バッハの無伴奏チェロなどは、あたかも草原を吹き抜ける風のような心地よい響きを聴かせてくれますし、やはり腕前は超一流だなと思います(古典を弾くと奏者の腕前がはっきり分かりますね)。

個人的にヨーヨーのCDでおすすめなのは「ヨーヨー・マ ベストコレクション」。

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2006/11/06

デュ・プレ ブラームスのチェロソナタ

ブラームス:チェロソナタ集
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クラシック音楽が好きな方なら、おそらくブラームスのチェロソナタ、ご存知だと思います。
ちょっとメランコリックな滋味深いいい曲ですよね。

私は長年この曲を、チェロ:ヨヨー・マ、ピアノ:エマニュエル・アックスのCDで愛聴していましたが、先日、チェロ:ジャクリーヌ・デュ・プレ、ピアノ:ダニエル・バレンボイム版のCDを購入しました。

デュ・プレは生前天才と言われ、1987年、多発性硬化症という原因不明の難病で、まだ42歳の若さで世を去った英国の女流チェロ奏者。このCDは夫バレンボイムと結婚して間もなく録音したもの。

長年愛聴してきたヨーヨー・マの演奏と比べると、ヨーヨーが軽やかに(特に低音部をぼやかすような感じで)演奏しているのに対し、デュ・プレは魂のあらん限りを注いで全身全霊でアタックしている、という感じです(特に1番の1楽章は両者の演奏の違いが鮮明に現れています)。
ところどころデュ・プレのはやる気持ちにバレンボイムのピアノが付いて行ってないという感もありますが、全体的には既存の「ブラームスはこう演奏する」という枠を超えているようで、新鮮に感じました。

1番ではあまり息があってない印象のデュ・プレ夫妻ですが、2番に入ると、今度は地上から巻き上がるチェロと天空から降り注ぐピアノの音が、融和して輝いているような美しい調和を聴くことができました(あたかも2人の愛の喜びを奏でているかのように)。

恐らくこの演奏については賛否両論があるところだと思いますが、一聴の価値ありです(一緒に入っているショパンのチェロソナタなどもGood)。


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2006/11/04

ちょっとした掘り出し物

今日は掘り出し物の話・・・。
といっても骨董品の話でもなければ、小判を掘り当てたわけでもありません(笑)。
古本の話です。

先日、近所のブックオフの店内を見て歩いてたら、『原色版 国宝』シリーズ全12巻(毎日新聞社刊)が一冊なんと500円!
速攻で飛びつきました。
第1巻「上古 飛鳥 奈良Ⅰ」~第12巻「桃山 江戸 明治」に至るまで日本の主だった国宝をカラー図版入りで詳細に解説しています。
出版された年代はやや古いものの、全部で6000円はやはり安い!

私の美術品に対する興味は、以前は西洋美術一辺倒で、ニューヨークのメトロポリタン美術館までわざわざ出掛けたりしたものですが、最近は日本の美術品、特に仏像に非常に惹かれています。
しかしながら、体系だった解説書を持っていなかったので、今回の買い物は本当にうれしいです。

ちなみに買い物して付いたポイントで、尊敬する写真家の故土門拳氏の写真集『土門拳のすべて』をゲットしました(これまたうれしい。最近ポイントでかなり得してる・・・)。
Kokuhou

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